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裏ドラ 第6話」(2007/07/20 (金) 10:52:50) の最新版変更点

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「………」 椅子に座り、ポケットから『スパイ衛星』を取り出し原先生を監視する。 「別に隠れてなくていいわよ。起きてるんでしょ?」 モニターを眺めながら、ベットの上で息を潜めている唯を呼ぶ。 「気付いていたんですか?」 不思議そうに唯が尋ねる。「ん?本当に起きてたんだ。冗談で言ったんだけどね。」 自分でもビックリね…。 「…え?…冗談?」 あ!唯がポカーンとしてる。 「そ。冗談。何となく起きてる気がしたからね。それより…聞いてたんでしょ?今の話。」 別にごまかそうなんて思ってもないし、ごまかせるとも思わない。 「一体どうするんですか?あの写真は?」 唯が心配そうに聞いてくる。 「別にどうもしないわよ?行く気無いし。あの写真はね、私がここに来た時、生徒に犯された時の物よ。 まさか、原先生が持ってるとは思わなかったけどね。」 私が余りにもあっけらかんとしていたため、唯はビックリしてる。 「じゃあ写真どうするんですか?原先生なら本当にばらまいちゃいますよ?」 うーん…唯ってば心配性なんだから。 「まっ見てなさい。…ってそういえば、唯、何でこんな道具とか見ても驚かないの?」 普通…驚くわよね?私だって驚いたんだから。 「そんなの気にしてたら女子高生なんてやってられません!」 …ゴメン。そんなに威張らないで。 「あっそ。じゃあ取り敢えず、裕美子の持ってる写真を返してもらおうかしら?裕美子は職員室にいるわね。」 唯とスパイ衛星を見ながら確認すると、職員室に内線をかける。 「…咲宮です。原先生に保健室に来るように伝えて下さい。」 ……… 「ふう。これでよし。」 取り敢えずコーヒーでも飲もう。 「唯?コーヒー飲む?」 「あ、飲む!」 …無邪気だなぁ。 裕美子が職員室を出たのを確認して『スパイ衛星』をしまう。 「先生!」 うわ!ビックリしたぁ! 「な、何よ!ビックリするじゃない!」 まったく、この子は…。 「このコーヒー…美味しいです!」 ………まったりしすぎ! 「唯。原先生が来たら遊んでもらいなさい。私は隠れてるから。」 コーヒーを飲みながら唯に言う。 「遊んでって…かくれんぼでもするんですか?」 こ、この子って…天然?それともキャラ作ってんの?取り敢えず…ツッコミいれとこ…。 「良い大人がそんな事するかぁ!」 スリッパが「スパコーン」と良い音を鳴らす。 「第一、相手は私を脅してるのよ?かくれんぼしましょ?そうしましょ!ってなるかぁ!」 あー…疲れる。 「先生…楽しそう。」 お前が言うな…。それに楽しくないぞ。 「取り敢えず、裕美子が来たら相手してて。」 肩を落としながら唯に言う。 「なんで?まあいいけど…。かくれんぼでも…」 「同じボケをするなぁ!」 再びスリッパが唸る。 「あんた…私で遊んでるでしょ!まったく!」 「あはは、バレました。」 …たく!若いっていいわね。 「とにかく!頼むわよ。」…なんか不安だわ。 「任せて下さい!私にかかれば原先生なんて…」 大丈夫かな… 「唯。本当に大丈夫?」 「心配しすぎですよ?先生。そんなだからお胸が…」「唯…その若さで死にたい?完全犯罪しちゃうわよ?」 私は唯の首を締めながら低い声でゆっくりと言う。 「せ、先生…首、締まって…苦し、ほ…うに…死ん…。」 手を放すと、唯がゼェゼェと息をしてる。 「ゴメンナサイ。モウシマセン。コロサナイデ」 本気で脅える唯。 「わかればよろしい。」 私は一抹の不安を抱きながら『隠れマント』を羽織って姿を消す。 と、同時に保健室のドアが開いた。 「咲宮先生!…あら?佐伯さん………」 裕美子が保健室にいる唯を見て、動きが止まる。 「あ、原先生…。」 「…佐伯さん。もう大丈夫なの?」 裕美子は微笑みながら唯の側に来る。 まさか、唯に使った道具がこんな役に立つとは…。 悪戯目的だったんだけどな…。 私が唯に『悪魔のイジワール』と一緒に使ったウイルス…。 このウイルスは、感染した者と同じ性別を引き寄せる…らしい。 さらに、引き寄せられた者は、淫らになる…らしい。 実際、使って見ないとわからない。だから…らしい。なのだ。 「原先生?な、なんか怖いよ?」 唯が本気で脅えてる。…もしこれが演技ならオスカー物だわ! 「佐伯さん…怖がらなくても良いじゃない。授業もサボっちゃうし…先生悲しいわ。」 裕美子の顔がほんのり色付く。でも、お酒を飲んでる訳じゃ無いわよ! 「サボって無いです!本当に体調が悪かったんです。」 そろそろね…。私はポケットからデシカメを取り出すと裕美子を録り始める。 別に後で『タイムテレビ』を使っても良いんだけど、今回は余りにも暇だもん。主人公よね…私。 「言い訳は聞きません。悪い子にはお仕置きをしないとね!」 裕美子は唯の背後にまわると、大きな胸を揉む。 「ちょ、ちょっと!先生!な、何を!」 唯が激しく動揺する。 「あら~!佐伯さんのって、大きい割に弾力があって気持ちいいわね~」 裕美子の指が唯の大きな胸に食い込む。 「私も胸には自信があるんだけど、佐伯さんには敵わないわね。」 「あ!あっ…あぁ!」 …いいなぁ。私は自分の胸を見ながら肩を落とす。 「はぁ!な、なんで…先生、ヤメテ!」 そう言いながら、唯が裕美子のポケットから写真を取り、自分のショーツに挟む。 裕美子は全く気付いていなかった。 唯って…なんであんな事出来るんだろう? 私も気をつけなきゃ。 私は唯に近づくと、ショーツに挟んだ写真を取ると撮影を続ける。 「フフフッ。可愛い女の子を虐めるのってたまんない!」 「虐めてって…あぁ!乳首ダメ!」 うーん…この位置だと凄い迫力。デジカメで唯の胸を下から写す。 …唯よりも裕美子を撮らなくちゃ………そうだ! その時、私の悪戯心に火が点いた。 私は裕美子の近くに行くとスカートの中に手を入れる。 「えっ!な、何!」 ショーツの上から割れ目をなぞると裕美子の身体がビクッと跳ねる。 をや?以外と感じやすいのね? 「な、なんで?はぅ!あ、アソコが…」 戸惑う裕美子を写しながら、激しく擦ってみる。 「ハアァァ!だ、ダメ!…さ、佐伯さん!何するの…うっ!」 気付けば、唯が裕美子の胸を開けて直接愛撫していた。 …おっ!偉いぞ!唯。しかも結構上手いじゃない。 唯には私の考えがわかったようだ。 私を脅した裕美子の凌辱シーンを撮影して、逆に裕美子を脅し…弄ぶ。 それが、私の書いたシナリオだった。 フッフッフッ!楽しくなってきたわ。 裕美子!私を脅したこと…後悔させてアゲル。 ---- [[次話に進む>裏ドラ 第7話]] [[戻る>裏ドラさん]] [[小説保管庫に戻る>小説保管庫]]

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