葉月 ◆je1Zg1RvhQさん

B,いや、あくまで受け身な姿勢で、向こうから切り出すのを待とう。


「いや、昨日夜遅くまで起きてただろ?目の下クマになってるぞw」
「えっ?ホント?可愛い顔が台無しねw」
「自分で言うなよ・・・」
「何か言った?」と、言いつつ拳を握りしめている。
「いや、別に・・・」
「ねぇ、航・・・」
「な、何?」遂に来たか?
「放課後ちょっと付き合ってくれる?」
チッ。ん?何が「チッ」なんだ?もしかして俺期待してるのか?
「あ、ああいいよ。」
そうこうしてる間に学校に着いた。
校門をくぐると、管理人室のおっさんが居た。
「あ、君!困るよ。管理人室の物勝手に持ってっちゃ!」
ヤバイ。そうだ、こんな時こそ。
カチッ



時間を止めて忘れろ草を出す。
そして、すぐに動かす。
カチッ
「ちょっと来て下さい。」
そう言って誰もいない教室に管理人を連れ込む。
「ほら早く返して。あれは生徒から没収た物で、まだ調べてないんだから」
そう言った瞬間、忘れろ草を出す。管理人の目が虚ろになった。
そして、教室をあとにする。
「任務完了」
これも言ってみたかった台詞なんだよなw
「どうしたの?」
真美が聞いてきた。
「ああ、昨日ゴミ捨てに行ったとき管理人室に鍵を戻し忘れてさ。今返してきた。」
「ふーん」
いぶかわしげな視線を投げかけてくる。ウッまずい。感づかれたか?
「よ、お二人さん。朝から熱いねぇw」
俊樹が声をかけてきた。ナイスタイミングだ俊樹。
「そんなんじゃないって」
苦笑しながら真美が言った


そして放課後・・・早ッ!!!

待ち合わせの時間は4:30の筈だ。でも、もう5:00・・・自分から誘っておいて遅れるとは・・・
その時、
「遅れてゴメーン。」
「遅すぎ。まあいいや。行こっか」
「うん」
二人で並んで歩く。横目で真美を見てみる。結構可愛い。
「あの、航・・・」
今度こそ来たか?
「何?」
「あのね、私・・・」
沈黙
カチッ
埒があかねぇや。ショウジキデンパを真美にあてる。
カチッ
「言って。」
「え?」
「ちゃんと聞いてるから」
「私前から航のことが好きだったの。航と、付き合いたい。」
「俺もだよ。付き合おう。」
そう言って真美を抱きしめた。
「嬉しい。ありがとう航」
そう言い終えるか言い終えないか分からないうちに真美に口付けた。
「「ん」」
真美は幸せだった。しかし、航の心中は穏やかではなかった
(く、気を抜くと下半身に血液が・・・冗談じゃない、そんな格好悪いこと・・・)
ある意味必至だった。
「じゃあまた明日。」
「おう」そう言って別れた。



家に帰るなりベッドに横になった。そういえば、俺は秘密道具について知らなさすぎるな。
そう思うなり、飛び起きてPCのスイッチを入れる。へぇ、いろんな道具が有るんだな。
ふと、ある道具が目に留まった。「天才ヘルメット」早速取り出して使ってみる。
でも、何を改造しよう・・・そうだ、スペアポケットでも作ってみよう。

2時間後

「ふぅ、やっと出来た。」
とりあえずこれは机の中にしまっておこう。眠いな。寝よう。
ベッドに横になるとすぐに寝てしまった。
「お兄ちゃん、宿題見て!あ、もう寝ちゃったんだ」
そう言うなり机の上にあったマジックを手に取り、航の顔に何か書き始めた。
「これでよし」
そう言って部屋を出ていった。



1時間後

ファーア今何時だろ。10時か・・・宿題やらなきゃ。
ふと、窓越しに真美の家を見る。彼女・・・か。
ん?よく目を凝らして窓をもう一度見る。そこに映っていたのは航の顔だった・・・落書きを施された・・・
額に「肉」の字、俺は筋肉マンじゃないぞ・・・左頬には十字傷る○剣かよ・・・
何なんだ?このアンバランスな落書きは・・・
すぐさまタイムテレビを取り出して見てみる。
真璃菜の仕業か・・・仕返ししなきゃな・・・
「ゼッテー地獄魅してやっかんな」
これも言ってみたかった奴。


そんで3時間後午前2時。作戦開始だ。
航はまず通り抜けフープを入った。
「よし仕返しだ」
そう言うなり航はおねしょ蛇口を取り出した。そして真璃菜に取り付け一気に蛇口を捻った。
シャーーーーーーーーーーーーーー
カチッ
時を止めて蛇口を回収し、自分の部屋に戻った。
フフフ、仕置き完了

次の日

「一体何歳なの?あんたは?」
母親が真璃菜をしかる声だ。イイ目覚ましだなと思った。
これからは部屋にゴマロックで鍵をかけることにしよう。航は心底思った。
家を出る。いつもと同じ時間だ。真美はまだ出てきていないようだ。
どうしたのかな?と思いながらも待つこと15分。遅刻だ。とりあえずインターホンを鳴らす。


「はぁい」
「隣の土田です。真美さんは?」
「真美ねぇ、風邪こじらせちゃって・・・」
ハァ?何ですかそれは・・・航は力の限り走った。
近道も通った犬が出てきたが今日はいつもとは違う。
すかさず相手ストッパーを出して犬を足止めする。
「間に合ったぁ」
「お、珍しいじゃん。航が間に合うなんて。もしかして俺の時計が1時間遅れてるのかな?」
「言ってろ。・・・クソが」
10秒後、担任が入ってきた。ん?あとについて入ってくる女の人は誰だ?
「えー、今日から1ヶ月の間教育実習生としてこのクラスに入る坂田 瞳(さかた ひとみ)さんだ。
教科は国語を担当してくれる。では、挨拶を。」
「初めまして。今日から教育実習生としてこのクラスに入ることになった坂田 瞳といいます。
皆さんに一日でも早く顔と名前を覚えてもらえるようがんばりたいです。」
「えー、では坂田先生に質問がある者は?」
「はい。」
「では、前田」
「瞳ちゃんって呼んでいいですか?あと、スリーサイズ教えて下さい!それから彼氏は居ますか?」
「えっと・・・それは・・・」
坂田先生は顔を赤くして俯いた。
「こら!前田、あとで職員室に来い!」
「またかよ・・・航ぅ俺なんか悪いことしたか?」
したよ。思いっきり。



「えっと、国語係は・・・土田か。土田、先生を国語か資料室まで案内して授業の準備を手伝え」
「えぇ、俺ッスか?わかりました。」
「よろしくね。土田君。国語は5限目ね。じゃ、昼休みに資料室に来てね。」
近くで見ると松たか子に似てるな。胸は・・・Dってとこか。けっこうでかいな。
「わかりましたぁ」

昼休み

「先生。来ましたぁ。俺は何をすればいいんですか?」
「じゃあ、そこの棚の中からこのリストに載ってる物を出して、そこの机に置いてちょうだい。」
近くで見るといっそうでかく見えるな。揉んでみてぇ。そうだ、
「先生」
「何?キャッ!!!」
俺は先生が着ているスーツをビリビリと破いた。ブラジャー越しにDカップの胸が露わになる。
「では、早速。」
そう言うと俺は先生の胸を揉みしだき始めた。
「ちょっ何するの!?人を呼ぶわよ!」
そう言うか言わないか分からないうちに、航はポケットの中から悪魔のパスポートを出し、先生に突きつけた。
「ゴメンね。先生」
「いいわよ。別に。」
「もっと揉んでイイ?」
「ええ、いいわよ」
やったと思った。そして、その後15分間にわたって揉んだり、吸い付いたりして先生の胸を堪能した。
最後に先生の前で忘れろ草をふり、記憶を消して教室をあとにした。
何故最後までしなかったか?最初の相手はもう決めてあるんだ。
童貞卒業したらもう一回あの先生と手合わせ願いたいねw