フラット・平面論
写真
映像
「パースペクティヴ=遠近法が、とりわけクールベ・マネによるずらしを経て、セザンヌらの印象派をもって、ほとんど解体され、それからブラック=ピカソのキュビズムによって、時間イメージが入り込むことで、ずたずたにされる…という通史。これらの絵画的知覚の革命は、同時代的=共時的には、写真の発展と映画の発明と、平行している。…そんななか、絵画の自律性を保証するカテゴリーとして「フラットネス=平面性」が、グリーンバーグとジャッドによって彫琢される。そして、ジャパンにおいて、スーパーフラット。」
グリーンバーグの平面性論
絵画の固有性・本質としてのキャンバスという平面性
「ただの平面」ではない「平面性」→?
モダニズム=自己批判・自己否定・否定性
→純粋絵画
→抽象絵画の自律
→ジャッド「specific objet(特殊な物体)」1965年
リテラル=文字通りの解釈
→ただし、「ただの平面」のもつ物体性が重要と考える。
→絵画の限界の認識
→三次元のオブジェ
→「イリュージョン」の徹底した排斥
最終更新:2006年11月20日 20:27