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ずいぶん前にかいた、「悪魔たち」のつづき。


「とにかくこの町には、いられないから」
フサが、部屋の隅の冷蔵庫を物色しながら言った。
「なんであいつらがここにいるんだ!?」
「頭悪いの?さっきこの町にいられないって言ったばかりだから」
「なぜ今頃?反乱からもう6年もたってるのに・・・」
「・・・はいはい、もう質問終わりね時間もないし。必要最低限のものだけこれに入れて!」
フサは、ギコにナップザックを1つ投げつけると冷蔵庫から水の入ったペットボトルを、自分のナップザック
に詰めた。ギコも頭が混乱しながらも、作業に取り掛かった。
「でも何でまた、いまさら俺をつかまえようとすんだ?」
「それは・・・質問は終わりといったから。じゅんびできたの?」
フサは、ギコの準備が終わったのを見計らって裏口のドアを開けた。

外は氷つくような寒さだった。霜で一面雪が降ったように
真っ白だ。兵士4人は、相変わらずギコの家の前をうろついていた。
「たーーすけてーーーーくれーーーーぃ!!!!」
突然フサが大声で叫んだ。
「馬鹿か!!みつかるだろ!!」
「ダイジョブ、ダイジョブまあ見てろって」
真剣な顔のギコに、フサは笑って答えた。
すると数十秒後、兵士のうちの2人が裏口のほうに回ってきた。
ギコとフサは、見つからないように玄関のほうに回った。
残り2人の兵士が銃を置いてたばこをふかしている。
「いまがチャンスせーので一気にとっこうするから。もちろんギコも」
「はぁ?正気かフサ?」
呆れているギコを無視して、フサはせーのと言いながら走っていった。
ギコも多少遅れながらも、とりあえずフサの言うとおりにした。
「うわあああぁぁぁ、殺されるーー」
フサが叫びながら走っていくと、兵士2人が心配そうに近づいてきた。
「どうした?もう大丈夫だから安心しろ。誰に殺されるんだ?」
心配そうに聞く兵士の言葉を聴くと、フサは突然にやりとほほえむと、兵士に襲い掛かった。
その様子を見たギコも、もう一人の兵士に殴りかかった。
「スマネー!!生きるためだゴルァ!!」
心配してくれた兵士たちに申し訳ないと思いながらギコは、兵士を気絶させた。
フサも同様に(申し訳ないとは思っていない。)兵士を気絶させて言った。
「ギコ、こいつらの服奪ってさっさとずらかるぞ!!」
「わかった。裏の2人が戻ってきてもまずいからな」
2人は兵士の服を奪い、フサはたばこも奪い、銃を奪うと町の出口へと急いだ。