ウェブサイトの目標設定

ウェブサイトの目的が明確になったからといって、すぐにコンテンツ制作に取りかかってよいというわけではありません。この時点では、ようやくステークホルダーが共通のスタート地点に立ったというだけで、まだゴールが見えて居ないからです。

例えば、ビールの新製品を発売する場合、「年間の販売目標を100万ケースとする」など、明確な目標の設定が必要となります。このように、ビジネス活動は基本的に目標を定め、実現可能な戦略を立案し、それにむかってステークホルダーが一丸となって進むことで、はじめて、プロジェクトが成功します。

このプロセスはウェブサイトの制作でも同じです。例えば、「インターネット上で中古のインテリア家具の物販サイトを立ち上げよう」という目的が定まったところで、「どのような層をターゲット」に、「月間どれだけの人を集め」、「どれだけの売り上げを達成することが目標なのか?」、それが明確でなければ、具体的なサイト戦略を立てることは不可能です。

明確な目標がない場合は、それぞれのステークホルダーが「何を考え」、「何を実行すればよいのか」が分からず、また、最終的にプロジェクトが成功したかどうかも判断できません。
最終更新:2007年06月06日 22:53