ハリウッド・ロックウォーク

ハリウッド・ロックウォーク(Hollywood Rockwalk)は、ハリウッドのギターセンター・ストアにある、殿堂入りミュージシャンのサイン入りプレートや手形、ギターなどの展示スペース。ロックの発展に大きな貢献をしたミュージシャンを讃えるために、1985年11月に設立。エルヴィス・プレスリーやジョン・レノンなど、多くの著名ミュージシャンが殿堂入りしている。

B'zは176組目の受賞者として、2007年11月19日(正午、現地時間)に行われた授賞式に出席。アジアのミュージシャンとして初の殿堂入りを果たした。受賞理由として、20年という長期の活動、日本でトップを誇るCDの総売上げ、2002年と2003年の米国でのライブツアーの成功、そして既に殿堂入りを果たしているスティーヴ・ヴァイによる推薦が挙げられる。

授賞式でのスピーチ和訳

松本孝弘

20年前にB'zを結成したときには考えられなかったことですが、今ここ(ハリウッド・ロックウォーク)に立っているんですね。今までの人生でいちばん最高の瞬間です。
B'zにとっても、そして、僕個人にとっても。このように音楽に集中出来たのも、一生懸命働いてくれたスタッフ、応援してくれたファンの皆さんのおかげだと思います。
また、こうしてここ(ハリウッド・ロックウォーク)にいられるのもギターセンター、スティーヴ・ヴァイのおかげです。心から感謝します。

稲葉浩志

今日は、来てくれてどうもありがとうございます。ハリウッド・ロックウォークにこうしていられるのは、大変光栄で、素晴らしい気分です。
20年前B'zを結成したときは想像も出来ませんでした。スティーヴ・ヴァイ、日本のファンのみんな、自分たちを応援してくれた全ての人たちに感謝します。

記者会見でのコメント

稲葉浩志

(15年前、ギターセンター・ストアでアコースティック・ギターを購入したことに触れ)あの時はすごく値引き交渉をして、最後はギターケースをつけてもらった。
10年以上前から、レコーディングで来るようになってから、こちらのアーティストと交流を深め、土台ができあがってきましたが、こういう形で招待されるとは夢にも思っていなかった。これが後々まで残っていくのかと思いました。
学生時代から欧米のロックをコピーしてきたので嬉しい。ただ、今は国籍なんか関係ない時代。英語や日本語で歌わなきゃいけないという壁はなくなっている。
ありきたりですけど、音楽でコミュニケーションを取れるのだとすごく実感しております。

松本孝弘

最初に殿堂入りの話を聞いたときは「ありえねえな」と。日にちが近づくにつれて実感しましたが、今朝まで半信半疑で「まさか自分が」という気持ちのまま当日を迎えました。
(手形に)力をグッと入れたときに感慨深いものを感じた。以前ここに訪れて、どんな人の手形があるのか興味深く見ていたから。
とにかく名誉なこと。(ロックは)欧米からできてきた音楽だけど、僕らも長く続けていくうちに、味みたいのも出てきて、こちらとは違うものができてきたとは思う。これからも変わることなく音楽作りに精進していきたい。

スティーヴ・ヴァイによるコメント

レコード会社から、B'zとコラボレーションしないかと持ちかけられたとき、いつもコラボレーションはしないので実は最初は乗り気ではなかった。ただ、日本で7,000万枚以上もレコードを売っているミュージシャンというのはどんなものなのかと思い、これも普段はあまり他のミュージシャンの音楽は聴かないけど、まずは彼らの音楽を聴いてみようと思った。
聴いても普通なら少しずつしか聴かないのに、B'zの場合は少しでは終わらず、結局は全ての曲を何度も繰り返し聴くようになってしまった。それくらいTAKのギターは刺激的だし、稲葉の声もすばらしい。
B'zの音楽は今まで聴いた事が無いようなものでとてもインスパイアされた。奥が深く、アーティステックでとにかく気に入った。
これがきっかけで彼らとコラボレーションすることを決めロサンゼルスで一緒にセッションしたら、どうして彼らがそんなに人気があるのかがよくわかった。というのは、ケミストリーのような物をお互いに感じ、言葉で説明しなくてもプレイできるそんなインスピレーションを感じながらセッションが出来たから。
そんなB'zを見いだし、ロック・ウォークに残す、という事を決めたギターセンターは素晴らしい。B'zがどんなミュージシャンかという事は、音楽を聴けば一発でわかるよ。

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最終更新:2018年10月08日 16:08