城：いつも、試合…の時には必ず僕は、まぁ音楽を、
松：うん。
城：必ず聴いて…、まぁバスに乗って、競技場に着くまで。
松：うん。
城：それでロッカールームで…って、いう時に僕は…すごく…B'zさんがすごく好きで、
松：うん。
城：昔から聴いているんですけど。だから、個人個人色んな、何て言うんですかね。うーん…、モチベーションの、
松：うん。
城：うん。レベルアップっていうか。まぁ、集中しようと、するのに色んな…ものがあるんですけど。まぁ、なかにはこう…目をつぶって、
松：うーん。
城：精神統一みたいなものをする人もいれば、
松：うん。
城：僕みたいにこう、ヘッドホンを着けて、
松：うん。
城：それで、やっぱ盛り上がる曲で…
松：うんうん。
城：自分の気持ちも高めていく、というような…
松：例えばどんな曲を聴くんですか。
城：僕はですねぇ～、まぁ何でも…いけますね。意外に僕はね、昔から「MOTEL」…が好きだったんですよ。
松：おぉ～。試合前に？
城：試合前に(笑)
松：へぇ～。
城：すごく…感じやっぱ違うじゃないですか、ちょっと。
松：うんうん。
城：だから、あぁいう曲とか僕は好きですね。
松：結構その言葉からくるところでこう、
城：そうですね。
松：気持ちが上がってったりするのかな？
城：うん、そうですね。
松：あぁ～。
城：もちろんやっぱり、音楽とかもこう…
松：うん。
城：ドンドン！っていうのが…あるのも良いんですけど、
松：うん。
城：僕はどっちかと言うと、詞を…聴いたりして
松：なるほどねぇ。
城：それでグッと、高まるっていうか。
松：うん。まぁ、まぁ「MOTEL」っていうのもわかりますよね。
城：はい。
松：うーん。
城：そうなんですよね。だからそういう人もすごく…多くて、
松：うん。
城：うちのチームでも何人もいますからね、やっぱりね。
松：うん。
城：そう高めていつも行ってるんですけど。
松：でも元々は、えーっと…、高校生ぐらいの時ですか？
城：はい。
松：僕らを聴いたのは。
城：そうですね。
松：うん。
城：高校生…そうですね、はい。
松：うん。なるほどね。…でも嬉しいですね。そういうので、
城：いやいやいやいや。
松：何か…僕らはほら、やっぱりそのー…、あぁいう画面で見ててね、
城：はい。
松：スポーツ選手のそのー…、なんちゅーのかなぁ。精神状態？
城：うん。
松：みたいなのにすごい興味あるんで、そういう事にこう、一役かえているのであれば、
城：はい。
松：僕らももうホント…こう音楽作るものとしては本望ですよね。
城：いやぁ。
松：ホントに。
城：でもホントに、何ていうんですかね。…やっぱりそういう力を借りなければ僕たちは上がらないというか。
松：うんうん。
城：逆に、うん…。グッと来るものがなければ、
松：うん。
城：試合もやっぱり、その…ある程度で終わってしまうというか。
松：うんうん。
城：だから、大きな大会になるごとにやっぱ、激しい音楽というものを多分僕たちは、求めると思うんですよ。
松：うーん。
城：だから色んな所でも多分そうだと思うんですけど。
松：なるほどねぇ。
城：はい。
松：うん。サポーターっていうのもさぁ、
城：はい。
松：やっぱりそのー…、色んな人いるじゃないですか。
城：うーん。
松：今まで例えばほら、野球がさぁ、プロ野球がまぁ
城：はい。
松：日本では一番メジャーなさぁ、
城：うん。
松：スポーツだった時はさぁ、野球のファンとはちょっと違いますよね。
城：そうですねぇ。
松：うん。
城：だから、野球のファンは、もう野球は…ある程度こう…お酒を飲みながらとか、
松：うん。
城：みんなゆっくりした雰囲気で見て、
松：うん。
城：でもサッカーっていうのはやっぱ一瞬を逃せないスポーツなんで、
松：そうですよね、うん。
城：だからサポーターもすごく熱くなって、
松：うん。
城：しかも一体感というか、
松：うんうん。
城：僕もやっぱり、コンサートとか見…見させていただいて、
松：うんうん。
城：すごいな、とやっぱり思ったのは、
松：うん。
城：すごくお客さんとやっぱり一体できるっていう…
松：うん。
城：僕はあの辺はすごい…
松：うん。
城：何ていうんですかね、共通点というか。
松：うん、うん。
城：僕たちもグラウンドの中で、一体感を持ってやってるんで。
松：なるほどね。
城：はい。
松：うーん。それでその実際に、ワールドカップに…行って、え…っと一番最初の試合がアルゼンチンでしたよね。
城：アルゼンチンですね、はい。
松：あれちょうど僕たちあの…「HOME」っていう曲の、
城：はい。
松：ロケで、
城：はい。
松：香港に行ってたんですよ。
城：あぁ、そうなんですか。
松：でもその日も打ち合わせは早々に止めて、
城：アハッハッ(笑)
松：その…スナッ…あの何ていうの、スポーツバーみたいな所あるんですよ。
城：はいはいはいはい。
松：あぁいう所でね、ずーっとねぇ、あの稲葉なんかも一緒に
城：はい。
松：あの…見てたんですけどね。…どうでした？実際に。まず…
城：うーん…。
松：アルゼンチンと当たってみて。
城：…まずやっぱグラウンド…とか
松：うん。
城：もう周りの環境っていうんですか、
松：うん。
城：その街全体が、
松：うん。
城：全く違うなっていうか。
松：うん。
城：もう未知の世界で、初めて飛び込んだところで、
松：うん。
城：まぁ…、色んな警備が…すごかったり
松：うん。
城：だから僕たちは向こう行って、ホテルから一歩も出れない状況で、
松：だろうね。
城：色んな…まぁ向こうで過激なやっぱり、
松：うん。
城：テ…テロとかそういう問題とか、
松：うんうん。
城：色んな問題があるって言う事で。
松：うん。
城：まぁそっからまず違って…各部屋の…前ぐらいに、こう必ず警官が立ってるんですよ。
松：あ、じゃあ城君の部屋にも、もう立ってたんだ。
城：そうなんですよ。もう立ってて誰も入れないようになってて。
松：うん。
城：そんな厳重…にされて、それでこう…練習に行くんでもグランドに行くんでも、必ずパトカーがついて、
松：うん。
城：先導して、後ろもパトカーに挟まれてって。
松：うんうんうん。
城：だから僕たち何か逆に悪い事しちゃったんじゃないかなっていうぐらいに(笑)
松：ハッハッハッ(笑)日本じゃ考えられないもんね(笑)
城：考えられないですよね。
松：うーん。
城：だからそういうのももう…すごいな、って思いましたしね。
松：うん。
城：また、あのピッチに立って、こう…出て行く瞬間っていうんすかね、
松：うん、うんうん。
城：あの観客。
松：うん。
城：あれはもうホントに今までやった事ないですからねぇ。
松：なるほどねぇ。
城：だから…5万…6万とかやっぱり…
松：うん。
城：それ以上の人はいましたから。
松：うーん。
城：で、チケットの問題とか色んな問題があったんですよ。
松：ありましたねぇ。あぁ～。
城：そういう意味でも、競技場に入れない人もいっぱいいましたからね。
松：うーん。
城：そういう中で…、「あっ、これからやるんだ」っていう感じで。
松：うん。
城：もうホントに…何ていうんですかね。
松：うーん。
城：足がすくむというか。
松：なるほどねぇ。
城：うん。
松：色んな経験してこう…ねぇ。
城：そうですね。
松：うーん。
城：でワールドカップ帰ってきて水かけられたりとか、
松：あぁあぁ。あぁいうのは本当許せないよねぇ、うーん。
城：あぁ、でもあれはでも僕、…がやっぱり…あん時はホントに何も怒りも何も無かったんですよ。
松：あぁホントに。
城：普通だったら多分僕は…殴りかかったと思いますよ。
松：うん。
城：だけど…あれはホントになんて言うんすかね、僕を気付かせてくれたっていうか。
松：うん。
城：逆にそれはすごく、感謝してるんですよ。
松：うん。
城：だから…、まぁ三浦和良選手って、
松：うん。
城：カズ選手が…いて、
松：うん。
城：…まぁ帰って来て、色んな話をしたんですけど。
松：うーん。
城：あの人はやっぱり、8年間ぐらいこうずーっと、エースとして、
松：うん。
城：ずっとやってきて。
松：うん。
城：あの人の話を聴くと、生卵をぶつけられる。車に…パイプ椅子は飛んでくる。
松：うん。
城：で、ドラム缶は投げられる、とか。
松：うん。
城：そういう事をやっぱり踏んで…きた人で。
松：うん。
城：エースとして戦わなければ、
松：うん。
城：そういう経験はできないぞっていう話を
松：うん、なるほどねぇ。
城：聞いて。
松：うん。
城：で僕も、あぁ、じゃあエースとしてみんな認めてくれたんだと。
松：うん、うんうん。
城：だけどそれに結果が沿わなかったんだって。
松：うん。
城：それで、みんながそういう風にしたんだと。
松：うん。
城：だから僕はホントに、何ていう…えー、初心に戻れたというか。
松：うーん。
城：あの事件で、うん。
{松：うん。でもすごい、ポジティブな人ですね。
城：そうですかねぇ。
松：うん。だからこう…、僕もねぇ、ホントあのー…、僕はでも城君の歳にはそう思えなかっただろうなぁ、きっと。…だから、やっぱり嫌な事…あるじゃないですか、
城：はい。
松：仕事していく上で。そうすると、それが…その今ホントにまさに言ったようにさぁ、何かこう気付かしてくれたんだなぁとかねぇ、
城：うん。
松：そういう風に僕もねぇ、前向きに前向きに考えるようにしてるんですよね。うーん…もう起こってしまった事はしょうがないしぃ、
城：うーん。
松：きっとその自分のそのー…、まぁ、人生というかさぁ、
城：うん。
松：生きていく上で、経験…しなきゃいけない、避けては通れない事なんだよね、きっとね。
城：そうですね。
松：そう言うこともね。でも俺はやっぱり、そのー…、ニュースを聞いた時は、もうそのー…、とっても残念だったね。
城：うーん。
松：あれだけさぁ、もちろんそのー…、勝った負けたは大事だけどもさぁ、あれだけさぁ、一瞬でもさぁ、日本を何度も言うけどさ、一つにまとめてくれた、英雄じゃないですか。
城：うん(笑)
松：その人たちに対してやっぱ、それはないんじゃないかな、っていうのは、まぁ僕の正直なところだったけど…。
城：うん。
松：うーん。あれですよね、あと3年後か？4年後？えー…、もう…やっぱり…行きたいですよね？
城：行きたいですねぇ。
松：うん。
城：そのー、やっぱり…一番でも自分が一番悔しかったですからね、やっぱり。
松：うーん。
城：あそこでやっぱゴールを上げられなかったっていうのは。
松：うーん。
城：みんながやっぱりエースとして認めてもらって、
松：うんうん。
城：で、結果が出せなかったんで。
松：うん。
城：自分自身が誰に…誰が残念だったね、何…何を言おうと僕が一番悔しかったんで。
松：うーん。
城：だからそこで、うーん。あと4年ですかね。
松：うん。
城：2002年には、必ず借りを返したいなっていうか。
松：うん。
城：まぁ自分自身の中で。
松：うん。
城：うーん。
松：やっぱりやるからには、世界…を…ねぇ。
城：そうですね。
松：目指したいですもんねぇ。
城：うーん。
松：うーん。…だから、スポーツって…基本的に言葉の壁ないよね、うーん。
城：うーん。
松：まぁもちろんその、もちろん人間同士の事だからさぁ、
城：うん。
松：そのー…、うーん…まぁそういう問題もとし…あるんだろうけど、サッカーしている時はその、サッカーで通じあってれば、
城：うーん。
松：いいんだもんねぇ。
城：そうですね。
松：うん。
城：うん。
松：すごい素晴らしいですねぇ。
城：他には何もいらないですからね。
松：僕たちの場合だとやっぱりその、言葉っていうのありますよね。
城：あぁ。
松：うん。僕らの中では、そのー…、やっぱりそのー、アメリカ＝ワールド・ワイドっていう所があるから、
城：あぁ～。うん。
松：うん。…まずはやっぱり…、英語でやらなくてはならないよね。
城：うん。…そうですよねぇ。
松：うん。まぁでも、先々ね、あのー…、こんな言い方するとなんだけど日の丸背負ってやりたいですよねぇ。
城：ヘヘ(笑)
松：うん。あのー…、オフはほら、1週間に日曜日しかないって言ってたけども、
城：はい。
松：そういう時は…結構じっとしてるんですか？
城：…いやっ、…そうですね…1年ぐらい前まではもう、カラオケ三昧でしたね。
松：へぇ～。
城：はい。もうカラオケが大好きで。
松：うん。
城：それでもう…週に…2、3回は行ったんですけどね、
松：あぁ。
城：だけどもう最近は行ってないですけど。
松：うん。うちの曲とか歌ってたんですか？
城：いやっ、歌いたいんですけど、
松：うん。
城：歌えないです。キーが高く…すぎて。
松：あぁ、でも今は下げられるじゃない。
城：下げられるんですけど、何かこう…下げると何かちょっと違うかな？とか思いながら
松：あぁ、なるほどねぇ。あぁ。
城：そうなんです。
松：難しいです？うちの曲は。
城：いや、やっぱ歌う…にしては難しいんじゃないですかね。
松：うん。
城：僕たちは全然…プロの事とかまぁ分からないですけど。
松：うん。
城：…まぁでもみんな憧れるじゃないですか、
松：うんうん。
城：歌いたい！取り合いになるんですよ。
松：うん。
城：誰一人やっぱり上手く歌える人はいなくて。
松：うーん。
城：だから、B'zっていうとすごく難しいなっていうか。
松：うん。
城：聴く分にはすごい最高なんですけど。
松：うん。もっと歌える…歌を作らないといけないかも(笑)
城：エッヘッヘッヘッ(笑)
最終更新：2011年09月11日 14:29
