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男「なあ…週末一緒に映画見に行かないか?」
女「何であんたなんかとデートに行かないといけないのよ!」
男「俺と一緒は嫌か…?」
女「べ、別に…そういうわけじゃないけど…」
男「じゃぁ駅前に8時に待ち合わせな!絶対だぞ~!」
女「あ…」
男「じゃぁな~」


その後

彼女が駅に来る事は無く

俺は駅前を通るたび

あのそっぽを向いた横顔を思い出す──


               BAD END


女「(そろそろ桜の時期か・・・来年は見れない・・・だろうな・・・)」
男「おーい、ジュースかってきたぞー」
女「あ、ありがとう。わざわざごめんね」
男「ん。気にすんな。俺も飲みたかったし。」

男「桜綺麗だな。病院の窓からってが味気ないけどw」
女「・・・綺麗だネェ・・・ケホッケホッ」
男「今年は無理かもしれないけど、来年退院したら二人でお花見でもしないか?」
女「・・・。」
男「あの・・・俺とじゃダメかな・・・」
女「む、なんで男君とみなきゃだめなのっ 他の人と行けばいいじゃない」
男「やっぱダメかぁ・・・。 俺、入退院繰り返して留年してるから友達あんまいないんだよ。」
女「あっ・・・ごめんなさい・・・」
男「いいって。 だから、だめかな・・・?」
女「・・・うん そんなに言うなら・・・いいよ。」
男「本当!?よかったーいっつも怒ってるから 嫌われてるのかなーと」
女「嫌ってなんかない!・・・でも、あんまり期待しないで。」
男「あはは 笑ってる顔もかわいいけど照れてるかもかわいいねw」
女「やっぱさっきの取り消し!お花見なんかいかない!///」
男「うわっ ごめんいまのなし!」
女「ばかっ しらない!(///)」


女「(生きることなんてどうでもいいと思ってた。でも、今はまだ生きたいと思ってる・・・。
   神様、一緒に満開の桜をみたいです・・・。もう少し、もう少しだけ生きる力をください・・・。)」


男「お前…後一月しか生きられないってホントなのか…?」
ツン「アンタには関係ないでしょ!」
男「関係なくねぇだろ…なぁ、俺にできることがあったら何でも言ってくれよ」
ツン「アンタさえよければ死ぬ前にHしたい…じゃなくて!させてあげてもいいけど!!」
男「ツン…」


  し ば ら く お ま ち く だ さ い


男「なぁ、ホントにもう助からないのか?ってか、結局何の病気なんだよ」
ツン「HIV」
男「ちょwwwおまwwwwwww」


男「よう」
ツン「また来たの?粘着ってキモイわよ」
男「いいじゃないか。じゃじゃーん!今日はお前の好きなマロングラッセだ!」
ツン「えい」
男「これは見事!マロングラッセをごみ箱へしゅーーと!ってコラ!」
ツン「あんたが買ってきたのなんて一生食べないわよーだ!」
男「ひでぇなおい。まぁいいさ、ちょっと下の売店でコーヒー買ってくるから待ってろ」

ツン「……栄養管理で療養食しか食べれないに決まってんでしょ……」

男「よう!今日もきたぞ!って、それ何」
ツン「マロングラッセ」
男「食べないのか?というかなんかくずれてないか?」
ツン「……ふん、観賞用よ観賞用」

ごみ箱には、マロングラッセはありませんでした。


男「なぁ」
ツン「何」
男「明日何の日か知ってる?」
ツン「知らないわよ」
男「そうか…」

ツン「遅かったわね」
男「いろいろあってな」
ツン「へぇ」
男「ん、まぁ、今日もこの綺麗な布団で昼寝をしようと思ってだな」
ツン「はい、マフラー」
男「え?……」
ツン「誕生日でしょ、あんたの」
男「あっ、あぁ、うん」
ツン「失礼ね、狐につままれたような顔して」
男「い、いや…編んでくれたの?」
ツン「……下で売ってたセールの安い品よ。悪かったわね」

その網目の不ぞろいなタグもついてない安い品は、どんなマフラーよりも暖かかったそうな。


男「SSネタ尽きてきた…」
ツン「何言ってんの」
男「んーそうだなぁ、ツンよ、SSのために素直になるんだ」
ツン「それで?」
男「すると病弱でこの上なくかわいい美」
ツン「却下」
男「なんでー」
ツン「面白くないもん」

男「はい、あーん」
ツン「自分でたべら!れふっふぇふぁ…んぐ。看護婦さん見てるってば!」
男「病人は寝てろ。あーん」
ツン「あぅんぐ。もぐ」
男「ちょ、なんか顔赤いぞ!?看護婦さーん!」

看護婦「心配ないわね。ただの病気よ」
男「おおおおおおれ、なんか変なことしましたか!?」
看護婦「大丈夫よ。病原菌は君だから」
男「へ?」

ツン「…恥ずかしかった…」


男「おい」
ツン「」
男「おいってば」
ツン「」
男「まさか…」
ツン「」
男「」
ツン「ごめん、死んだふり」
男「え…あ…」
ツン「ごめん」
男「…そういうの、やめろよ」
ツン「現実味が、ある?」
男「…」
ツン「ごめん」


『ねーねー一緒に遊んでー』
「今からなんかするみたいだからだめ」
『えーっ』
「ごめんね。後で遊ぼ」
『…いい。もう遊んであげない!』
「……」

「(痛い~あんなに血採るなんて…)」
『…終わった?』
「うん、終わったけど…」
『じゃあ遊ぼ』
「いいの?」
『…だって一人だとつまんないんだもん』
「じゃあ一緒にジュース買いに行こうか?」
『…うん、行こっ!』


男「俺、 君のことが好きなんだ」
女「!!」
男「どうした!? 大丈夫かよっ!」
女「びっくりさせるから! 心臓に負担がかかるでしょう!?」
男「…ごめん。」
女「そう思うなら落ち着くまで背中さすってなさい! はぁ、はぁ…」


男「なあ、お前の病気って…」
女「何よ?只の肺炎だしあんたに関係ないでしょ!」
男「あ…ああ変な事言って悪かったな」
女「本当よ!謝ってもらっても足りないわ!」
男「え?」
男にもたれ掛かる女
男「うわ!何をかんがえ──」
女「煩いわね!男なんだから少しくらいじっとしてなさいよ!」
二人で肩を寄せ合う二人
女(肺炎なんて嘘……でも私は最後まで負けない…病気治してあなたと…)


女「私がここに居たという事を残しておきたいの、だから・・・」
男「わかったよ」
女「か、勘違いしないでよ・・・あんたしか居なかったから
  あんたに頼んだだけでべ、別に好きとかじゃ・・・」
男「・・・わかってるよ」
そして抱き合う二人

~~~~~~~~~~~~

数ヶ月後
医者「HIVが検出されました」
男「あいつ・・・HIV残していきやがった・・・」


医「ふぅ…」
看「お疲れ様です。はい、コーヒー」
医「ああ…ありがとう」
看「いい加減休んだらどうですか?もう3日は寝てないですよね…医者が身体を壊したら本も子もありませんよ?」
医「患者が頑張ってるんだ。医者が何もしなかったら、それこそ本も子もないじゃないか。」
看「…男君とツンちゃんのことですか?」
医「…」
看「強いですよね」
医「…ああ」
看「…」
医「…」
看「えいっ(ガバッ)」
医「な、何を///」
看「5分くらい目を閉じて…休んでください。強い人っていうのは、ちゃんと休める人なんですよ?だから…」
医「…」
看「頑張ってくださいね?私も…その…応援してますから。」
医「…zzz」
看「あらら…」
医「zzz」
看「…///」
ツン(自販機帰り)「///」
翌日、病院のあらゆるところで医と看がちゃかされたのは、また別の話…


ツン「はあ…ドラえもんが本当にいたら、あたしの病気治してくれるんだろうな…
   そして…男の病気も治して、二人でずっと仲良く暮らしたい…」
?「ぼーくードーラーえーもーん」
ツン「え!!??まさか本当に!!??」
男「俺のモノマネ結構似てるだろ?」
ツン「まったく似てないわよっ!!」
男「な、なんでそんなにキレてんだ?」
ツン「ドラえもんに頼んでまずは男の頭から治してもらわないとね…」
男「あーそうだな、ずいぶん長い間髪切ってないからボッサボサだ」
ツン「……これはドラえもんでも治せそうにないわね」
男「髪なんて床屋でいいんじゃね?なんでドラえもんなんだ?」
ツン「…やっぱ無理だわ」
男「え?俺なんか変なこと言ったか?」

ツン「…プッ
   アハハハハハハ!!!!」
男「な、なんだなんだ?なにがそんなにおかしいんだ?」
ツン「ハァハァ…ほんと男といると飽きなくていいわね」
男「惚れ直したか?」
ツン「バ、バカッ!!!暇つぶしができるって意味よ!!(////)」
男「ふーん(ニヤニヤ)」
ツン「な、なにニヤけてんのよ!」
男「俺はお前といるとすごく楽しいぜ?
 暇つぶしとかじゃなくて、ただ純粋に一緒にいたいって思うぞ?」
ツン「(//////////////////)」
男「ハハハ、すげー真っ赤だ」
ツン「誰のせいだと思ってるのよ!!(///////)」

ワイワイガヤガヤ

そんな光景をそっと見守る人達がいた

医者「運命とは残酷なものとはよく言ったものです…
  あんなに幸せそうな二人も、もうすぐ離れ離れになってしまう…
  私がドラえもんだったら…何度そう思ってきたかわからない…」
ツン母「ほんとですね…あの二人を見ていると、幸せな気分になってきますもの…
   どうしようもないのですか、先生…」
医者「ええ…今の医学では延命処置がやっとです
  頭髪は抜け落ち、激しい痛みを伴いますがね」
ツン母「ツンはもっと長く生きたいと思わなかったのでしょうか…?」
医者「思っているに決まっているでしょう。あの歳で死ぬのが怖いなんて思うはずない
  ……私も最初は疑問に思いました。だが、あの二人を見ていると理由がわかった気がします
  ツンちゃんは苦しい数ヶ月の延命より、今のままで男君と一緒に笑って過ごすことを
  選んだのでしょう…それが、彼女にとっての最後の幸せというわけではないでしょうか」
ツン母「うう…どうして……どうしてあんなに幸せそうなのに!!!
   何もしてあげられないなんて!!!ツンが…ツンが何をしたって言うんですか!!
   自分の感情を表現するのがちょっと苦手ないい娘なんですよ!!
   男君と出会ってあんなに楽しそうに笑うことができるようになったのに!!
   それなのになぜ…!!!」
医者「お母さん、落ち着いてください。気持ちは痛いほどわかります
  しかし…治す方法がないのです…ある方法を除いては…」
ツン母「どのような方法が…!?以前は手の打ちようがないっておっしゃっていたじゃないですか!」

医者「ええ…あの時は確かにそう言いました。
  しかし、私自身希望がまったく持てないことだったので話をしなかったのです…
  方法というのは………臓器移植です。
  しかしながら、この病気は少しでも拒絶反応がでると失敗してしまう…
  失敗した場合にはもちろん命を落とします…ほぼ100%の適正な臓器でなければ
  この病気を治すことはできないのです…全世界を探しても1人いるかどうかの確率…
  あの二人を無断で調べさせていただいた結果………」
ツン母「ま…まさか…?」


医者「全く合いませんでした。全世界に1人の確率なのにそう簡単に見つかるわけないでしょ」

ツン母「デスヨネー」


男「暑い」
ツン「何よ急に」
男「……ツン、お前もしや」
ツン「えぇ。冷房切ったわよ。肌に悪いから」
男「おっ、おま…ナズェキッタンディスカア!!」
ツン「肌に悪いから」
男「う、うぅ……でもなんで突然肌なんて?昨日まで気にしてなかったのに」
ツン「べっ、べつに。看護婦さんにそーしなさいって言われたのよ!」
男「そっかー…」

昨日
男「うわーツンのほっぺふにふにですべすべー」
ツン「ふぁふぃふぁっふぇんふぉふぉ!」
男「ごめんごめん。でもほお擦りしたくなるくらい肌綺麗だな」

ツン「(容姿も体力もないけど…せめて男だ綺麗だっていってくれた肌くらいっ!」

後日、看護婦と化粧水選びにいそしむツンの姿があったそうな。


男「ツン、散歩いくか」
ツン「男がどうしてもっていうなら…」

看護婦「ちょっと先生!勝手に外出てますよ?」
医師「いいねー若いねー…」
看護婦「ツンちゃんはそんなにもたないって…」
医師「これ」ぱさ
看護婦「これ、は?…」
医師「カルテ。どっからどうみても、薬も変えてない、僕らは何もしてないのに快方に向かってるだろ?」
看護婦「何、で…」

医師「さぁ?恋の神様だけが知ってるんじゃないかな~♪」


ツン「今日は屋上までついてきていいわよ」
男「はいはい、いい天気だしいいぜ」

部屋からでる2人

ツン「…え!?」(ガクッ)
男「どうしたんだよ!?」
ツン「な…なんでもないわよ。手を離して…(力がはいらない?)」
男「先生呼んでく…」
ツン「ちょ、ちょっと待ってよ!!なんでもないったら!(いや、そばにいて!)」
男「でも…」
ツン「これ…」
男「…?」
ツン「車椅子」
男「…」
ツン「これに乗ってみたかっただけ」
男「おい…」
ツン「屋上まで私を歩かせる気?」
男「…(ムチャはできない…)」
ツン「押させてあげるんだから文句ないでしょ?」
男「…行ったらすぐ部屋に帰るからな」
ツン「早く行くわよ」男「ったく」


男(あと4ヶ月か…)


これが彼女の最後の願いになることは
ただの高校生である俺でもわかっていた。

医師たちも何も言わなかった。
ツンの両親は気丈な人たちだった。
俺に「ツンのお願いをきいてあげて」とだけ言った。

「最期はね……男の家がいいわ」

まるで俺の気持ちを考えずにツンはそう言った。

「ごめんね、これじゃ学校どころじゃないね」
「まぁ仕方ないよ。今はゆっくり休めばいい」

 休んだってどうなる訳でもない。それは分かっていた。

――「イヤ! 点滴はしたくないっ!!」――

ツンは『少しでも栄養を……』と言う医師の言うことを拒絶した。
それはいつもの強がりであることはわかった。
普段から『体に管が付けられてる所なんて、見られたくない』と言っていた。


 俺の家に来てからも、ツンの死は日に日に濃くなっていった。
でも俺は、何故かツンの死を実感できずにいた。
だから悲しくなんて無かった。二人でいる時間は増えていたから。

 ツンはたまに苦しそうにしていた。
それを見るのはただひたすらに辛かった。
その時だけは、なぜ早くツンを連れて行ってくれないのか、と思った。

――深夜、隣の部屋で寝ている俺は、妙な気分になった。
「……ッ!」
「ツン!?」
「男……ハァッ……ァ」
「病院に……!」
ツンが俺の腕を掴む。
「病院はいや……傍にいてくれればいいん、だからぁ……」
今夜が最期だろう。
ツンの白い腕はもう命の欠片も残っていなかった。

「男、ありがとうね……」
「なにいってんだよ」
「べ、別に! ただ色々世話になったって言ってるのよ!」
「ッ……うん」
「あなたは……私だけを見ていてね……」
「つん……」
「嬉しかったぁ……こんなポンコツでもずっと傍に居てくれて……」
「……」
「別にあんたが特別なんじゃないわよ。傍に居てくれれば誰でも」
「わかってるよ……わかってる」
「バカ……全然わかってない」
「……わかってるよ」
「幸せだったなぁ私の人生。バイバイ男……」
「わかってるから……つん……」

その日、僕の世界は大切な物を無くしてしまった。


男「……」

男「……うわっ!なんだよ……お前か」
ツン「泣いているの……?」
男「……」
ツン「どうして泣いているの?」

男「わかんないよ。ただ自分の周りでさ。
 『人の死』とか、悲しいとか、苦しいとか、辛いとか、悔しいとか、
  そういうのがあまりにも多すぎて……。
  自分の中で大きな渦になって…… 」
ツン「ふうん」

男「それでお前のこととか考えたら……気がついたら、こうなっていた」
ツン「……フン。あたしの為に泣くとはモノ好きな男ね」
男「……」
ツン「あんたさ」
男「……なんだよ」
ツン「セカチューとか、24時間テレビとか見て泣けるタイプでしょ」
男「……あ?」
ツン「あたしはね、泣かないの。泣き疲れたから」
男「……」
ツン「何よその目は」
男「……」
ツン「……バカじゃないの!男のくせにメソメソして。ほんとバカ」

俺はアイツとの付き合いで知っている。
アイツは、ツンデレだ。

ツン『何であんたなんかとデートに行かないといけないのよ!』
それは肯定の意。本当は行きたいという彼女なりの意思表示。

ツン『別に私が入院してもあんたに…関係ないでしょ…』
それは構ってほしい、けど恥ずかしくて言えない、照れ隠し。

さっき話した、
ツン『……フン。あたしの為に泣くとは、モノ好きな男ね』
あの話し方も、上の二つと同じ。出た言葉の裏が、真意だ。

でもまてよ。
ツン『……バカじゃないの!男のくせにメソメソして。ほんとバカ』
あれも、思えばツンデレの一種だった。喋り方でわかった。
その言葉の裏とは……?

俺が泣くことを蔑んだ彼女。本当は、羨ましかった?
彼女は泣かないと言った。それは泣きたくても泣けなかった?

男「……泣かせてやるよ」
どうせ泣かせるなら、悲しい涙や悔し涙よりも。
うれし涙の方がいいよな。


女友「女、入院したみたいよ。なんでも重病であと半年とか・・・」
男「な、なんだてって!!」

男「女!!」
女「あ、男」
男「どうして!!どうしておしえてくれなかったんだよ!!」
女「ちょっとなに焦ってんのよ」
男「俺、心配で、心配で、頭どうかなりそうで・・・なのに・・・なのに何で重病っておしえてくれなかったんだよ!!」
女「男――」
男「余命半年なんてあんまりだよ!!」
女「ちょっとストップ!」
男「へ?」
女「落ち着いていきてね」
男「・・・」
女「どうせ女友から聞いたんだろうけど、重傷なのは当たりよ」
男「やっぱり!」
女「でもね、足の骨折っただけで死ぬなんて聞いたことあるかしら?」
男「じゃあ・・・」
女「そうよアタシはただ骨折っただけ。余命はあと70ってところかしら」
男「そうか・・・よかった・・・グス」
女「バ、バカ!泣くんじゃないわよみっともない///!」

女友「嘘も方便ってね♪」


病室にて
ツン「うわぁ…」
男「おぉ…」
男「雪の降るクリスマスなんて久しぶりだな…」
ツン「素敵…」
男「記憶が無いぐらいだから、もしかしたら見たの初めてかもな」
ツン「(最後の雪を男くんと見られるなんて…)」
男「ふぅ…冷えてきたな、窓占めるか?」
ツン「いいわ。その代わりにこっちに来なさい」
男「…?」
(ガバッ)
二人でシーツにくるまれた。
ツン「…た、ただのカイロがわりよ…」
男「暖かいな」
ツン「…うん」

最後のクリスマスだから、
最高のクリスマス。


キュコキュコキュコ

女「ねえ、あれ」
男「車椅子がどうかした?」
女「あれ乗りたい」
男「はぁ?」
女「お願い!」
男「・・・」
女「重傷患者の頼みよ!」
男「しょうがないなぁ」

男「はい」キュコキュコ
女「起こして頂戴」
男「足が動かないだけだろ」
女「いいから起こして」
男「しょうがないなぁ」

看護婦「(・∀・)ニヤニヤ」

女「や、やっぱり自分で起きるわよ!バカ///!」


女「リンゴむいて」
男「はい」

女「テレビカード買ってきて」
男「はい」

女「TSUTAYAでセカチュウ借りてきて」
男「はい」

女「マッサージして」
男「・・・」
女「なによ?」
男「俺、女が完治する前に過労で倒れるかもしれない」
女「そうなったらアタシのベット半分貸してあげるわよ」
男「じゃあそうするよ」
女「ほ、本気にしてんじゃないわよ!変態////!!」

626
      Y^´       ∨// /,∠ ,. ' /l/// /, ' , '/ ! | l }´     〈
       〉    変  〈/ , ' // ̄`>< /// /// _,.=‐|'"´l l〈  変  /
        〈    態.   ∨, '/l|   ,.'-‐、`//`7/  /''"´__ | ハ l丿  態   {
     人)   ! !   (/!  |ヽ〈_ ・.ノ〃  〃 /  '/⌒ヾ.! ,' !く   ! !  (_
 ト、__/   ヽ、_,.イ    /l l |:::::::```/:::::/...´..   //´。ヽ }! ,'  !! )     /
ト'    亦   ,イ⌒ヽ/   !l l ! l し   J ::::::::::::::::::::``‐-</ /  ,'、`Y´Τ`Y
l      夂   (ハ ヽ l i   ! l ', !   , -―-、_   ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl
ヽ          〉,\ ! i   ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、  ι  〃,'/! ヽ、\ ヽ、
 !     能   // ,' lヽ! ii  ',l  ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、!   / ハ ノヽ._人_从_,. \
 |    心   { / ,' ' ,! ll  l`、 { ヽ' \     ヽ  '  '´   Λ ',}      ( \
.丿         ∨ // ,',! l l  l ヽ`、 \  \   ∨   し /! ∨  変   ,ゝ、
∧     / /   ヾノ //l l l  l、_ヽ\ \   ヽ , '   ,.イ |ノ    態   (ヽ
/ノ__  ゚ ゚  (⌒`〃'j | l  l   l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl {  | ヽ   ! !   ,ゝ\
/ /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l   l   l   } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! !  |  )_

628
/(^o^)\


女「退屈だからオセロやろ」
男「よっしゃ!」

男「へっへー、連続6枚返し!」
女「・・・」

男「HAHAHA、四隅はいただいた!」
女「・・・」

男「四辺オールコンプリート!」
女「・・・」

男「これでラストー!!」
女「うっ・・・ゲホッ」
男「おいどうした!?」
女「は、早く薬持ってきて・・・」
男「お、おう!」

男「ハァハァ、持ってきたぞ!」
女「あ、もう直ったみたい♪」
男「そうか・・よかった」
女「さ、オセロの続きやりましょ」
男「あぁ・・・・・・・・・・あれ?オレの色減ってね?」
女「気のせいよ」


女「梨むいて」
男「はい」

女「ポカリ買ってきて」
男「はい」

女「体温計取って」
男「はい」

女「服ぬがして」
男「はい」

女「ちょっと!ちょっと!」


ツン「ねぇ」
男「・・・ん?」
ツン「神様って、居ると思う?」
男「なんだ行き成り」
ツン「居ると思うって聞いてるの」
男「・・・さぁ、居ないんじゃないか?」
ツン「・・・・・・そう、やっぱり貴方もそう思うのね」
男「だからなんなんだよ」
ツン「別に・・・なんでも無いわよ」
男「・・・?(変な奴だな・・・)」


男「…ピコピコ…チャリン!」
ツン「何をさっきからやってるんだ?うるさいんだけど」
男「あ、わりぃ。いや、コレまじおもしろくてな」
女「くだらない」
男「んまぁまぁ、そんな事言わずにやってみろよ、ホラ」
ポイ、ドサ(ツンのベッドになげる)
ツン「なんでやらないといけないのよ…ピコピコ…チャリン!」
男「どよ?」
女「別におもしろくないわよ…」
女「コレって対戦できないの?」
男「んまぁ、できないこたぁないけど」
女「な、ならコッチにきてやりなさいよ…はやくしなさい!」
男「はぃはぃ、わかりましたよ…」
女「すごく楽しいゲームだね」
男「あれ?さっきまでつまr…」
女「そ、そんな事いってないよ!」

病院内デート

男「なあ」
ツン「なんだ?」
男「俺の事好きか?」
ツン「な、なんでそんな事いわせんねよ!?………好きだよ…好きだからなにか?」
男「素直じゃねぇな…ま、そこがすきなんだがな」
ツン「な、なんなねよ!(////////)」
男「また顔赤いぜwww ま、だから…今日デートしないか?」
ツン「デート?な、なんであんたなんかと!…す、するとしても外いけないのよ」
男「だから病院内でデートすんだよ」
ツン「病院内?」

(僕らは2時間ほどこの大きい病院を回った。)
男「あ!あの部屋なんだっけ?…」
女「I…なんとかなんだよね…」

男「ICPOじゃない?」
ツン「う、うん!多分それ!」

(こんな馬鹿みたいな会話しながら、僕らは楽しいデートをすごした。手をずっとにぎったまま…

屋上)

男「なんかいろいろあったよね~」
ツン「私はいつも見てるからなにもかんじなかった。」
男「そっか…ごm」ツン「でも!」
男「ビクッ」
ツン「男と回れて楽しかった…//////」
男「…俺も楽しかった」
ツン「…恥ずかしいじゃない!馬鹿!/////」
男「だなw」

僕らは顔を見つめあい、お互い引き合うようにキスをした…


(自分でもわかっていたんだ…

ツン「……男」
男「…ん?」
ツン「私は…ヒック…この先ずっと…」
男「うん…」
ツン「……………す」
男「?」
ツン「好きでいてやる!感謝しなさいよ」
彼女は顔をぬぐい、満面の笑みで言った

男「素直じゃないなw」

ツン「う、うるさい!」

ふたりは笑った、そしてまた二人は唇をかさねた。最後かもしれないデートの終止符をうった




男「見舞いに来てやったぞー」
女「別に頼んでないし、さっさと帰りなさいよ」
男「そう言うなよ、お前の大好きな桃持って来てやったんだから」
女「そう、そういうことなら早くそこに座って皮むきなさいよ」
男「見てみろ、お前の尻みたいにきれいに割れてるぞ」
女「バッ、何言ってんのよ!・・・ってアッ!」
男「あ」
男は指を切ってしまう。
男「ははは・・・慣れないことはするもんじゃないな、ごめんな」
女「何言ってんのよ、早く手を見せなさいよ!」
男「女は大げさだなぁ・・・ってオイ!」
指をなめる女。
女「これで大丈夫でしょ」
男「・・・ありがと女、これも愛情がなせる技だな!」
女「ち、違うわよ!傷口からばい菌が入って全身にばい菌が回って死なれたら目覚めが悪いでしょ!!」
男「といいつつも指をなめ続ける女」
女「なめ続けないわよ!!!!」


目を閉じると、君がいる。

いたずらなに笑って僕を困らせる君がいる。
真っ白な部屋の中、君は綺麗な服を着ていたね。
君の白い肌によく似合っていた。
天使みたい、だった。
けど君は、街で流行の服を着たがっていたよね。
退屈でただ疲れるばかりだったあの日に、
君は戻りたがっていたよね。

いつからか君は、遠い目をして、窓の外ばかり眺めていた。
そんな君を外へ誘ったけど、君は小さく首を振った。
僕が君にしてやれること、何かないのかな。
そんなことばかり考えては、行き場のない戸惑いが胸を包んで、
僕は君に笑いかけることもできなくなっていた。

そんな僕に君は静かに微笑んで、
しょうがないんだよ
と言った。
その小さな体に途方もなく重いものを抱えていた君が
不器用に笑うたび、僕は無力感みたいなものに打ちひしがれた。
そうやって流れることをやめようとしない時間が君を押し流していき、
雨が音もなく降るような梅雨の終わりのあの日、

君はいなくなった。

最後に会ったとき、君は悲しい映画でヒロインが最期に言うような
美しい言葉を残したりはしなかった。
いたずらな笑顔を見せることもなく、整った綺麗な顔を、苦しみに歪めていた。
君じゃ、ないみたいだった。
あまりに必然的な君の死の後、僕は何か忘れ物をしたみたいな気分がずっと続いている。
火葬場の煙突から君を焼く煙が空に溶けていくのを眺めても、君の死を実感できない。

君は、どこにいるんだろう。

目を閉じると、君がいる。
そこにあるいたずらな笑顔が、もう僕の前には現れない。
君は思い出になってしまった。
君がいないって、そういうことだった。

僕はきっと、君のいない世界をいやになるほど長いこと、生きていかなきゃならない。
すごく辛いけれど、強くなりたいって思うんだ。
君はほんと、素直じゃない。
君のワンクッション置いた優しさや、
君の変化球みたいな愛があったから、
きっと僕は大丈夫。
思い出は裏切らないから、僕はそれに甘えてしまうかもしれない。
そんな僕を、君は叱るかな。
けど、時々でいいんだ。
時々でいいから、君に会いたい。

目を閉じれば、君がいる。


ガキ「ねーねーおねーちゃん!ちゅるやさん織ってちゅるやさん!」
ツン「?あぁ、ツルね?…(おりおり)…はい」
ガキ「ありあとー!けどこれちゅるやさんじゃないよー!」(去っていく

ツン「だからちゅるやって何よ…」
男「よう」
ツン「ちゅるやさんは織れないわよ」
男「お前、子供には優しいんだな(…コイツいまちゅるやさんて言った?ハルヒ?」
ツン「おっ!男!?」
男「なんだその顔は、俺はクモでもゴキブリでもないぞ」
ツン「べっ、別に…」
男「おーそうだそうだ」
ツン「何よ」
男「ほい。これ(ぼす」
ツン「何これ!?真っ暗で見えないわよ!!」
男「ハハハ、ただのニット帽だよ。プレゼントだ」
ツン「なにいって(ちゅぅ)……」
男「外す?」
ツン「いま、は…だめ」
ほっぺたは帽子と同じ、バラのような紅色。