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ツン「今日は屋上までついてきていいわよ」
男「はいはい、いい天気だしいいぜ」

部屋からでる2人

ツン「…え!?」(ガクッ)
男「どうしたんだよ!?」
ツン「な…なんでもないわよ。手を離して…(力がはいらない?)」
男「先生呼んでく…」
ツン「ちょ、ちょっと待ってよ!!なんでもないったら!(いや、そばにいて!)」
男「でも…」
ツン「これ…」
男「…?」
ツン「車椅子」
男「…」

ツン「これに乗ってみたかっただけ」
男「おい…」
ツン「屋上まで私を歩かせる気?」
男「…(ムチャはできない…)」
ツン「押させてあげるんだから文句ないでしょ?」
男「…行ったらすぐ部屋に帰るからな」
ツン「早く行くわよ」男「ったく」


男(あと4ヶ月か…)

ツン「点滴はヒマ」
男「だから話をしに来てんだろ?」
ツン「…あんまりジロジロ見るんじゃないわよ」
男「わかってるって」
ツン「テレビつけて」
男「いいぜ」

バラエティーをつける

男「この娘、最近よく出てるよな」
ツン「ふーん、こんなの好みなんだ?」
男「ち、違うって!」
看「男くん、あなたも点滴の時間よ」
男「はーい。…じゃすまねーまたあとでな」
ツン「はいはい、男なんていなくてもいいわよ」

静かになる部屋、テレビからの笑い声が響く

ツン「いなくても平気なんだから…さびしいわよばか(ボソッ」

検査で丸一日会えていない2人

ツン「男…」
男「…ったく、あんなでかい注射しなくても…」
ツン「遅い!」
男「あ、わりぃ」
ツン「男なんて知らないわよ」
男「だから謝ってるだろ、こ~んな注射されてさぁ…」
ツン「男の検査なんて簡単なんでしょ!なんでもっと早くこないの!?」
男「いや…それは」
ツン「もういいわよ」

男「…」

初めて心に隙間ができた…
何を言ったらいいかわからなかった…

医「君の検査は大変だったことだけ彼女に伝えておくよ」

男「…」

俺の命も10ヶ月
ツンには知られたくない

(以下ロダにあげられた文章)


医「彼女といるときにいきなり呼び出してすまないね」
男「どうしたんですか?」
医「彼女は元気かね?」
男「まあ…あいかわらずですけど」
医「君にはすべての真実を語ると前にそう言ったね」


カルテをとりだす医者


男「これは?」
医「彼女のカルテだよ」
男「英語ですか?何がなんだか?」
医「彼女の体で何かがおきている」
男「何か?」
医「快方にむかってるんだよ」
男「…え?」
医「少なくとも君と同じくらい生き延びれる可能性がでてきた」
男「え(うれしそう)」
医「だが…」
男「?」
医「君より長く生きれるかもしれない。よろこばしいことだが…」
男「俺は俺の答えを見つけますよ」


医「…そうか」



10月某日

ツン「(あと2ヶ月かぁ…)」
男「どうしたんだよ?」
ツン「ちょっとかってに入ってこないでよ」
男「なにタソガレてるんだよ。らしくないwww」
ツン「12月24日はクリスマスイブじゃない?」
男「ああ」
ツン「1人でかわいそうな男は一緒にすごす相手はいるのか気になっただけ」
男「ちょ、」
ツン「かわいそうだから隣の部屋に私がいてあげるっていうのよ」
男「同じ部屋じゃないのかよ」
ツン「いてほしい?」
男「///…そりゃまあ」
ツン「私も1人だから仕方ないからいてあげる」
男「なんだそりゃ」
ツン「…でも、そのとき私がいなくても」
男「え?」
ツン「なんでもないわよ」
男「…それは大丈夫、きっと」
ツン「え?」



12月の海は寒い
海に近い病院だ
窓を開けると冷たい風が部屋に冬を運んでくるようだった
しかし、風は冬だけでなく俺の知らない間に
うれしいことと悲しいことも共に運んできた


ツン「さむーい」
医「あれ?今日は男君と一緒じゃないんだ?」
ツン「なんで私が男と一緒にいなきゃいけないのよ///」
医「今日は君にいい知らせをもってきた」
ツン「なんですか?」
医「ドナーの候補がみつかった」
ツン「!!!」
医「君に最終的な検査をしなくてはいけない。体力も必要だ」
ツン「体力ならあります」
医「そうだね、男君と出合ってからの君は生まれ変わったようだった
  体力もついたし、なにより病気が快方にむかっているようだった
  本来なら君はいまごろ寝たきりだろう」
ツン「手術してください」
医「待ちたまえ、今はドナーの可能性があるだけだ」
ツン「どういう?」
医「3~4日ほど待ちたまえ。答えが出る
  それに手術の成功率は10%にも満たないのは前に説明したと思うが」
ツン「…わかってます」
医「失敗すれば男君とは二度と会えない」
ツン「……私は生きたい…そう、生きたい。男と生きたい!」
医「…君も真実を知るべきなのかもしれないな」




男「先生!!!なんでアイツに俺のことを話したんだ!!」
医「手術をうけるかうけないかは彼女自身が決めることだ」
男「死ぬなんて言葉、あいつから初めて聞いたんだ…」
医「…」
男「ふざけんなよ、チクショウ…」
医「彼女の生きる希望はきみなんだろ?」
男「だからなんだよ」
医「だったら君が生きればいい。生き続ければいい」
男「くそ…どうやって」
医「君にもドナーがみつかった」
男「…は?」
医「君とツンは同時に手術を行う予定だ」




その日の夜、俺とツンは看護婦に内緒でツンの部屋で二人で眠った
ツンは泣いていた
あいついわく

ツン「あんたのために泣くわけないでしょ…でもよかった、うえぇぇぇぇん」

だそうだ

俺もうれしかった、ツンとずっといられるかもしれない




男「一緒に手術室から出ような」
ツン「麻酔かかってるのにわかるわけないでしょ、起きてから…」
男「ん?」
ツン「起きてから抱きしめてさせてあげるって言ってるの!!」
男「…ありがと。大好きだよ」
ツン「///ばか…」
看「二人とも時間よ」

『はい』

ドキドキしていた、でも目の前は白く輝いていた
ツンも同じだったと思う
希望と同時に深い眠りが俺たちをつつんだ





看「先生!!」
医「…なんだって!?」





二人はもう同じ道を歩けないと知らずに






男「あれ?ここは?」
男母「起きた?」
男「母さん」
男母「よく聞いてね、
   あのね、ツンちゃんの手術は成功したのよ」
男「そうなんだ」

よろこびがあふれた


男母「でもね、お前は…」
男「…俺?…生きてるよな?」
男母「手術はできなかったの」
男「…?」
男母「ドナーの人がね、生きてたんだって」
男「は?」
医「君に必要な臓器は死んだ人からしか移植できないんだ」
男「…」
医「移植数十分前に君のドナーになるはずだった人が息を吹き返した
  正確には脳死だったんだが…意識がもどって」
男「は?…は、はははは…はははははっは」
男母「男!?」
医「鎮痛剤を!!」
看「はい!」
男「いいじゃねーか!奇跡がおきたんだろ!?その人とその人の愛する人が救われたんだ!

  いいじゃねーか!!!!」

男母「男…」


医「すまない…」


涙がとまらなかった、泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた


俺はいつもツンの命のことを考えていた

おれ自身の命の重さを考えずに・・・


俺は死ぬ

ツンをのこして




ツン「いやあああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
ツン母「落ち着きなさい!!」


ツンが自殺未遂をしたのはその2日後だ



俺は生きていちゃいけナカッタノカナ?






クリスマスイブ

サンタはこない、俺たちはよい子じゃないから


男「二人きりだな」
ツン「そうね」
男「ごめん」
ツン「あやまんないでよ…別にあんたのためにここにいるわけじゃないんだから」
男「そっか」
ツン「幸せ?」
男「…幸せってこれなのかな」




二人は初めてその日結ばれた・・・





↓ここはちょっと借りた↓



男「はは・・・、もう何も見えないや」
ツン「男ぉ!いやぁ!しんじゃいやぁ!!」
男「ツン・・・?あぁ、俺の隣に居るんだね」
ツン「男・・・ぐす・・・」
男「俺・・・ごめんな。先に死んじまうことになっちまって」
ツン「ば、ばかぁ・・・。そんなこと言ったって・・・、悲しくなんかぁ・・・」
男「くす・・・。ツン・・・、頼みがあるんだ」
ツン「え・・・?」
男「俺が・・・、いや、俺が眠ったらさ、そこの戸棚を開けてくれ」
ツン「うん・・・ぐす・・・わかった・・・」
男「もう・・・、そんなに泣くなよ・・・」
ツン「だってぇ・・・うぇ・・・だってぇ!!」

男「ごめんな・・・、ほん、と・・・に・・・」

ツン「お・・・とこ・・・?」

男「ご・・・め―――」



ツン「男・・・?ねぇ、男・・・?ねぇ、目ぇ覚ましてよ・・・男ぉ・・・」




ツン、この日記は俺の生きた証

お前に会った俺の人生すべてだ

お前に会えて俺は最高に幸せだったよ

愛してた

俺のすべてだ

一緒にクリスマスすごせてよかったよ

ありがとう

そして

さようなら





パタン






私は日記を閉じた
久しぶりに見た私の最初で最後の恋

私はいまだに激しい運動はできない
だがこのころの心の激しさは誰にも負けなかった


もう二度と帰らないあの日と私の心






ブーン「おいツン、なにしてんだお?行くお」
ツン「わかってるわよ、ちょっとまってよ」
ブーン「ん?なに見てるんだお?」
ツン「秘密」
ブーン「気になるお」
ツン「ふふふ」
ブーン「むむむ」

ツン「私はあなたしか愛したことないわよ、あ・な・た」



END