【黒のワルツ3号】


   「カカカカ!黒魔道士ごときものの数ではないわ!」

   「任務を邪魔するものは全て始末する!」

   「ヒギュッ……にンム……ダッかんがーネッとヒメ……
    イかしテ……」


[登場作品] FINAL FANTASYⅨ
[ 種類 ]  自己一貫型



アレクサンドリア王国を治める【ブラネ・ラザ・アレクサンドロス15世】の命令のもと造られたゴーレム・黒魔道士兵。他の量産型の黒魔道士兵とは違い「黒のワルツ」シリーズは多くの魔力が込められている為強い。

任務の為翼をひろげカーゴシップに降り立ち、ビビをかばおうとした他の黒魔道士兵を雷の魔法であっさりと吹き飛ばした。

そのままカーゴシップの上でジタン・スタイナー・ビビとバトルになるが、怒りに燃えるトランスしたビビの黒魔法に敗れる。

敗れた黒のワルツ3号は暴走を始め、「我の存在理由ハ勝ち続けルことのみ!!!」と言い残し去ったかと思われたが、後方に備えていた【ゾーン・ソーン】?の小型飛空艇を奪いカーゴシップを猛烈なスピードで追って来る。凄まじい空中戦を繰り広げあと一歩の所まで追い詰めるも、放った電撃魔法がエンジンに引火し南ゲートを巻き込み自爆した。

その後偶然ダガー達が乗った鉄馬車と衝突し、ボロボロになった状態で再び戦いを挑み「姫奪還」の任務を遂行しようとするも、魔力の暴走によってダメージを受けていき最後には死亡する。



「姫を連れ戻す」と言う任務に執着するその姿はスタイナーを違うベクトルにむけたようにも見える。「カカカカ」というイってしまった笑い方とその暴走っぷりから惹かれるファンも多い。

あの様に最後まで適役を貫き通す悪役は筆者はとても好きだが、あのエージェントたしい性格は任務への執着心か、ビビへの敵意か、単にプライドが高いだけなのか良くわからない。
が、その性格のまま滅びていく姿は同情を誘う。

実際FF9の序盤の緊張感はブラネ女王と次々に襲い来る黒のワルツのよって構成されており、中でも黒のワルツ3号は3つもムービーが用意されているという優遇っぷりである。

我の存在理由は…と言う台詞を考えてみると、クジャやビビと共通のFF9のテーマが隠れているような気もするし、隠れ重要キャラなのかも知れない。


ちなみに何故ジタンが黒のワルツは3号で打ち止めなのかと思ったかというと、ワルツという曲は3拍子の円舞曲と決まっているからである。ここでわからなかった人も多いようだ。



[ムービー]


(カーゴシップの上にて)
http://www.youtube.com/watch?v=9Fdc4jpr8kI

タグ:

ワルツ
最終更新:2006年11月02日 21:35