【ゼムナス】



  「そう、確かにぃ…実のところぉ、何も悲しくは無い」


登場作品 キングダムハーツⅡ
種類   保身型


ノーバディを集めたⅩⅢ機関の指導者であり、彼自身もまたキングダムハーツ1で倒された【アンセム】(=ゼアノート)のノーバディである。

【キングダムハーツ1開始前まで】
ゼアノートは優秀な人物だったが、賢者アンセムの被験者となったことにより、闇に惹かれるようになっていく。その後、ゼアノートは同じく弟子であった5人と共にアンセムを無の世界へ追放し、師であるアンセムの名前を自ら名乗るようになり、やがて闇を求めて身体を捨ててハートレスとなった。その時に残された身体はゼムナスとなり、同じくノーバディとなった弟子5人と機関を結成。キングダムハーツを手に入れて完全な存在になるため、「存在しなかった世界」を本拠地として様々な実験を行っている。XIII機関の中では絶対的な能力と権力を誇り、彼を恐れる機関のメンバーも少なくない。

【キングダムハーツⅠ】
ソラがハートレスとなった時に生まれ落ちたノーバディ・ロクサスを拾い機関のメンバーに加えた。その後ソラの力量を計るために単身ホロウバスティオンを訪れ、ソラたちと剣を交えた。キングダムハーツを完成させるためソラを利用し、ソラの持つキーブレードの力によってハートレスを倒した際に解放される心を集めている。

【キングダムハーツⅡ】
ソラが1年間の眠りから目覚めた後、機関メンバー5人を引き連れてホロウバスティオンに顔見せに現れている。またホロウバスティオンに大量のハートレスとノーバディが襲来した際に再び現れており、ハートレスがソラたちによって倒されているのを見届けて姿を消した。その後、存在しなかった世界でキングダムハーツが完成間近となり、用済みとなったソラを始末しようと機関のメンバーを次々と仕向ける。ソラと機関の戦闘の隙にアンセムの手によりキングダムハーツを分解されてしまい、不完全なキングダムハーツと一体化するが、最後はソラとリクの前に敗れて消滅した。


武器であるエアリアルブレードを組み合わせた変幻自在の体術やテレポート攻撃する。また他の機関メンバー(『KH2』登場キャラのみ)の武器を使える鎧の状態で戦うこともある。ちなみに『KHFM』では「闇へのいざない」という技を使っていたが、『KH2』では「無へのいざない」に変わっている。



キングダムハーツ1で隠しボスとして登場した時はその圧倒的な力でプレイヤーを驚愕させたが、その動きやライトセーバーのせいでスターウォーズのパクリではないかと指摘された。また、隠しエンディングにも出演している。


キングダムハーツ2の劇中、そのままでは消えてしまう自分たちには「どんな方法があったというのだ」と言っている。それがプレイヤーのジレンマとなる…ハズなのだが、主人公のソラに一括されてしまい、結局どんな方法があったのかはスルーされた。そのため「ソラひでぇww」と言う機関ファンの意見もあるようだ。


しかし実際自分が助かる為に人々をハートレスにしていたのも事実で、また何より自ら望んでノーバディになったようなので悪役であることには変わりないだろう。

最後の戦いでは白黒の牛のようなカラーで現われてくださった。声優があの若本則夫氏だったこともあり、筆者は最後の場面でついに我慢できなくなり吹いてしまった。
最終更新:2006年11月02日 17:43