(TVA版)くじびきアンバランスレビュー (ジャンル:どたばたラブコメ、ファンタジー)

全12話
監督:水島努
アニメーション制作:亜細亜堂

評価


ストーリー キャラクター 声優 映像・作画
5点 5点 16点 18点

合計44/100点

感想

絵に関しては、終始安定しており 全く不満はありません。
あまり無駄もなく、すっきりと見やすかったです。
最終回は更に素晴らしく、最近のアニメでもかなりのクオリティでした。

どたばたラブコメでありながら、どこか重苦しい雰囲気が常にありました。
ギャグを交えながら、キャラの描写をしていき、そしてストーリーの骨格もあり、
それにぶれる事なく出来たからだと思います。
しかし、アニメといえどリアリティは大事です。
嘘くさかったり、理解できないお話は はっきりいってつまらない。
人が死んだり、殺したり。政治と関わりがあったり。
更に言えば、「くじびき」で全てを決めるって時点で、怪しい宗教としか思えない。
どうしても、高校の生徒会を題材にした割には異次元のお話にしか見えません。
だから、私はこの作品をファンタジー作品と捉えています。
(製作者側も最初からそのつもりかもしれません。)

ただ、リアリティに拘りすぎた作品も それはそれでつまらない。
適度なリアリティ、実体のある感触。これが一番難しいのかもしれません。

最終更新:2007年05月10日 15:54