しおんの王 レビュー (ジャンル:人間ドラマ、サスペンス)

全22話
監督:川瀬敏文
アニメーション制作:スタジオディーン

評価


ストーリー キャラクター 声優 映像・作画
12点 11点 15点 16点

合計54/100点

感想

喋る事が出来ない女流棋士の紫音を中心に描く、将棋サスペンス。

紫音が何故喋れないのか。それは両親を殺した犯人に脅されたから。
なので、筆談でコミュニケーションを取っています。
将棋自体は喋れる必要もないので、さほど問題は無いようです。

個人的には紫音が将棋をやっている理由が、弱いと感じました。
もっとはっきりさせて上げるべきだったでしょう。
それと、天才という描き方をするのは良いですが、
人の何倍も努力をしている描写が欲しいなぁと思いました。
何だか勝てても、素直に喜べない。

このアニメは将棋を描いており、私も駒の動かし方くらいなら知ってますが、
キャラが驚いてても、どういう状況なのかさっぱり分かりません。
もっと解説してくれないと、さっぱり理解する事が出来ません。
最低限、有利不利の状況だけは知りたいですね。

声優の演技は可もなく不可もなく。

作画に関しては、はっきりいって悪いと言える部分も数多くありますが、
動きすらなくなるという事ではなく、ちゃんと動きはするので特に不満はありません。
また演出などがよかったのもありますが、
どっちが有利なのかとかさっぱり分からないのに、
棋戦の緊張感というのが良く表現出来ていたと感じます。

最終更新:2008年03月27日 13:18