スケッチブック ~full color's~ レビュー (ジャンル:人間ドラマ)

全13話
監督:平池芳正
アニメーション制作:ハルフィルムメーカー

評価


ストーリー キャラクター 声優 映像・作画
10点 9点 16点 17点

合計53/100点

感想

主人公の梶原空の日常(と成長)を描いた作品。
かなり気弱な空は、自己紹介すら最初は満足に出来ませんでした。
そんな彼女が、日常にある本当に些細な事(人物の仕草など)を
不思議だとか、事件だとか言います。
コレがずっと続くので、普通の高校生とはちょっと違う感受性を持っている事が良く分かります。
ストーリー自体も、そんな彼女の視線から見て、感じられた物を追いかけていく。
私が普通に歩いてても気付かないだろう部分を気付いてくれる。
この主人公(と美術部員)がいなければ、この映像は退屈な単なる観光ビデオでしか無いでしょう。
美術部であり、更にこの人物達だからこそ描けた作品だと思いました。

声優の演技は比較的落ち着いた感じで、世界観に合ってる人が多かった。
根岸というキャラは耳障りでしたが、そういうキャラだと思えば許せるかも。

作画は良い。キャラクターが多いわりには安定してましたね。
水彩画のような背景が良い。

最終更新:2008年01月02日 16:16