ef - a tale of memories. レビュー (ジャンル:恋愛、人間ドラマ)

全12話
監督:大沼心
アニメーション制作:シャフト

評価


ストーリー キャラクター 声優 映像・作画
4点 4点 12点 16点

合計36/100点

感想

止め絵ばかりだし、動きが感じられないので、アニメではないと思います。
時々普通にアニメをやるんですが、逆に違和感があります。(なぜ?)
シャフトがやっている特殊な演出も、たまにあるから良いと思う。
絶望先生の時はコメディー作品ですから、構わない部分がありますが、
これはシリアスな作品なので、もう少し気を使うべきだったと思います。

映像で伝わることが少なかった分、キャラのセリフが重要だと思います。
少々哲学的であるのは別に構いませんが、共感は出来ませんでした。
不快になる事はありましたが。

それぞれのキャラが抱えている問題は、誰にでもあるかと問われると、そうでもありません。
だからこそ、それに共感できるシナリオ、演出、更にはキャラを表現する必要があると思いました。
千尋は記憶が失っていく辛さ(健忘症)が描かれているので、悲劇的なものを感じさせますが、
宮子の方はただの三角関係といった感じで、イマイチですね。
この二つの恋愛模様というのは、きっと対比なんでしょうけど。
見せ方が悪かったのかな。良く分からなかった。

声優は、声を無理して作っている人が居ます。聞いていて、不快になる事がありました。
全体的に演技も感情の表現がイマイチ。アニメでは珍しく過剰な演技もありました。
どたばたコメディーじゃないんだから。

作画一枚一枚のクオリティは非常に高く、ここ最近のアニメでも劇場以下OVA以上と言えます。
ただし止め絵ばかりなので他の作品とは比べられないし、伝わる物が少ない絵だと思いました。


「ef - a tale of memories.」アニメ公式サイト
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最終更新:2008年01月02日 16:03