CLAYMORE(クレイモア) レビュー (ジャンル:バイオレンスアクション)

全26話
監督:田中洋之
アニメーション制作:マッドハウス

評価


ストーリー キャラクター 声優 映像・作画
2点 3点 15点 15点

合計35/100点

感想

この作品は半人半妖の「クレイモア」と呼ばれる化け物を中心としたアクション作品です。
アクションシーンは最初はそこそこ良いと思いましたが、
やっぱり途中から皆同じ大剣なので工夫の限界が来てしまったようです。
戦い方もただドンパチやっているだけで物や地形等々を利用する事もあまりなく退屈です。
(そういう次元ではない程の高速バトルではありますが…。)
強い奴が強いのは当たり前。
その強い奴をいかにして倒すか、どういう風に戦って生き残るのか。
こういう部分の説得力も重要だと思います。

大体画面に出てくるクレイモアにはそれなりに戦う理由がありますが、
軽く説明されて終わりなので、イマイチ共感し辛い部分もあります。
それと、キャラ毎の違いもあまりない。
攻撃型と防御型と呼ばれる種類、後は特殊な能力(腕が伸びたり等)が違うだけです。
武器が変わるとか、そういう違いがあっても良かったと思います。
(クレイモアを持っているのは主人公だけでも別に良いでしょう。
 アクションの幅が広がるし…。そこに拘る必要がないと思う。)
クレイモアは元が人間であるという事で多少人間らしい部分もあるとは思いますが、
キャラクターが多すぎるので、もう少し絞る。
または、もっと分かりやすいくらいの特徴を付けてあげるべきでしょう。
見た目も殆ど一緒なので名前と顔が一致しないのはもちろん、名前を覚えようとも思いません。

最初は妖魔という単なる化け物が人間を襲うのを、駆除していくのが目的でした。
しかし気づいたら覚醒者という元は同じ人間だった妖魔と戦う話になっていきます。
(どうもここら辺の設定が後付けで適当だったのではないかと思ってしまいます。)
覚醒者という単語が出てきてからこのアニメの「強さ」というもののインフレが凄まじい。
普通に妖魔を倒しながら、その町や村の住人とのコミュニケーションをする作品でも良かったのでは?

最終更新:2007年09月29日 12:02