イリヤの空、UFOの夏 レビュー (ジャンル:SF、恋愛)

全6話
監督:伊藤尚往
アニメーション制作:東映アニメーション

評価


ストーリー キャラクター 声優 映像・作画
8点 8点 15点 15点

合計46/100点

感想

イマイチ説得力がない部分、設定ですが、
無駄に伊里野の戦争についての説明ばかりにはなっておらず、そこは良かった。
この作品は浅羽と伊里野の恋愛が中心だと思います。
恋のライバル的存在も出てきますが、結局短いお話の中では邪魔な存在としか思えなかった。
こいつのせいで、浅羽と伊里野の恋愛描写が減ってしまったように感じたから。

私が不思議だったのは第5話で、キャラ(主に浅羽)の感情が良く分からない。
伏線も無く追い詰められた様子もなく突然変わったと感じたので、強引だと思った。

後、エリカというキャラも気持ち程度出てきましたが、二人の恋愛に「戦争」が邪魔をしているだけで、
このキャラを出す必要性もあまり感じられませんでした。
本来は必要なのかもしれませんが、あまりにもちょっとしか出ないので、意味が感じられなかった。
戦えるパイロットが「伊里野」しか居ないという設定があるだけで十分だと思います。
「水前寺」と「榎本」も最後までイマイチ分からなかった。

それと、最後の最後で説明ばかりだったこと。(設定の言い訳ばかりでした。)
この作品で最も重要な部分は、もう終わっているので、
テーマやストーリーにあまり関係ない事や設定の言い訳を説明されても「はい、そうですか」という程度。
伊里野が「あそこ」に居た理由云々は別に知らなくても良い。どうでも良いんです。
二人は出会った、そして恋をした。それだけで良いと思います。
だから、キャラによる「手紙」という表現での言い訳は蛇足であると思いました。

最終更新:2008年01月02日 15:34