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時刻は8時30分。

一般の連中はとっくに起床していて、男は仕事、女は家事、と活動真っ最中だ。



だが、どうしたことか。






俺の姫君は起きる気配すら見せねぇ。












「土方。」
「………」
「おい、土方!」
「……ん、」
「起きろ。」
「眠い。」






しゃーねーなぁ。












「起きねぇと犯すぜトシちゃんよォ。」
「…今起きます。」





やっぱりな。





こいつは耳元で囁かれると弱い。





「土方ァ。」
「何だ?」
「出かけねぇか?」
「…お前、自分が指名手配犯だって事知ってるか?」
「遠くに行きゃあいい。」




そういって俺は持っていたチケットを見せた。





「温泉旅館2名さま 風呂は貸切。」
「部下に貰った。この間始末した幕府のお偉いさんが持ってたって話でよぉ。」
「温泉かぁ…///」



なんだかんだ言って嬉しそうな土方。


「2泊3日だ。行くか?」


姫君はゆっくりうなずいた。





「お部屋は301号室になります☆」
「あ、はい。分かりました。」
「夕食は7時30からになっておりますので…」






ああ、いらいらする。
あの受付の女、土方が美形だからってアピールしまくってやがる。
俺のモンに手ぇ出すとはいい度胸じゃねぇか。
あっ、今度は上目使いしてきやがった。
何ベタベタしてるんだよ女!
土方も話し込んでるんじゃねぇ。畜生、ムカつく…。

ほお、つまり嫉妬ですか。

悪ぃかよ。目の前で惚れた相手が口説かれてんだぜ?

まあ、腹立つのが普通だわな。

だろ?ところでお前誰だ?

管理人だよ管理人。

…俺に何のようだ。

「とっとと話を進めろバーカ」って言いに来た。

んだとゴラァ。

お前の心境だけでこの文終わらせるわけにはいかねーんだよ。

……チッ……

ほら、さっさと行きなよ晋ちゃん。

誰が晋ちゃんだ。

土方がかわいそうだろ。好きでもない人に言い寄られてんのに。

………






「おふとんは何枚になさいますか?」
「えっと、2枚で…」




「1枚でいいぜ、どうせ2枚あったって使わねぇんだからよォ。」

「なっ…何言って///」
「ほら、とっとと行くぜ。」




俺は土方を引きずってった。

途中で受付を振り返ってみると、そこには2人の関係を見せ付けられた女の泣きじゃくってる姿が見えた。





「高杉。」
「ああ?」
「お前気づいてたんだろ?その……」












「あの女がお前に惚れてるってことをか?」




土方は首を縦に振った。そしてこう続けた。






「何もあの場であんなこと言わなくていいじゃねぇか。」
「………」
「傷付けるって分かってるのに…。」
「………」
「高杉?」



















「ムカつくんだよ。」

「え……?」








俺は土方を押し倒した。そして、






















「んぅ……っ」






















強引に口づけをした。











「んぁっ……、はぁ…、てめぇっ」
「ムカつくんだよ。」




もう一度同じことを言い、土方を抱きしめた。

「高杉……?」










「お前は誰にもわたさねぇ。」
「高杉……」
「俺はお前しか見てねぇ、だからお前も他のやつの事なんか考えるな。」
「愛してるって昨夜(ゆうべ)言ったろ?」
「土方…」
「お前以外のやつなんか好きにならねぇ。」
「本当か?」
「あたりまえだろ?」





ああ、どうして












こんなにも
































こいつが愛しいのだろう。



(オマケ)

「…ったくいきなりキスしてきやがって。」
「あの場合しょうがねぇだろ。」
「舌まで入れることなかったじゃねぇか!!」
「…で?よかったのか?」



「…けっこう、上手かった…///」
「ククク……、そりゃどーも。」




(あとがき)
前回土方視点で書いたので、今回は高杉視点で。

宿泊部屋が301号室なのは、私のクラスが301だからです。特に深い意味はありません。深い意味なんてつくる余裕ないです。
なんか高杉のキャラが違うような…。でも、でも!うちの高杉は土方が好きで好きでしょうがないんです。普段ひどいことをやってたりしますが、愛し合っているんです。
すみません許してください。
そして誰か良い文章の書き方教えてください。