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神楽や定春という名の邪魔者は新八の家にやった。もちろん新八も。

一方俺はというと、真撰組屯所へあいつに会いに行ってきた。

俺の家にあいつを誘うために。



「ね~。」
「なんだよ万事屋。」
「今夜久しぶりに俺の家に来ねぇ?」
「そんなこと出来るか。」
「暇なんだよ~。」
「俺は暇じゃねぇ。」
「そんなこといわないでさ~。」
「チッ、遅くなるけどいいのか。」




やった~。俺の勝利!




晩飯用意して待ってる。と言って、ふとゴミ箱を見ると







「……なんだコレ?」









それは髪の毛だった。






「ねぇ、多串く~ん。」
「多串じゃねーっつってんだろ、斬るぞ。」
「髪の毛短くなった?」
「あ?ああ、昨日自分で切った。」
「ふーん。」
「それがどうしたんだよ。」
「似合ってるよ。」







それを聞いて土方はちょっとうれしそうに頬を赤らめた。








「切った髪の毛もらってもいい?」
「何に使うつもりなんだよ。」
「夜のオカズ。」
「は?髪の毛食うのか?」
「ちがうちがう。そっちの意味じゃなくてね。」



ちょっと天然入っちまってるな。

まあ、そんなところもかわいくていいんだけどね。




で、その後大江戸スーパーで買い物して

土方のためにと思ってウキウキ気分で家に帰ったら








「じゃましているぞ、銀時。」
「金時~、久しぶりじゃな~。」
「よォ、銀時ィ。」







なんでお前らいるの?



「なんだその反応は。せっかく旧友四人が顔をそろえたところだというのに。」
「悪いが俺は髪の毛を偽造しているダチなんて持った覚えはねェぞヅラ。」
「ヅラじゃない!桂だ!」
「あっはっはっは~。相変わらずじゃの~金時。」
「銀時だっつってんだろ毛玉ァ!」
「毛玉はテメェもだろ白髪天パ。」
「うるせぇぞ高杉!あっ、まちがえた。低杉君。」
「切るぞこの野郎……。」



ったく。せっかく銀さん土方君のために張り切って準備しようと思ってたのに。



「で?テメェ等三人揃ってなんのようだよ?」
「おう、そうじゃった。でもわしら三人揃って来たんじゃないきに。わしがたまたま金時の家に来たら、すでにヅラと高杉がおったんよ。」
「……おい、ヅラ。テメェは何しに来たんだ?」
「ヅラじゃない。桂だ!もちろん、今度という今度こそは貴様を俺の組織している攘夷党に引きずり込もうと………」
「やだね。坂本は?」
「久しぶりに地球に帰ったき、ちょっとのぞいてみただけじゃ。」
「そーか。じゃあ帰れ。」
「そげん悲しいこと言っちゃいかんぜよ。ちゃあんと、お土産も買ってきてあるき。」



そう言って辰馬がとりだしたのは



「ステファンまんじゅう」



箱にはヅラのペット「エリザベス」によく似た生物が描かれていた。





あー、明らかにヅラの表情が変わったな。


「エリザベス!エリザベスではないか!」
「お!ヅラは気にいったんかの~。」
「あたりまえだ。エリザベス以上に愛嬌のある生物を俺は見たことがない。礼を言うぞ坂本。」


おいおい、早速あける気満々ですかこのヤロー。


ん?でも意外とうまそう……


「ほらほら、金時も高杉も食え!結構いけるんじゃこれ。」
「いっただっきまーす!」
「俺はいらねぇ。」


あー、そういや高杉は甘いもん苦手だっけ。

じゃ、遠慮なく~


「まて、銀時。」

ヅラがストップをかけてきやがった。


「拷問ですかこのヤロー。せっかく人が甘いもんにありつこうとしてるのに。」
「それはすまん。だが、一つ問題がおきてしまった。」
「はぁ?」
「知っての通りエリザベスは世界一……いや、宇宙一かわいい生物だ。あのつぶらな瞳といい黄色いくちばしといい……」
「じれってぇ!!要するに何が言いてぇんだよ?」


「食べるのがかわいそうではないか。」


ああ?


「確かにこれはエリザベスにそっくりだと言うだけで生きていない。だが…」




ぱくっ



「あ……」



食ってやった。




頭からばくりと



「エリー!!!」
「はいはい、帰るぞヅラ。世話んなったの~金時。」
「はやいとこ連れてってくれ。」
「りょーかい。おんしは帰らんのか、高杉?」


……そういえば。


高杉の用ってなんなんだ?





高杉はキセルを吸いながら



「俺ァまだやることが残ってるからな。」



「そうか。さらばじゃ~金時~。」
「エリー!!!」







バタン




ヅラの叫び声を最後に扉は閉ざされた。






「さぁて、銀時ィ。」



高杉だ。睨みつけてくる。睨みつけてくるよ。


めっちゃ怖いんですけどォォォオオオ!



あ、なんか近づいてきてた。



やべっ、刺される!



と思ったら、高杉は俺の胸元に手を伸ばし、俺の懐から巾着を取り出した。


その巾着は、俺がさっき土方の髪の毛を入れたもの。




「やっぱりな。」



巾着の中身のにおいを確認した後高杉は言った。



「テメェ最近よく土方に引っ付いてるようじゃねぇか。」
「なに?俺が土方に引っ付いて何の問題があるっての?」
「ああ、大有りだ。今のうちに言っとくぜ銀時。あいつに手ェ出したら俺がテメェをぶった切るぞ?」



え?何それ?


ひょっとして土方君と高杉はデキてたの?


いやいやいや、まさかな。


あの高杉が他人を好きになるとかねぇし。




………でも、こいつはにおいをかいだだけでこれを土方の髪の毛だと分かった。




じゃあ、やっぱり?




「あきらめな。ここが高土サイトな限り、テメェに幸せは回ってこねぇよ。」



言いたいのはそれだけだ(たくさんあったけど)、と言うと高杉は家を出て行った。


(あとがき)
坂本語がムズいんですけど。