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「元旦」(2007/01/04 (木) 13:51:34) の最新版変更点
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「副長ー!」
「あ?どうした山崎?」
「沖田隊長がバズーカを……。」
「年明け早々なにぶっ放してんだあの野郎はァァァアアア!!!」
というわけで真撰組副長には今年もお正月は来ない。
----
「総悟、いったいお前は何度言やぁ分かるんだ?」
「なんですかい。土方さんは気が短くていけねーや。お正月ですぜ?ちったあ楽しめばいいのに。」
「俺の正月を奪ってるやつが何言ってんだァア!」
「そんなに怒んなくても、ちょっと建物傷付けちまっただけですぜ?」
「そりゃ、オメーにとっちゃあ『ちょっと』だろうよ。だが、おかげでこっちは始末書増えてんだよ!!」
「そういや土方さん。」
「話をそらすな!」
「屯所の郵便受けからこんなものを見つけたんでさァ。」
そう言って沖田が出したのは一枚の紙切れ。
そこには
「今日いつものところで待っている」
とだけ書かれていた。
こんなことする奴は決まっていた。
「こ…これが、なんだっていうんだよ。」
「これ、土方さんあてじゃねーんですかィ?」
「しらねーな。俺のだって言う証拠があんのかよ?」
「最近アンタ手紙書いてるみたいじゃねーですか。」
「!?」
「誰に書いてるんですかィ?」
「おめーに関係ねーだろ…。知り合いだ、知り合い。遠くに住んでる…」
「アンタ、江戸意外に知り合いなんているんですか?真撰組に勤めてから、江戸から出たことのないアンタが。」
「………っ」
「恋人ですか。まぁ、俺には関係のねー話だがねィ。」
「見回りに……行ってくる。」
「どうぞ。」
土方は屯所を出た。
すると今度は山崎が出てきた。
「あれ?沖田隊長、副長のお説教はもう終わったんですか?」
「終わったでさァ。それがどうしたんだィ?」
「いや、副長いつも以上に怒ってたんで、もっと長くなるかと…。」
「俺にかかればあんな奴の説教なんざへっちゃらでさぁ。」
「それもそうですね。」
「恋人だったら…俺には関係ねぇ。」
「え?」
「なんでもねえ。さっき近藤さんが探してたぜ。行ってきなせぇ。」
「あ、はい。分かりました。」
山崎は部屋を出て行った。
「野郎の恋人なんざ俺には関係ねぇ。そいつが真撰組の敵でなければな………。」
----
「遅かったじゃねぇか。」
「高杉、テメェこんな真昼間に…」
「いいじゃねぇか。暇だったんだからよォ?」
「どういう脳みそしてんだお前はァァァアアアア!」
「うるせーな。黙んねーとこの場で犯すぜ?」
「わかった。分かったからそれだけはやめてくれ。」
「じゃあ、酌しろ。」
「昼間から酒飲む気かよ。言っとくが俺は飲まねーぞ。」
「べつにいいさ。」
高杉は土方に酒ビンを渡して注がせた。
「なぁ、高杉。」
「なんだ?」
「そろそろやばいんだよ。沖田の野郎が俺を疑ってる。あいつ、勘だけはいいから。」
「ああ。今度、屯所までお前に会いに行くぜ。」
「俺の話聞いてたか?」
「ああ。」
「ぜってーうそだろ。」
「ああ。」
何を言っても上の空の高杉に、土方は説得をあきらめた。
「高杉。俺そろそろ帰らねーと。見回り時間がもうすぐ終わる。」
と言って帰ろうとする土方だが、
「まてよ。その前に言わなきゃならねぇことがあんだろ?」
高杉は呼び止めた。
「言わなきゃならないこと?」
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。」
「………」
「なんだよ。」
「お前がそんなことを言うとはな。若干退いた。」
「あ?何言ってんだテメェ。こんくらいは礼儀として当然だろ。」
「高杉が俺に礼儀を語ってる………。」
「なんか。イライラしてきた。やっぱりヤらせろ。」
「はぁ!?え?ちょ…ちょっと、うわあああああああああ!」
今年もよろしくお願いします。
「副長ー!」
「あ?どうした山崎?」
「沖田隊長がバズーカを……。」
「年明け早々なにぶっ放してんだあの野郎はァァァアアア!!!」
というわけで真撰組副長には今年もお正月は来ない。
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「総悟、いったいお前は何度言やぁ分かるんだ?」
「なんですかい。土方さんは気が短くていけねーや。お正月ですぜ?ちったあ楽しめばいいのに。」
「俺の正月を奪ってるやつが何言ってんだァア!」
「そんなに怒んなくても、ちょっと建物傷付けちまっただけですぜ?」
「そりゃ、オメーにとっちゃあ『ちょっと』だろうよ。だが、おかげでこっちは始末書増えてんだよ!!」
「そういや土方さん。」
「話をそらすな!」
「屯所の郵便受けからこんなものを見つけたんでさァ。」
そう言って沖田が出したのは一枚の紙切れ。
そこには
「今日いつものところで待っている」
とだけ書かれていた。
こんなことする奴は決まっていた。
「こ…これが、なんだっていうんだよ。」
「これ、土方さんあてじゃねーんですかィ?」
「しらねーな。俺のだって言う証拠があんのかよ?」
「最近アンタ手紙書いてるみたいじゃねーですか。」
「!?」
「誰に書いてるんですかィ?」
「おめーに関係ねーだろ…。知り合いだ、知り合い。遠くに住んでる…」
「アンタ、江戸意外に知り合いなんているんですか?真撰組に勤めてから、江戸から出たことのないアンタが。」
「………っ」
「恋人ですか。まぁ、俺には関係のねー話だがねィ。」
「見回りに……行ってくる。」
「どうぞ。」
土方は屯所を出た。
すると今度は山崎が出てきた。
「あれ?沖田隊長、副長のお説教はもう終わったんですか?」
「終わったでさァ。それがどうしたんだィ?」
「いや、副長いつも以上に怒ってたんで、もっと長くなるかと…。」
「俺にかかればあんな奴の説教なんざへっちゃらでさぁ。」
「それもそうですね。」
「恋人だったら…俺には関係ねぇ。」
「え?」
「なんでもねえ。さっき近藤さんが探してたぜ。行ってきなせぇ。」
「あ、はい。分かりました。」
山崎は部屋を出て行った。
「野郎の恋人なんざ俺には関係ねぇ。そいつが真撰組の敵でなければな………。」
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「遅かったじゃねぇか。」
「高杉、テメェこんな真昼間に…」
「いいじゃねぇか。暇だったんだからよォ?」
「どういう脳みそしてんだお前はァァァアアアア!」
「うるせーな。黙んねーとこの場で犯すぜ?」
「わかった。分かったからそれだけはやめてくれ。」
「じゃあ、酌しろ。」
「昼間から酒飲む気かよ。言っとくが俺は飲まねーぞ。」
「べつにいいさ。」
高杉は土方に酒ビンを渡して注がせた。
「なぁ、高杉。」
「なんだ?」
「そろそろやばいんだよ。沖田の野郎が俺を疑ってる。あいつ、勘だけはいいから。」
「ああ。今度、屯所までお前に会いに行くぜ。」
「俺の話聞いてたか?」
「ああ。」
「ぜってーうそだろ。」
「ああ。」
何を言っても上の空の高杉に、土方は説得をあきらめた。
「高杉。俺そろそろ帰らねーと。見回り時間がもうすぐ終わる。」
と言って帰ろうとする土方だが、
「まてよ。その前に言わなきゃならねぇことがあんだろ?」
高杉は呼び止めた。
「言わなきゃならないこと?」
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。」
「………」
「なんだよ。」
「お前がそんなことを言うとはな。若干退いた。」
「あ?何言ってんだテメェ。こんくらいは礼儀として当然だろ。」
「高杉が俺に礼儀を語ってる………。」
「なんかイライラしてきた。やっぱりヤらせろ。」
「はぁ!?え?ちょ…ちょっと、うわあああああああああ!」
今年もよろしくお願いします。
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(あとがき)
あけましておめでとうございます。年が明けてそろそろ受験のほうがやばくなってきましたね(お前だけ)。
さて、中編が飽きた…じゃなくて、そろそろ短編書きたいなー、と思ったので正月ネタを書いてみました。思いつきでそこはかとなく書きつくれば。