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「副長ー!」 「あ?どうした山崎?」 「沖田隊長がバズーカを……。」 「年明け早々なにぶっ放してんだあの野郎はァァァアアア!!!」 というわけで真撰組副長には今年もお正月は来ない。 ---- 「総悟、いったいお前は何度言やぁ分かるんだ?」 「なんですかい。土方さんは気が短くていけねーや。お正月ですぜ?ちったあ楽しめばいいのに。」 「俺の正月を奪ってるやつが何言ってんだァア!」 「そんなに怒んなくても、ちょっと建物傷付けちまっただけですぜ?」 「そりゃ、オメーにとっちゃあ『ちょっと』だろうよ。だが、おかげでこっちは始末書増えてんだよ!!」 「そういや土方さん。」 「話をそらすな!」 「屯所の郵便受けからこんなものを見つけたんでさァ。」 そう言って沖田が出したのは一枚の紙切れ。 そこには 「今日いつものところで待っている」 とだけ書かれていた。 こんなことする奴は決まっていた。 「こ…これが、なんだっていうんだよ。」 「これ、土方さんあてじゃねーんですかィ?」 「しらねーな。俺のだって言う証拠があんのかよ?」 「最近アンタ手紙書いてるみたいじゃねーですか。」 「!?」 「誰に書いてるんですかィ?」 「おめーに関係ねーだろ…。知り合いだ、知り合い。遠くに住んでる…」 「アンタ、江戸意外に知り合いなんているんですか?真撰組に勤めてから、江戸から出たことのないアンタが。」 「………っ」 「恋人ですか。まぁ、俺には関係のねー話だがねィ。」 「見回りに……行ってくる。」 「どうぞ。」 土方は屯所を出た。 すると今度は山崎が出てきた。 「あれ?沖田隊長、副長のお説教はもう終わったんですか?」 「終わったでさァ。それがどうしたんだィ?」 「いや、副長いつも以上に怒ってたんで、もっと長くなるかと…。」 「俺にかかればあんな奴の説教なんざへっちゃらでさぁ。」 「それもそうですね。」 「恋人だったら…俺には関係ねぇ。」 「え?」 「なんでもねえ。さっき近藤さんが探してたぜ。行ってきなせぇ。」 「あ、はい。分かりました。」 山崎は部屋を出て行った。 「野郎の恋人なんざ俺には関係ねぇ。そいつが真撰組の敵でなければな………。」 ---- 「遅かったじゃねぇか。」 「高杉、テメェこんな真昼間に…」 「いいじゃねぇか。暇だったんだからよォ?」 「どういう脳みそしてんだお前はァァァアアアア!」 「うるせーな。黙んねーとこの場で犯すぜ?」 「わかった。分かったからそれだけはやめてくれ。」 「じゃあ、酌しろ。」 「昼間から酒飲む気かよ。言っとくが俺は飲まねーぞ。」 「べつにいいさ。」 高杉は土方に酒ビンを渡して注がせた。 「なぁ、高杉。」 「なんだ?」 「そろそろやばいんだよ。沖田の野郎が俺を疑ってる。あいつ、勘だけはいいから。」 「ああ。今度、屯所までお前に会いに行くぜ。」 「俺の話聞いてたか?」 「ああ。」 「ぜってーうそだろ。」 「ああ。」 何を言っても上の空の高杉に、土方は説得をあきらめた。 「高杉。俺そろそろ帰らねーと。見回り時間がもうすぐ終わる。」 と言って帰ろうとする土方だが、 「まてよ。その前に言わなきゃならねぇことがあんだろ?」 高杉は呼び止めた。 「言わなきゃならないこと?」 「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。」 「………」 「なんだよ。」 「お前がそんなことを言うとはな。若干退いた。」 「あ?何言ってんだテメェ。こんくらいは礼儀として当然だろ。」 「高杉が俺に礼儀を語ってる………。」 「なんか。イライラしてきた。やっぱりヤらせろ。」 「はぁ!?え?ちょ…ちょっと、うわあああああああああ!」 今年もよろしくお願いします。
「副長ー!」 「あ?どうした山崎?」 「沖田隊長がバズーカを……。」 「年明け早々なにぶっ放してんだあの野郎はァァァアアア!!!」 というわけで真撰組副長には今年もお正月は来ない。 ---- 「総悟、いったいお前は何度言やぁ分かるんだ?」 「なんですかい。土方さんは気が短くていけねーや。お正月ですぜ?ちったあ楽しめばいいのに。」 「俺の正月を奪ってるやつが何言ってんだァア!」 「そんなに怒んなくても、ちょっと建物傷付けちまっただけですぜ?」 「そりゃ、オメーにとっちゃあ『ちょっと』だろうよ。だが、おかげでこっちは始末書増えてんだよ!!」 「そういや土方さん。」 「話をそらすな!」 「屯所の郵便受けからこんなものを見つけたんでさァ。」 そう言って沖田が出したのは一枚の紙切れ。 そこには 「今日いつものところで待っている」 とだけ書かれていた。 こんなことする奴は決まっていた。 「こ…これが、なんだっていうんだよ。」 「これ、土方さんあてじゃねーんですかィ?」 「しらねーな。俺のだって言う証拠があんのかよ?」 「最近アンタ手紙書いてるみたいじゃねーですか。」 「!?」 「誰に書いてるんですかィ?」 「おめーに関係ねーだろ…。知り合いだ、知り合い。遠くに住んでる…」 「アンタ、江戸意外に知り合いなんているんですか?真撰組に勤めてから、江戸から出たことのないアンタが。」 「………っ」 「恋人ですか。まぁ、俺には関係のねー話だがねィ。」 「見回りに……行ってくる。」 「どうぞ。」 土方は屯所を出た。 すると今度は山崎が出てきた。 「あれ?沖田隊長、副長のお説教はもう終わったんですか?」 「終わったでさァ。それがどうしたんだィ?」 「いや、副長いつも以上に怒ってたんで、もっと長くなるかと…。」 「俺にかかればあんな奴の説教なんざへっちゃらでさぁ。」 「それもそうですね。」 「恋人だったら…俺には関係ねぇ。」 「え?」 「なんでもねえ。さっき近藤さんが探してたぜ。行ってきなせぇ。」 「あ、はい。分かりました。」 山崎は部屋を出て行った。 「野郎の恋人なんざ俺には関係ねぇ。そいつが真撰組の敵でなければな………。」 ---- 「遅かったじゃねぇか。」 「高杉、テメェこんな真昼間に…」 「いいじゃねぇか。暇だったんだからよォ?」 「どういう脳みそしてんだお前はァァァアアアア!」 「うるせーな。黙んねーとこの場で犯すぜ?」 「わかった。分かったからそれだけはやめてくれ。」 「じゃあ、酌しろ。」 「昼間から酒飲む気かよ。言っとくが俺は飲まねーぞ。」 「べつにいいさ。」 高杉は土方に酒ビンを渡して注がせた。 「なぁ、高杉。」 「なんだ?」 「そろそろやばいんだよ。沖田の野郎が俺を疑ってる。あいつ、勘だけはいいから。」 「ああ。今度、屯所までお前に会いに行くぜ。」 「俺の話聞いてたか?」 「ああ。」 「ぜってーうそだろ。」 「ああ。」 何を言っても上の空の高杉に、土方は説得をあきらめた。 「高杉。俺そろそろ帰らねーと。見回り時間がもうすぐ終わる。」 と言って帰ろうとする土方だが、 「まてよ。その前に言わなきゃならねぇことがあんだろ?」 高杉は呼び止めた。 「言わなきゃならないこと?」 「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。」 「………」 「なんだよ。」 「お前がそんなことを言うとはな。若干退いた。」 「あ?何言ってんだテメェ。こんくらいは礼儀として当然だろ。」 「高杉が俺に礼儀を語ってる………。」 「なんかイライラしてきた。やっぱりヤらせろ。」 「はぁ!?え?ちょ…ちょっと、うわあああああああああ!」 今年もよろしくお願いします。 ---- (あとがき) あけましておめでとうございます。年が明けてそろそろ受験のほうがやばくなってきましたね(お前だけ)。 さて、中編が飽きた…じゃなくて、そろそろ短編書きたいなー、と思ったので正月ネタを書いてみました。思いつきでそこはかとなく書きつくれば。

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