おもいっきし(おもいっきし) 副詞


[関連語]
思い切り、思いっきり、おもっきし、おもっくそ


<語義>
思い切り。精一杯、全く、甚だしく。

<経緯>
①「思い切る」の原義(おそらく「思いを断つ」→「考えることをやめる」?)から、②余計なことを考えずに精一杯やることを指すようになった。

①「嫌いなシイタケを、思い切って食べてみる」
②「たまの休みなので、思い切って羽を伸ばす」

③従って「思い切り」はもともと未練無く、ウジウジと考えず行動に移せる様を指す名詞だったと思われる。④これが副詞として使用されるようになると、「思いっきり」という強調形も生じた。⑤現在では、これらの意味が薄れ、程度の甚だしさ・激しさを指す程度副詞となり、使用が頻繁になるとともに音も多様化していったと考えられる。④までの段階では「余計なことを考えずに~する」という様に、動詞としては意志動詞が来るべきだったが、下記の例に見るように⑤以降無意志動詞が使用可能となった。のではないだろうか。

③「彼女は、ここぞというときに思い切りが良い」
④「思いっきり、ヤツの顔を殴ってやった。」
⑤「あのコ、今思いっきり(=派手に)転んだ。」
 「風で、思いっきり(=強く)ドアが開いた。」
 「お前、おもいっきし(=全く/自信の割に)間違ってるよ」

<語法>

<使用場面>


<実態>
〔2007.Wikipediaより〕【副詞】思いっきり。
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最終更新:2007年06月02日 13:33