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ない(-無い?)


[関連語]
無い 超分節的な音素


<語義>
(同意を求めて)~ですよね。

<経緯>
否定疑問が修辞法として「誘いかけ」(「ご飯たべ行かない?」)「勧め」(「ねぇ、これ飲まない?」)「命令」(「来てくれない?」)などの使い方があることは良く知られている。若者言葉として認識されるのは「同意」(「今日暑くない?」「これ見たくない?」「それってなんか違くない?」)の用法か、と推測される。また同様に否定疑問である「-ないか」という形をとらず、専ら「ない」で終始し他の助詞を使用せず、イントネーション(文末上がり)による点も若者言葉として認識される点であろう。

<語法>
おそらく、「同意」の用法は形容詞・形容動詞+「ない」及びテイル形の動詞のような状態性の述語(他、名詞述語・「見える」などの語、「そんなことない」定型句として認められうるものなど)+「ない」にのみ観察されるものであろう。
否定の同意は「-なくない」となると考えられるが、下記金田一氏の述べるように「なくない」「なくなくない」「なくなくなくない」など「ない」が増えても意味に関与しないという見地に立つ人も少なくないようである。
が、実際の使用実態として、意味に関与しないかは疑問である。

ex)コレおいしくなくない?

「ない」が2つであれば、自然と否定の同意(「おいしくないこと」の同意を求めている)であるとわかる。
上の例に対し、命題を否定し、かつ自分の意見に同意させる場合次のような発話が考えられる。

ex)えっ、おいしくなくなくないよ!

これらは自然会話のスピードの中で比較的自然に出現しうるが、「発話中に「ない」が複数使用された」という事実によって発話内容の的確性が疑われたときにゲシュタルト崩壊が起こり、「「ない」の使用回数は正しかったか」「「ない」の回数を気にしていたら会話が中断してしまう」といった心理が生じ、「ない」の回数に混乱も起きうると思われる。

「ない」が複数使用されて混乱が生じそうな場合、係助詞を挿入して「なくもなくない?」などの形が使用される。また、多く使用した場合下記に述べる「遊び」としての機能が強いと考えられるが、「聞き手・読み手にあえて肯定否定の判断に混乱を起こさせる」機能、も若干見られる。

<使用場面>



<実態>
〔2006テレビ放送にて金田一秀穂氏のコメント〕女子高生言葉で「なくない?」「なくなくない?」「なくなくなくない?」など際限なく「ない」をつけることができるが、どれも意味は同じで「ない」の数は関係ない。
〔2007.Wikipediaより〕~ない? 【形容詞】動詞・形容詞の後につけて、同意を求める言葉。「凄くない?」は、「凄いんじゃない?」→「凄いでしょう」。
corpusWWW070801〕なくない?1,070,000 なくなくない?17,700 なくなくなくない? 535 なくなくなくなくない?206 なくなくなくなくなくない?405 なくなくなくなくなくなくない?57 なくなくなくなくなくなくなくない? 13 なくなくなくなくなくなくなくなくない? 15 なくなくなくなくなくなくなくなくなくない?1 なくなくなくなくなくなくなくなくなくなくない? 2 なくなくなくなくなくなくなくなくなくなくない? 1 なくなくなくなくなくなくなくなくなくなくなくなくない? 2 以降1, 5, 0, 0, 0。後半は米川明彦の述べる「遊び」に類するであろう。また中盤メタ的な用例も多数。
〔2007、Hatena Questionより〕90年代半ばの話ですが、スチャダラパーの「今夜はブギーバック」の中にも登場するぐらい、よく、「よくなくない?」って言い方が使われていました。(今ほど、一般的ではなかったかもしれませんが)当時は、「悪くないと思うんだけど、どう?」とか「まあまあだと、君も思わない?」とか、どっちかと言うと「自分としては良いと思う」という意味で使っていたと思います。(中略)ちなみに、スチャダラのリリックでは、「よくなく、なくなく、なくなくない?」と変形して出てきます。MCボーズ氏は、この部分がお気に入りだったそうです。本人は言葉として流行るのを期待していたんだけど、世間の反応はまったく無しでがっかりしたとインタビューで答えていました。

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