24区の組織

24区における組織関係図と意向

メガコーポ編
  • アレス
 “アメリカ的な”メガコーポであるアレスは、かつての同盟国であり腰巾着でもあった帝国の隆盛を非常に好んでいない。
 それゆえに帝国からも警戒されており、表向きの規模は大きくはないが、徐々に浸透を計っている。

  • アズテク
 日用品やメガ=コンビニを武器にして、アズテクは帝国の生活面に大きな楔を打ち込むことに成功した。
 その成功の裏で彼らは宮内庁の神道魔術師たちと霊的な分野における激しい戦いをくりひろげている。

  • イーヴォ
 帝国の不肖の甥っ子であったイーヴォは今上帝の即位の際に帝国に再び帰順することとなった。
 だが、経営方針はかつての姿とは大きく違う未来志向のものになっていた。
 また、最近進出してきたロシアン・ヴォリーとのつながりが噂されている。

  • ホライズン
 ホライズンは世界規模のメディア戦略の一環として第24区にも注目している。
 西洋的な彼らの商品は西洋コンプレックスが完治していない帝国人にとってお気に入りであり、それが宮内庁と政府の悩みの種の一つになっている。

  • ミツハマ
 新旧両市街に強い勢力を持つミツハマは、成立から今までの間ずっと、第24区の中でもトップの勢力といって過言ではない(もっともそれが不動でないのは世の常だが)
 ミツハマとヤクザが不可分なのは裏では周知の事実だが、それが同時に他の多くの犯罪組織の横行を押さえる結果になっていることを実感している者は少ない。

  • ネオネット
 マトリックスインフラの雄であるネオネットは表向きは小規模な高層ビルしか所持していない。
 だが彼らは第24区、ひいては帝国に強い関心を示しており、虎視眈々と進出の機会を狙っている。
 なぜならテクノマンサー=オタクの源流がこの国にあるのではないかと考えている一派がいるからだ。

  • レンラク
 最近になって往年の力を取り戻しつつあるレンラクは、第24区に対して多くのリソースを振り分けている。
 この巨大なケーキを手にするために、彼らは公安警察に対して内々の支援を行っているようだ。

  • ゼータークルップ
 ドラゴニアン・メガコーポはその冷血な緻密さをもって、好敵手の玩具を掠め取ろうとしている。
 その陰謀は水面下でのみ動いているために、表立った動きはないが幾つかのストリートギャングやウィズギャングが彼らの手駒になっていることは間違いがない。

  • シアワセ
 帝国の第一企業ともいえるシアワセは当然ながら第24区計画の成功のために邁進している。
 皇室との関係が深いために、彼らの動向を宮内庁とて無視することはできない。

  • 五行
 大陸系企業である五行公司はアジアの獅子たらんと積極的に動き始めている。
 新興メガコーポである彼らに恩を売ろうと(同時に帝国に対して報復を行おうと)して、東南アジア系組織や三合会が積極的な接触を図っているようだ。


犯罪組織編
  • ヤクザ
 ネオン菊の息子達(この表現自体、もうあまり使われない)は第24区においても各個たる勢力を保っている。
 もっとも彼らの内部抗争はここでも継続しており、それは他の犯罪組織が漬け込む隙になっているもまた事実である。
 伝統派である渡田連合は新市街に、急進派の鰐淵連合は旧市街に太いパイプを持っている。

  • 三合会
 チャイニーズマフィア達は五行公司に強い働きかけをしつつも、華僑ネットワークを利用してしっかりとした基盤を築き上げている。
 また、覚醒者の構成員が多いことも三合会の特色であり、魔術的な分野に対しても他の犯罪組織を抜いて進出しているようだ。
 新市街の一角にある中華街は五行様式の魔力偏移がかかっている、といううわさがある。

  • マフィア
 モブはこの街においてはいまだ新参者であるといえる。
 精力的に小さい彼らはアレスの企業区域に近しい一角を占め、そこからこの第24区が彼らにとってどのような利益を与えうるのかを冷徹に計っている。
 ストリートギャングのいくつかが、彼らの影響下に収まっているようだ。

  • ヴォリー
 帝国の北からやってきた侵略者達は、情報商売をメインに新市街を中心に活動している。
 イーヴォとの関係が噂される彼らの手口はどちらかといえば、荒事を避ける傾向にあるが、必要とあれば躊躇わない度胸と叩き潰すに充分な手駒は揃えている。

  • その他犯罪組織
 そのほかにもアジア全域から第24区という新しいケーキを切り取ろうと様々な犯罪組織が潜入している。
 そのほとんどは小規模な斥候部隊程度に過ぎないが、今後の動向次第では急成長する可能性はある。
 また、近々ゴーストカルテルが大規模な進出を図るのではないか、と裏社会では噂が流れている。

  • ストリートギャング
 当局は、新旧両市街あわせて少なくとも20以上のストリートギャングがいると考えている。
 なかでも注目されているのは“グリーン・スキンズ”という名前のオークストリートギャングで、ギャングらしからぬ大火力を保有しているのではないかといわれている。
 また最近では本土のギャング達が第24区に進出しようとする動きも見受けられ、新たな構想の予感を感じさせている。
最終更新:2016年12月29日 22:09