491
②気にしないことにする

(うん。筒抜けじゃないと思い込もう)

そう思うものの、一度気になりだしたら見られているような気になってしまう。
髪や体を洗う時、つい周りを確認してしまった。

(駄目だ…。気になってしょうがないよ)

こんな状態ではトイレひとつ入るのにも緊張してしまうだろう。
やっぱり、一度冬馬先輩に確認するしかなさそうだ。
(でも、どうやって確認しようか…)

呼べば来てくれるのだろうけど、緊急の事態ではないし気が引ける。
以前冬馬先輩が話していたように、チューニングが合えば私から話を出来るかもしれない。
だけど、このままでは自分から裸を晒しに行くようなものだ。
私は急いでお風呂を出ると、パジャマに着替え、髪を乾かして脱衣所を出た。

「お風呂でたよ…って、あれ?」
リビングには春樹と隆の姿はなかった。
(さっき話しがあると言っていたし、春樹の部屋に二人とも居るのかな)
大事な話かもしれないし、もう少し後から呼びに行くことに決めた。

(まず、冬馬先輩に確認しなきゃ。確か…相手の意識に同調させると言っていたよね)
私はソファーに座ると、さっそくチューニングを開始させた。
瞼を閉じ、冬馬先輩を思い描きながら意識を集中させる。
(先輩、冬馬先輩……どこにいるの?)
やっぱり私では無理だったと諦めかけたその時、白い霧がかかったような映像が頭の中に浮かんだ。
それが、徐々に鮮明になっていく。
(ここは……どこ?)
鏡が見えた。その次は蛇口。

「愛菜……どうしましたか?」
シャワーヘッドを確認した所で、真後ろで聞き覚えのある声がした。
私はゆっくりと振り向く。
すると、そこにはタオルを持った冬馬先輩がぼんやりと立っていた。
私は強張ったまま、視線をゆっくり下に移していく。

(は、は、はだか!!しかも全裸!!)
「ごごご、ごめんなさい!!!」

びっくりして目を開けると、いつもの見慣れたリビングだった。
(まだドキドキしてる……。ああ、私が覗いてどうするのよー、バカバカ!)

①気を取り直して隆と春樹を呼びに行く
②落ち込む
③謝りに行く

492
②落ち込む

(ど、どうしよう……)
とにかく謝らなければとおもうけれど、冬馬先輩は入浴中だった。
今すぐには無理だろう。

(逆に私が覗くことになっちゃうなんて…)
すごく恥ずかしい上に、すごく泣きたい気分だ。
ずんずんと気分が落ち込んでいこうとしたそのとき…。

(……!地震!?)
がたがたと、家全体が激しく揺れる。

「きゃっ」
あまりのゆれに私は動けず、ソファにしがみつく。

(…お、おかしいよ)
しばらくすればとまると思っていた揺れは、まったく止まる様子がない。
しかも、さらに激しくなっている気がする。

「愛菜ちゃん!」
激しい揺れに立ち上がることもできず、途方にくれているとチハルが飛び込んできた。

「チハル!」
「愛菜ちゃん大丈夫!?」
小さなチハルは座り込んだ私に駆け寄ると私に抱きつく。
不思議なことに、チハルはこの揺れを気にすることなく普通に走ってきた。

「チ、チハル、なにがどうなってるの!?」
「ボクにもよくわからないけど、でも、そとからすごくおっきい力が家をつつんでるの」
「おおきい力…?」
「愛菜ちゃん、とりあえずみんなのところにいこう」
そういって、チハルはポンと大きくなると、動けない私を抱き上げる。
チハルに抱き上げられると、今までの揺れが嘘のようだ。

「愛菜!無事か?」
「姉さん!大丈夫だった?」
チハルに春樹の部屋に運ばれると、激しい揺れのために動けない隆と春樹がほっとしたように私に声をかけてきた。

私は…
①「二人とも大丈夫?」
②「チハルありがとう」
③「なにが、どうなってるの!?」

493
③「なにが、どうなってるの!?」

「愛菜。無事ですか?」
その時、頭の中で冬馬先輩の呼び声が聞こえた。

「僕はこれから術者の元に向かいます。あなたは決して精霊から離れないでください」
頭の中で響く声は冷静そのものだった。
「冬馬先輩!」
「………相手は複数人いるようです。絶対にそこから動かないでください」

その声を最後に繋がっている感覚が遮断された。
(どうか…無事でいて)

「さん…姉さん、姉さん!」
春樹の叫び声で私はようやく我に返った。
「ご、ごめん」

「チハルに確認したところ、この揺れは三人の力によるものらしいんだ。多分、その三人は敵とみて間違いないよ」
意外に冷静な春樹が私に状況を説明してくれる。
「あ! 今、一人増えたよ。だけど……この感覚は愛菜ちゃんを守ってる人だ」
チハルは今起こっている状況をすべて把握しているみたいだ。

「それは…冬馬先輩だよ」
私はチハルを見て、次に隆と春樹に視線を向けて言った。
「とにかく俺達がここでじっとしていても状況は悪くなる一方だと思う。何か対策を考えなくちゃ」
「だけど、どうするつもりだよ。この揺れだぜ」
隆はお手上げだという顔で愚痴をこぼす。
「隆さん。ファントム…じゃないミストは何体まで出せますか?」
不意に、春樹がファントムの話を隆に尋ねた。
「えっ。多分、二体が限界だと思うが…」
隆は面食らいながらも、春樹の問いに答えた。

「冬馬先輩だけでは、多勢に無勢です。チハルに正確な相手の位置を特定さえしてもらえば、ミストで奇襲をしかけられるかもしれません」
「なるほど。よし!やってやるぜ」

チハルの話では、北側、南側、西側にそれぞれ敵が配置されているようだ。
南側は冬馬先輩が応戦している。
「北側と西側にミストを送るぜ。冬馬先輩ってヤツに憑いたらシャレにならないからな」

そう言って、隆は背中からゾワリと二体の黒い影を出した。
その二体は北側と西側にそれぞれ勢いよく這っていった。

私は
①春樹に感心する
②隆に感心する
③チハルに感心する

494
①春樹に感心する

(春樹、すごい!)
こんな状況の中で、的確に指示を出す春樹に私は驚く。
いつも色々考えて行動しているとは思っていたけれど、こんなにすばやく対処することができるなんて思っても見なかった。

「あっ…」
家の揺れが弱まる。

「成功したの……きゃっ」
一瞬揺れが弱まったかと思ったが、すぐにまたゆれ始めた。

「くそっ、向こうのヤツにミストを消されちまった」
隆が舌打ちする。

「向こうも能力者だから、ミストへの対策はできてるって事か…」
「ど、どうするの!?」
春樹が悔しそうにつぶやく。

「ねえねえ隆!」
そのとき、チハルが隆に話しかける。

「なんだよ?」
「隆、僕にしたみたいに、家の精霊にお願いしてよ」
「は……?あ!そうか!」
チハルの言葉に、一瞬ポカンとした隆は、すぐに意味を汲み取ったのか、両手を床について、なにやら念じ始める。

「……どうだ!?」
しばらく念じていた隆が、汗をぬぐいながら周りを見る。

(な、なに…?)
ファントムの黒い靄とはちがう、白い靄のようなものが、家を包んでいるのが見える。

「た、隆!これ、なに!?」
「?姉さんどうしたの?」
「愛菜ちゃん大丈夫。これはこの家の精霊の力だから」
「成功、したみたいだな」
隆もほっと息をつく。
徐々に家の揺れが落ち着いていく。

「隆、何したの?」
「チハルを起こしたみたいに、家の精霊に、この家の住人を守ってくれってお願いしたんだよ」
「それじゃあ、いまこの家の精霊が私たちを守ってくれてるって事?」
「ああ、言うこと聞いてくれるか不安だったけど、何とか聞いてくれてるみたいだ」
そういっている間に、揺れはぴたりと収まった。

「ボクより長生きで、ボクには全然及ばないけど力もそれなりにあるはずだし、自分の身を守るためでもあるから絶対に助けてくれるっておもったんだ」
チハルは得意げに言う。

「おい、揺れは止まったけどどうするよ?」
隆が聞いてくる。

①おとなしくここに居る
②外に出る
③冬馬先輩との通信を試みる

495
②外に出る

「落ち着いたし、外に出ようよ」
私がそう言って立ち上がろうとすると、春樹がその手を掴んだ。
「姉さん。それでは敵の思う壺だよ」
「そうだぜ、愛菜。奴らの狙いはお前だからな」

私はペタンとその場に座り込む。
(……私をあぶり出す目的で家を揺らしたんだ)

また私のために、みんなが危険な目に遭ってしまっている。
そのことに胸が痛んだ。

「愛菜ちゃん、大丈夫?」
チハルが心配そうに覗き込んできた。
「うん。ありがとうね」
私は今できる精一杯の笑顔で応える。

「ねえ、チハル。冬馬先輩がどうなっているか判る?」
今も戦っているだろう冬馬先輩が気がかりで、私はチハルに尋ねた。
「うーんとね。あっ…敵の人達が逃げていくよ……」
「本当?」
「うん。…それでね、愛菜ちゃんを守っている人がこっちに来るみたい」

私は立ち上がると、急いで玄関に走り出す。
裸足のまま、玄関の扉を開けた。
「先輩!」
家の前で立ち尽くしている、先輩を見つけて私は叫んだ。
「よかった。あなたが無事で……」
「それはこっちの台詞だよ」

ショッピングモールで買った緑のシャツが裏返しのまま羽織られている。
お風呂の途中でゆっくり着る暇もなく、私のために駆けつけてくれたのだろう。
「あなたが……また、驚くといけないので…ちゃんと着てきました」
ジーンズとシャツに視線を向けながら、冬馬先輩がポツリと呟いた。

私は……
①お礼を言う
②きちんと服を着せてあげる
③家に上がるように言う

496
①お礼を言う

「冬馬先輩ありがとうございます。お風呂の途中だったのに急いできてくれたんですよね…」
良く見ると、髪も濡れたままだ。

「立ち話もなんだし入ってもらったら?姉さんもパジャマのままだし」
春樹後ろから声をかけてくる。

「そうよね!冬馬先輩入ってください」
冬馬先輩は無言で頷く。

「春樹!タオル持ってきて」
「わかった」
冬馬先輩の濡れたままの髪をみて、春樹が洗面所へ向かう。

「そいつが、冬馬先輩か?」
そこへ、二階から降りてきた隆が冬馬先輩を見るてたずねてくる。

「あ、うん。こちら御門冬馬先輩。先輩、私の幼馴染の…」
「湯野宮隆だ」
冬馬先輩はいつものようにじっと隆を見ている。

「……なんだよ?」
無言でじっと見られて居心地悪そうに隆が、顔をしかめる。

「姉さん、タオルもってきたよ。先輩使ってください」
春樹が差し出したタオルを冬馬先輩はじっと見ている。
なぜタオルが差し出されたのかわからないといった感じだ。

「先輩、お風呂の途中だったから髪ぬれたままだよ。ちゃんと拭かないと風邪ひくから」
私の言葉に、冬馬先輩は自分の髪に触れ、納得したのか春樹からタオルを受け取った。

「……何で風呂途中だったって、愛菜がしってるんだよ?」
「え!?」
不思議そうに隆いった隆の言葉に、私の顔に血がのぼる。

①「そ、それは…」
②「そ、それより中に入ろう!」
③「どうでも良いじゃないそんなこと!」

497
③「どうでも良いじゃないそんなこと!」

ついムキになって言い返してしまった。
「……何、赤くなってキレてんだ? 愛菜」
隆は私の剣幕に怯みながら、困ったように呟いた。

「隆がヘンなこと言うからでしょ?」
勢いの止らない私は、またも隆に絡んでしまう。
「俺がいつヘンな事を言ったんだ。ヘンなのはお前だろう」
「………姉さん。どうしたのさ、一体」
春樹も呆れたように、私を見る。
「だって……」
(言えるわけないよ……お風呂を覗いたなんて)
悪いのは私だって、十分わかっている。
だけど、やましいからこそ思わずムキになってしまったのだ。
(悪いのは私だ。ちゃんと隆に謝らなくちゃ)

「隆、言いすぎたよ。ごめ…」
隆に謝ろうと言葉を紡いだところで、春樹の声が覆い被さってきた。
「あれ? 冬馬先輩が居ないよ!」
不意に発せられた春樹の言葉に、私たちは辺りを見回す。
暗がりの中、三人で目をこらしても冬馬先輩は見つからなかった。
ただ、使ったタオルだけが玄関の門に掛けられていた。

「本当だな。いつのまにか居なくなってやがる」
「冬馬先輩……」
「姉さん。もう遅いしとりあえず家に戻ろう。冬馬先輩には後日お礼を言えばいいよ」
春樹に背中を押され、私は家の中に戻った。

「俺、風呂入ってくる」
隆は不機嫌そうに言うと、風呂場へと向かってしまった。
「姉さんはきっと疲れているんだよ。今日はもう休んだら?」
春樹が労わるように、私に話しかけてきた。

私は……
①自室に戻る
②隆に謝るためにリビングで待つ
③冬馬先輩との通信を試みる

498
②隆に謝るためにリビングで待つ

「まだ寝るには早いし、隆もすぐにあがってくると思うから、冷たい飲み物でも用意しとくよ」
隆に謝りたいからというのも恥ずかしく、私は春樹にそういって、台所へ向かう。

「寝る前にアイスコーヒーじゃ、寝られなくなるかな…?ま、いっか」
私はアイスコーヒーを4つ用意して、リビングに戻る。

「あれ?チハル寝ちゃったの?」
そういえばさっきからおとなしいと思っていたチハルがソファを一つ占領して眠ってしまっている。

「さっきの事で少し疲れたみたいだよ。あれだけ揺れたのに、物が倒れたり壊れたりしなかったのは、チハルのおかげみたいだ」
「え?そうなの?」
言われてみれば、家の中はまったく乱れていない。
家の中を守ってくれて、さらに外の敵の状況まで探ってくれていたのだ。
私はお盆をテーブルに置いて、チハルの横に膝をついて頭をなでる。

「そっか、チハルがんばってくれたんだ。ありがとうね」
チハルは眠りが深いのか私が頭をなでても目を覚ます様子はなかった。

「おい、次風呂良いぞ、春樹」
「あ、はい」
そのとき、タオルで髪を拭きながら隆が戻ってきた。相変わらずカラスの行水だ。
入れ替わって春樹が立ち上がる。

「俺、上がってから飲むから、そのまま置いておいて」
春樹はそういって、リビングを出て行く。

「お、コーヒーか」
隆はテーブルにおかれたコーヒーを手にとり一気に飲み干す。
さっきの不機嫌な様子はすでにない。
けれど、ちゃんと謝っておかないと…。

「隆、さっきは言い過ぎてごめんね」
「ん?ああ、いや。ところで、あの冬馬先輩ってこの近くに住んでるのか?」
「え…?」
「揺れ起きてからここに到着するまで、やけに早かったろ?」
そういわれてみればそうだ。
揺れが起きてから、私に通信をして、着替えて、私の家まで到着するのに、多分15分くらいしかかかっていない。

①「マンションに住んでるって聞いたけど…」
②「どこに住んでるかは知らないよ」
③「そういわれればそうだね。近いのかな?

499
①「マンションに住んでるって聞いたけど…」

私は困って続ける。

「はっきりどこに住んでるかは知らないよ…」
「マンションか…、ここから近い場所だと、学校の近くに最近出来たところか、だいぶ前からある駅前のヤツか…」
この近辺は昔からある住宅街で、マンションもそう数は多くない。
さらに、私の家から15分かからずに来られる場所となると、確かにその2箇所に絞られる。
といっても、学校の近くに出来たのはマンションも一つではなく3棟同時に建設されたし、駅前は更に数が多く10棟近くはある。
でも、隆はそんな事聞いてどうするのだろう?
隆に聞いてみようかと口を開きかけた所で、チャイムが鳴った。

 ピンポーン

「あれ誰か来た…、こんな時間に誰だろう?」
時計を見るとそろそろ21時になろうとしている。
チャイムを鳴らすということは、お父さんやお義母さんではない。
私が立ち上がると、隆が、私の手を掴んだ。

「俺も行く。こんな時間に来るなんて怪しいだろ」
「え?でも、組織ならわざわざチャイム鳴らさないんじゃないかな?」
「そうかもな、でもお前、押し売りとかだったらどうするんだ?お前のことだから、何か買わされるんじゃないか?」
にやっと笑って言う隆に、私はむっとする。

(た、確かに押しには弱いけど…)
反論できなくて、私は隆の手を振りほどきムッとしたまま玄関へ向かう。
隆は、肩をすくめて私の後をついてくる。
私は覗き穴から外の様子を伺う。

そこには…
①一郎くんと修二くん
②冬馬先輩
③知らない人

500
③知らない人

見知らぬ女の子がドアの向こうに立っていた。
(誰だろう?)

「おい。誰だったんだ?」
「それが、わからないのよね」
「ちょっと変われって。俺が確認してやるから」
そう言うと隆は、私を押しのけるようにしながら覗き穴を見た。

「お…若い女だな。愛菜の友達か?」
「違うよ」
私は首を振って答える。
「女の子が外に立ちっぱなしじゃかわいそうだ。よし、開けてやろう」
「ちょっ、ちょっと私パジャマ…」

言うが早いか、隆はドアの鍵を開けてしまった。
とてもかわいい女の子が申し訳なさそうに立ち尽くしていた。

「あの……夜分にすみません。春樹くんは居ますか?」
俯いたまま、小声でその女の子は尋ねてきた。
清楚な白いワンピースを着ていて、同姓の私でもその姿に思わず見入ってしまった。

「今、お風呂に入っているの。ところで……何か春樹に用だった? もしよかったら、中で待ってる?」
私は隆の前に出て、女の子に話しかけた。
「いいえ、すぐ帰りますので。あの、この間……体育の時に助けていただいてありがとうございました。
一度、ご家族の方にもお詫びをしなければと思っていて…お伺いしました」
そう言って、女の子はおずおずと紙袋を差し出してきた。
私はそれを受け取る。
「へー、春樹もやるなぁ。こんなかわいい子を助けるなんてさ」
隆は私の後ろから覗き込むように女の子を見ると、面白そうに言った。
隆の言葉を聞いて、女の子の顔がみるみる赤くなっていく。

「ちょっと、隆! ごめんね。わざわざありがとう」
「い、いいえ…。私のせいで春樹くんが倒れてしまって……、本当にすみませんでした。
そ、それでは私はこれで失礼します」
「夜道だけど平気?」
「危ないぜ。俺が送っていくけど、どうする?」
隆が身を乗り出すようにして、女の子に尋ねている。その姿がどこかうれしそうに見えるのは気のせいだろうか。
「ち、近くなので、大丈夫です。夜分に失礼しましたっ」

女の子は会釈をすると、足早に夜道を歩いていった。
私達はその姿を見送って、玄関のドアを閉める。

①隆に話しかける
②リビングに戻る
③考える

|