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③こっそりチハルに選んでもらう

見ていて気に入るものはいくつかあったけれど、コレっていうのが決まらない。
目に留まったものをとりあえず手に取ってみる。
どれもかわいくて、やっぱり一人では決められそうになかった。

(チハルのリボンだし、好きなのを選んでもらおう)
「チハル、チハル……」
チハルに小声で呼びかける。
バッグの中で小さくなっていたチハルが私を見上げた。

手に持ったいくつかのリボンをチハルに見せる。
「この中だったらどれがいい?」

チハルはバッグの中で少し窮屈そうに動くと、フワフワの手で一本のリボンを指した。

それは…
①ベルベット生地の藍色のリボン
②サテン生地の空色のリボン
③カントリーチェックの緑色のリボン

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①ベルベット生地の藍色のリボン

「これ?」
私がそのリボンを軽く掲げると、チハルはこくこくと頷いた。
今のリボンの上から試しに当ててみる。
「…………うん!かわいいね、よく似合ってる」
満足感ともに、私は大きく頷いた。

「じゃあ、これにしようか?」
そう尋ねると、チハルは再びこくこくと頷いた。
他の二つのリボンを元に戻して、藍色のリボンだけを手に取る。
バックの中ではまだチハルが手をパタパタと動かしていた。

「こら、おとなしくしてるって言ったでしょ?」
私が軽く注意すると、チハルはピタリと動きを止めた。
「もう……」
軽くため息をつきながら、苦笑いを浮かべる。
(嬉しいって思ってくれてるのは分かるんだけどね……)

さてと。
思ったより早くチハルのリボンも決まったことだし、これからどうしようかな?

①御門君の様子を見に行く
②周防さんの様子を見に行く
③まずはお会計を済ませる

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②周防さんの様子を見に行く

(何かほしいものがあるみたいだったし、
もしもあったらさっきのお礼ってことでプレゼントしよう……)
私はあたりを見回して、周防さんの姿を探す。

「あ」
周防さんはすぐ近くにいた。
私と同じリボンコーナー。だけど、反対側の少しはなれたところ。
私の視線にも気がつかずに、色とりどりのリボンを手にとってどこかぼんやりと見ている。

そんな周防さんを見て、ふと悪戯心が芽生えた。
(ふふ、そうだ。……ちょっとだけ、驚かせちゃえ!)
そうと決めたら後は早かった。
静かに……だけどばれないように慎重に行動を始める。

やがて、周防さんの背後に回ってからゆっくり前へと一歩一歩踏み出す。

あと、三歩。
(……静かに、慎重に……)

二歩。
(……まだ気がつかないのかな?)

一歩。
(よしっ、今だっ)

「す―――」
私は軽く上げた両手を、その大きな背中めがけておろそうとして―――
「……こよみ……」
不意に周防さんが漏らしたその呟きに、動きが止まってしまった。

「俺は……」
周防さんの手のひらにあったリボンは、強く握られている。
表情は後ろからじゃ見えない。
けれど、その声はとても寂しそうに……悲しそうに聞こえた。

(『こよみ』さんって、誰なんだろう……)
周防さんの後姿を見つめながら、私は考える。

①ご家族、とか?
②親しい知り合いなのかな?
③もしかして……恋人だったりするのかな?

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③もしかして……恋人だったりするのかな?

もし、恋人だったとしても何かの事情がありそうだ。

「……愛菜ちゃん?」
軽く手を上げた状態で固まっている私に周防さんが話しかけてきた。
その顔はいつも通り明るい。

「あっ、周防さん……。驚かそうと思ってたのにバレちゃいましたね」
私は出したままの両手をサッと引っ込める。
「まだまだ俺を驚かせるには修行が足りんなぁ」
おどける周防さんにさっきまでの様子は無い。

(『こよみ』さんの事は聞かない方がいいのかな)
プライベートに首を突っ込みすぎるのはよくない。
けれど、意外な周防さんの一面を見てすごく気になるのも確かだ。

私は…
①『こよみ』さんについて尋ねる
②黙っている
③周防さんの持っているリボンについて話す

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②黙っている

私が黙っていると、周防さんは私の持っているリボンを見た。

「リボン決まったの?」
「はい、これに決めました」
「綺麗な色だね。さっきの子も喜ぶよきっと」
にこにこと周防さんが、私の頭をなでる。

「周防さんは、ほしいもの見つかりましたか?」
子供扱いされて恥ずかしくなり、周防さんに訪ねる。

「うん、あっちに」
周防さんは持っていたリボンを元の場所にもどして、指を指した。
その方向を見ると、御門君が立っていた。

そこは…
1.アクセサリーコーナー
2.天然石コーナー
2.お香コーナー

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2.天然石コーナー

周防さんと一緒に御門くんの隣に立つ。
色とりどりの石が種類ごとに小さな籠に山積になっている。

「うわー、きれい…」
「ここは結構種類があるな」
こういうのは香織ちゃんが結構好きだったなと思いながら、水晶と書かれた石を手に取ってみる。
ひんやりとした石を手に取ると、なんとなく心が落ち着いていくような気がする。

「あ、石にも意味があるんですね。
 …えーっと、水晶は…調和・統合・強化、それから浄化作用?」
籠に商品名と、その下に小さく石の意味や効果などが書かれている。

「愛菜ちゃんは何月うまれ?」
「私は3月です」
「それじゃ誕生石はアクアマリンか」
周防さんが言いながら、澄んだブルーの石を手に取る。

「アクアマリンは幸福・健康・富」
言いながら、石を私に見せてくれた。
周防さんがほしいのはどんな効果の石なんだろう…?

①金運…?
②オールマイティに幸運?
③もしかして、恋愛運?

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②オールマイティに幸運?

「やっぱり幸運の石とか、ほしいんですか?」
私の言葉に、周防さんはそうだな~と、ちょっと笑う。

「そういうのも良いけど…愛菜ちゃん、どの石が俺に似合うとおもう?」
言われて、私は石を見る。

(周防さんのイメージだと…)
石をみて、ふとその石の名前にひきつけられる。

「周防さんはこれです」
「どれ?これ?日長石…サンストーン?」
「はい。周防さんのイメージです。それで、御門くんはこっち」
「月長石、ムーンストーンか」
「二人を見ていると、太陽と月って感じがします」
明るくて陽気な周防さんは太陽。無口で不思議な御門くんは月。

「愛菜ちゃんはそう思うんだ。じゃ、これにしよう」
「え?そんな決め方でいいんですか?ほしいものがあったんじゃ?」
「うん、愛菜ちゃんに決めてもらいたかったんだ」
本当に良いのかと、周防さんを見上げ、ニコニコと笑う周防さんと目が合った。
なんとなく恥ずかしくなって、視線をそらすと、じっと石を見つめる御門君の姿が視界に入る。

(ムーンストーン?)
御門君が見つめる先にはムーンストーン。

1.周防さんに本当にサンストーンでいいのか訪ねる
2.御門くんにムーンストーンが欲しいのか聞く
3.周防さんが決めたんだし…石をもってレジへ行く

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2.御門くんにムーンストーンが欲しいのか聞く

「御門君はムーンストーンが欲しいの?」
「………………」
けれど、すぐに答えは返ってこなかった。
私は御門君の見つめるムーンストーンを一つ手に取る。

「じゃあ、今日付き合ってくれたお礼をさせて?」

ジッと私を見つめ続けた後、御門君はコクリとうなずいた。

「周防さんにはサンストーン、御門君にはムーンストーンで決めました。
それじゃ、私は会計を済ませてきます」
そう二人に言って、私はレジへ向かった。

レジを済ませ、それぞれの石をプレゼント用に包装してもらう。
そして、私は待っている二人の所に戻った。

①すぐに二人へのプレゼントを渡す
②これからどうするか尋ねる
③屋台を見に行きたいという

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②これからどうするか尋ねる

周防さんも御門くんも鞄をもっていない。
御門くんは制服を入れた袋を持っているけど、今渡しても邪魔になるだけかな?
そう思って、とりあえず買ったものをかばんに入れる。

「これからどうしますか?」
時計を見ると、屋台のはじまる時間までまだ余裕がある。

「うーん、あ、そうだ、外いかない?」
「外ですか?」
「そうそう、隣の公園。天気もいいしきもちいぞ、きっと」
ショッピングモールに隣接して、大き目の公園があるのを思い出す。

①頷く
②別な所が良いという
③御門くんにも聞く

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①頷く

「良いですね、せっかくのお天気ですものね」

周防さんの提案に賛成して公園へ向かう事にする。

一瞬御門くんにも尋ねてみようかとも思ったけれど、今までの流れからしてたぶん反対はしなさそうだ。
むしろ何か考え込ませることが多いような気がして、それも申し訳ないのであえて事後承諾の形をとった。

「御門くんもそれでかまわない?」

案の定黙って頷く御門くんと機嫌の良さそうな周防さんと三人で連れ立って、ショッピングモールの出口へと歩いてゆく。

「やっぱり人が多いですね」
歩きながら何とはなしに周りに目を向けても、辺りは家族連れやカップルなどたくさんの買い物客で賑わっている。

「そりゃあ日曜日だしな。イベントがあるっていうのもあるかもしれないが、なにしろこの天気に家にいたら腐っちまうだろ」

そう言って周防さんは器用に片目をつぶってみせた。
今までのやりとりで少しは耐性がついたつもりでいたのに、不意に向けられた仕草に心臓が大きく跳ねた。

(周防さんてやっぱりいつもこんな調子なのかな…)

気付かれないよう熱をもった頬にさりげなく両手をあてながらそんな事を思う。

「ん、どうした冬馬?」

後ろから周防さんの声がした。よほど動揺していたのか立ち止まった御影くんに私は全く気がつかなかったみたいだ。
慌てて御門くんのもとに駆け寄ると、周防さんと御門くんは二人で同じ方向に目をやっていた。

「あれは…」

呟く周防さんの顔が険しくなる。御門くんも黙って頷いた。

不思議に思って二人が見ている方を見てみても、見えるのは窓ガラス越しの晴れ渡った青空と芝生の広がる公園だけ。
散歩をしている人たちやフリスビーで遊ぶ子供たちはいるものの、特に変わったものは見当たらない。

(いったいどうしたんだろう?)

①二人にどうしたのか聞いてみる
②何か見えないかともっと目をこらす
③二人に声をかけて気にせず公園へ向かう
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