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③「…もしかしてそれって、一郎君と何か関係があるの?」

電話の向こうから、隆が息を飲む気配が伝わってきた。

「……一郎? 一郎って、あの宗像一郎か?」
「え、うん。そうだけど…?」

妙に真剣な隆の声に戸惑いつつもそう言葉を返すが、
電話越しに聞こえてくるのは考え込むような沈黙のみ。
どういうことだろう。隆の口調から察する限りでは、
彼は一郎の名前が出てきたことに驚いているようだが…。

困惑しながら泳がせた視線の先で、心配そうにこちらを窺っている春樹の姿が見えた。
ねぇ、と愛菜は電話口に声をかける。

「知っていて欲しいことがあるんでしょ? なら直接会って話そうよ。
 私もそこで一郎くんのこと、話すから」

待ち合わせを近くのファミレスに決め、愛菜は電話を切った。
さあ、これから…

1.すぐにファミレスに行こう。
2.春樹が心配そうな顔をしている。隆に会うだけだから、と説明しなくちゃ。
3.少し近所を歩いて頭を冷やしてから、ファミレスに行こう。

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2.春樹が心配そうな顔をしている。隆に会うだけだから、と説明しなくちゃ。

「隆と話があるから行ってくるね。」
「でも姉さん…話、少し聞こえてたけど大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。心配ないって。」

春樹に心配かけたくないという思いで、笑顔で大丈夫という愛菜。
内心は、隆にどんな話をされるかとビクビクしているが、そんな表情をおくびにもださなかった。
春樹はまだ何か言いたそうだったが、愛菜はそれを振り切って家をでた。

ファミレスへと向かう道を急いで歩いていると、公園が見えてきた。
あの公園の角を曲がれば、もうファミレス…というところで愛菜の耳に聞き覚えのある声が届いた。

その声は…

1.一郎と修二
2.一郎と香織
3.修二と水野

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3.修二と水野

(あの声は…!)
愛菜は思わず立ち止まった。
(水野先生…もう一人は、修二君?)
「いい加減にしてくださいよ、先生」
「そうやって、いつまで意地を張り続けるつもりかしら?修二君」
(なんか、修二君いつもと違う…?)
思わず愛菜は聞き耳を立ててしまう。
「一郎君と違って、あなたはあまり賢くないようね?」
「俺は…兄貴とは違う!!あんたの言いなりにはならない!」
修二はそう叫び、公園の出口に向かって駆け出した。
(!見つかっちゃう!!)
愛菜は茂みに隠れようとしたが、運悪く公園を飛び出してきた修二と
鉢合わせしてしまった。
「愛菜ちゃん…」

1、とにかく逃げ出す
2、聞いてなかったふりをしてとぼける
3、二人の話の内容について聞いてみる

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2、聞いてなかったふりをしてとぼける

「あっ、しゅ…修二くんっ! 偶然だね!」
「……」

お約束のように素知らぬ振りを決め込んでみるが、衝撃と動揺で心なしか声が震える。
愛菜のそんな素振りに気付いているのかいないのか、
修二は眉を寄せるようにして顔を歪めると、くるりと踵を返してしまう。

「えっ、ちょ、修二くん…!?」

そのまま何も言わずに歩いて行ってしまう修二を思わず呼び止めようとした愛菜の耳に、
公園内から誰かが近づいてくる音が聞こえてきた。
(うわっ、やばい!)
反射的にすぐ傍にあった電柱に身を隠すと、案の定公園入り口から出てきたのは水野だった。
水野は公園前を通る歩道で足を止め、修二が歩き去った方角を見ながら「あーあ」と声を上げる。

「やっぱり一郎くんの名前を引き合いに出したのは失敗だったかー……。
 対抗心でも燃やすかと思ったんだけど、難しいお年頃なのねぇ」

はーあ、とため息をつきながら前髪を掻き上げ、水野は携帯を取り出した。
どこかに電話をかけるのだろうか。
手早くボタンを押し耳に当てながら、再び公園内に足を向ける水野の背中を見ながら、愛菜は…。

1.水野の電話を盗み聞きする。
2.ファミレスに向かう。
3.家に帰る。

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2.ファミレスに向かう。

(気になるけど、今はそれどころじゃない。隆が待ってるんだから)

ファミレスに到着し、店内を見渡して隆を探す。
私は一番奥の席でぼんやりと外を眺めている彼を見つけた。

「話って何?」

隆の向かいの席に座りながら、すばやく私は聞く。
しかし頭の中はさっきの光景のことで一杯。
だから隆の口から出た言葉を聞いたときは思わず自分の耳を疑った。
いや、例えさっきの光景に気をとられていなかったとしても
同じく唖然としてしまっただろう。

「……ここ数日、お前に避けられて気づいた。お前が好きだ」

彼はそう言ったのだ。

1)冗談はよして
2)ごめん。聞こえなかった。もう1回言ってくれる?
3)水野先生のことは?

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3)水野先生のことは?

「…水野先生とキスしてたのは何なの?」

数日前にあんな光景を見て、素直に信じる方がどうかしてる。
私の問いかけは自然とトゲのあるものになっていた。

「あ、あれは、その…。その場の雰囲気つーか…」
「雰囲気でしたの!?」
「違う! いや、違わないんだが何ていうかさ…。
 とっ、とにかく。さっき言ったことは嘘じゃねぇから」

隆は左手の甲で鼻のあたりを隠しながら、最後の言葉を強調する。
それは幼い頃から何度も目にしてきた彼の癖だった。
恥ずかしいときにいつもする、照れ隠し。

そんな隆の姿を見て

  • 受け入れた
  • 保留した
  • 断った

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→受け入れた

ドクン、と鼓動が高鳴る。
水野先生の一件があるまでは、隆のこと「ちょっとイイな」なんて
思ってたことだってあったから。
隆を……信じてみたい。そう思った。
「私も、隆のこと好き……だと思う」
一瞬の間があった後、隆が思いっきり私の手をつかんだ。
「それは付き合ってくれるってことか!?」
私はゆっくりうなずく。
「信じていいのよね? もし水野先生とまた何かあったら、その時は隆のこと……もう信じられない」
「わかった。俺にはお前だけだと、証明してみせるよ」
隆は心から嬉しそうな、それでいて安心したような笑顔になった。

隆と一緒に夜の道を帰る。
と、その時。

1.隆が手をつないできた
2.春樹が現れた
3.水野先生が現れた

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→隆が手を繋いできた

何だかドキドキする。二人で、ただ歩いているだけなのに。
幼馴染が急に彼氏になって――相手の肩書きが変わっただけで、
まるで別人と歩いているような気持ちだった。

(こんな事、初めて……)

「愛菜…」
「…何?」

返事をした途端、手に触れてきた――熱。
それが、隆の手だと解るまでに1秒もかからなかったと思う。
私は驚いてしまい、慌てて手を引っ込めた。

「あっ…隆、ごめんね!その、嫌とかじゃなく、ね…ただ…」
真っ赤になって言い淀む私。
でも隆の方も私以上に照れているようだった。
「い、いや、俺の方こそ……いきなりゴメン」

少しだけ立ち止まっいた私たちは、どちらともなく再び歩き始めた。

「愛菜…」
「…何?」
「手、繋いでも、いいか?」
「えっ?」
「さっきは驚かせたよな。
だから、今度前もって承諾を貰おうと思って……ダメか?」

私は……

①手を繋ぐ
②断る
③誰かが、向こうからやって来るのが見えた

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③誰かが、向こうからやって来るのが見えた


暗闇の向こうから見えた人影は愛菜と隆の前で立ち止まった。
「い、一郎くっ……。」
水野先生と二人で話していた一郎のことを思い出し愛菜は怖くなる。
「あぁ、大堂偶然だな。湯野宮も一緒か……、本当うらやましいぐらい仲がいいな。」
「えっ、あぁ。幼馴染だしな。」
愛菜は一言も声が出ず、隆の服のすそを掴んだ。
隆が愛菜を見ると愛菜の表情は固く、体は震えていた。
今までの憧れの宗像一郎をみる愛菜の表情は隆が嫉妬するぐらいに良い表情をしていたのに、
今日の愛菜はいつもと違っていた。
隆の頭に1時間前の愛菜との電話が脳裏を掠めた

「…もしかしてそれって、一郎君と何か関係があるの?」

水野先生と自分の関係についての電話で愛菜は一郎の名前を出していたのを思い出す。
「……幼馴染という関係なのは知っている。だが、俺にはそれ以上に見えるのは気のせいか。」
「うっ……。」
隆の頬が朱に染まる。
「大堂がずいぶん君に寄り添っているように見えたからカマをかけたんだが、
見事的中したみたいだな。」
「宗像兄には関係ないだろ、確かに俺達は付き合っているよ!!」
隆の言葉に一郎はため息をついた。

①確かに俺には関係ないね。
②関係……ね。
③あるさ。君達が付き合ったら何のために水野先生にけしかけたらわかったものじゃない。
④修二が君のこと好きだって言うから協力してたんだ。大堂に恋人ができたら困るよ。

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→修二が君のこと好きだって言うから協力してたんだ。大堂に恋人ができたら困るよ。

「でも、こうなった以上に僕に協力できることは何もないし、修二にもそう伝えておくよ。
君も恋人がいる身で修二から付きまとわれるのも迷惑だろ?」

一郎はそう言うと、すぐにその場から立ち去った。

「何なんだよあいつ……」

一郎に挑発され大声で彼に恋人宣言をしてしまった隆は
急に恥ずかしくなったのか、そわそわしている。
そんな隆を見て愛菜は…

  • 修二くんが私を好き?
  • 一郎くん、どうでもよさそうだったな…
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