<OP>
部屋のカーテンが開けられる。
光が差し込みたまらず私は布団をかぶった。
春樹「朝だ。いいかげん起きてくれ、姉さん。」
①春樹に抵抗する
②無視
③起きる


③起きる

春樹「今日は学校に早く行かなきゃならないって言ってただろ?」
愛菜「!そうだった!今日は…」
①一時間目から数学のテスト!
②委員会の集まりがあったんだ
③転校生が来るんだっけ…


②を選ぶ
愛菜「バカ、春樹のバカ!!早く起こしてっていったでしょ。」
春樹「起こしたよ!!姉さんが起きなかっただけだろ。」
愛菜「私も、バカだ~。着替えるからでてけ~。」
愛菜はすばやく着替えると朝食も食べないまま学校目掛けて駆け出していく。
春樹もそれに続いていく。
春樹のため息が聞こえた気がしたが反応している暇はなかった。
それだけ遅刻すると委員長が怖いのだ。
①近道する
②通学路をいつも通り行く
③春樹に先行ってもらって事情を話してもらう


①近道をする

時計を見ると委員会まで後10分…。
愛菜「えっ?!普通に行ってたらもう間に合わないじゃない!
…今日くらい仕方ないわよね?」
校則で通学路以外の道は禁止されているのだが、時間がない。
愛菜は仕方なく普段は使わない近道の路地を行く事にした。

愛菜「きゃっ!!」

時計で時間を確認しつつ路地を暫く走っていると、何者かにぶつかり転んでしまった。
愛菜「いったぁ……」
?「‥大丈夫か?」

涙目になりつつも何とか立ち上がろうとした愛菜に手を差し出したのは…。

①委員長
②幼馴染み
③見知らぬ男の子

5
→幼馴染み

手を差し伸べた相手は幼馴染の隆だった

「だ、大丈夫!ごめんねっ!」

愛菜は彼に謝ると、慌ててその場から走り出した。
例の一件以来、隆とは気まずく顔もまともに見れない状態だったのだ。

例の件というのは…

1.愛菜は思い切って隆に告白したが振られてしまった
2.隆から告白されたものの、どうすればいいか分からず避け続けている
3.隆が女教師とキスしているのを偶然見てしまった


3,隆が女教師とキスしているのを偶然見てしまった。

「ごめん、隆…」

愛菜とてこの状況がよいものだとは思っていない。
しかし彼を見ると、数日前の偶然入った音楽室での光景が蘇ってくるのだ。
若くてそのわりに妖艶な雰囲気を持つあの音楽教師との濃厚な…

生々しい男女の関係にショックを受けたのか
それとも仲の良かった幼なじみが遠くに行ってしまうことが寂しいのか。
愛菜の気持ちも未だ整理がつかない。

「おっはよ、愛菜」
「香織ちゃん…おはよ」
クラスメートで親友の長谷川香織が声をかけてくる。
「あんたまだ隆と気まずい感じなの?」
「うっ、うん…」
「あんたたち仲が良すぎたのよ。ここでこの香織様が彼氏を紹介してあげようか?」

1、テニス部のエース
2、バンドのボーカリスト
3、漫研のコスプレ美少年


1、テニス部のエース

香織の言葉で頭に浮かんだのは、テニス部のエース宗像修二。

宗像はテニスの実力は確かだったが、それを鼻にかけて
他人を見下し、平気で何人もの女の子と同時に付き合うような
いわば絵に描いたような女の敵。愛菜のもっとも嫌いなタイプだった。

(なんであんなヤツのことなんて…!)

思いがけず頭に浮かんだ相手に動揺する愛菜。
でもそれには理由があった

  • 宗像の双子の兄、一郎が気になってる
  • 認めたくないけど宗像が気になる

  • 宗像の双子の兄、一郎が気になってる

修二の兄の一郎は委員会の委員長で、
同じ顔をしていても宗像とは違って誠実で優しい人だった。
愛菜は入学当時からの憧れで同じ委員会に入れたことがなにより嬉しかった。
「怒ると怖いけどね。」
「なにが怖いの。」
香織に突っ込まれて現実に戻り頭に浮かんだ人物を振り払う。
「宗像君、人気あるし紹介しようか。」
「冗談でしょ。一郎君とは似ても似つかないのに!! 」
「あぁ、委員長のこと考えてたんだ。」
自分から漏らしてしまい、愛菜の顔が朱に染まる。
「ち、違うよ。た、ただ今日遅刻して怒られたから反省してただけだもん。」
「あいなちゃ~ん。」
「大堂。」
声を掛けられて振り向くとちょうど話にでてきた二人が声をかけてきた。
「大堂、放課後委員会に来てくれ。朝片付けられなかった仕事を手伝って欲しい。」
「今日、俺の試合応援しに来て欲しいな。愛菜ちゃんに応援してくれたら頑張れるから。」
同じ顔が二人見合わせてにらみあって一触即発。
「兄貴一人でできるでしょ。頭がいいんだから。」
「本当に自分勝手な奴だな。」
二人の間に香織が入って止めるとチャイムがなった。
二人は愛菜の返事も聞けずにそれぞれのクラスに戻っていった。

  • 放課後-
「姉さん、今日は買い物手伝ってくれる。」
「春樹!えっと……。」

1.委員会に出席する
2.気が進まないが応援に行く
3. 春樹の買い物に付き合う


1.委員会に出席する

「ごめんね春樹、今日は委員会に出なきゃならないの」
「そっか…うん、まあしょうがないよな。じゃあ俺先に帰ってるから」
春樹は少し寂しそうな顔をして去ってしまった。

「すまないな、わざわざ放課後までつき合わせて」
「ううん、これも仕事だし」
ところで、二人の所属している委員会とは…

①風紀委員
②放送委員
③実は生徒会執行部

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②放送委員

レコーディングスタジオ並みの機材が揃った部室に夕焼けの赤い光が射し込んでくる。
ようやく仕事を終えた二人はやっと向かい合うことが出来た。

「これで学園祭の打ち合わせは完璧だな」
「ええ…お疲れさま」

いくら祭りと名付けられた行事とはいえ、当日の放送委員会の仕事は山のようにある。
念入りに繰り返された打ち合わせもとりあえずの形にはなったようだ。
二人は他の委員に手渡す資料を整えながら帰宅の準備を始める。

そのとき突然放送室の扉が開かれて、誰かが顔を覗かせる。
その人は放送委員会の顧問を務める…

1、気さくで優しい宮本先生(男)
2、厳格だが生徒想いの近藤先生(男)
3、隆とキスをしていた音楽の女教師

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3、隆とキスをしていた音楽の女教師

扉から顔を出したのは、放送委員会の顧問を務める音楽教師、水野だった。
水野は帰宅の準備をしている二人を見て、にっこりと微笑む。

「もう仕事は終わったみたいね? ご苦労さま。残すはリハーサルと本番のみね」
「委員への資料の配布もまだ残ってはいますけどね」

書類を整え終わった一郎の律儀な答えに、水野は大袈裟に肩を竦めて笑ってみせる。
それから「ほらほら」と手をひらめかせるようにして二人を追いたてた。

「早く帰る用意済ませちゃいなさい。最終下校時刻が迫ってるんだから……ってアラ」
何かに気付いたように水野は言葉を止め、俯き気味だった愛菜の顔をひょいっと覗き込んだ。
「どうしたの、大堂さん。なんだかしんどそうよ。気分でも悪い?」

愛菜の脳裏を数日前に目撃した、あの映像が掠めていく。愛菜は…

1.「気のせいですよ」と笑ってごまかす。
2.「気のせいですよ」とつっけんどんに答える。
3.「ちょっとお腹が…」とこの場から逃げようとする。

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3.「ちょっとお腹が…」とこの場から逃げようとする。

「あら大変…保健室、一人で行ける?」
「あ、すぐ帰りますんで、心配しないでください。
 それじゃあ一郎君、また次の委員会で」
「あぁ、無理するなよ」

愛菜はそそくさと放送室を抜け出した。 
(やっぱり、気まずいよね…)
ため息をつく愛菜。
その時、衝撃的な言葉が愛菜の耳に飛び込んできた

①水野「やっと二人きりになれたわね、一郎君」
②宗像「で?先生、口止め料は持ってきたんでしょうね?隆君とのキスの…」

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選択肢・3
水野「ちゃんと隆君の事、捕まえておいているんでしょうね?」

「え・・・?」
ひどく衝撃的な言葉が愛菜の耳に飛び込んできた。
「あら、そんなに私って信用無いの?…それとも魅力が無いのかしら?」
先ほどの、愛菜の体調を気遣う教師らしい優しげな声とは少し違う
艶めいたニュアンスの水野先生の声が聞こえる。

どくん…どくん…

この二人は何を話しているのだろう…
(一郎君が…先生と隆君の事を知っている…?)
それどころか一郎が水野先生をけしかけているようにも取れる。

どくん… どくん…

(なんだか、これ以上…聞くのは怖い…)

愛菜は震える足を動かしてその場から離れた。
鼓動の音だけが耳に響くような感覚。周りの音が聞こえない。
愛菜の足取りははだんだん早足になり、気付いた時には駆けていた。
ただひたすら、何も目に入らずに。
廊下の曲がり角に差し掛かったとき…誰かと衝突した。

衝突した相手は…
1、隆君
2、宗像修二
3、厳格だが生徒想いの近藤先生(男)

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3、厳格だが生徒想いの近藤先生(男)

「うわっ、」

ぶつかった勢いのまま廊下に倒れこんだ愛菜は、聞こえてきた声に驚いて顔を上げる。
落とした眼鏡をかけ直しているのは、直接授業を受けたことはないが校内一厳しいと評判の教師だった。
(どうしよう…お、怒られる…)
「あ、あのっ!すみません、私の不注意でした!」
先手必勝とばかりに勢いよく頭を下げると、ぽんと大きな掌が頭を撫でた。
(…え?)
「怪我はないか?…今度から気をつけるように」
「あ…はい、すみませんでした」

前評判から、当然頭ごなしに怒られるものだと思っていた。
しかし怒られもせず、逆に心配までされてしまった。
愛菜は意外な心境で、ぼんやりと去っていく背中を見つめた。

折りよくそこに、最終下校を告げるチャイムが流れる。

愛菜は…
1 真っ直ぐ帰宅する
2 その場でぼんやりする
3 …やっぱり放送室に戻る

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1 真っ直ぐ帰宅する

「よお、お帰り」

自宅には買い物を済ませた春樹が戻っていた。
両親は仕事が忙しいらしく、今日は奴が夕食を作ってくれていたらしい。

「オムライス。好きだろ」
「あっ…ありがと…」

脳内も心の中もぐしゃぐしゃな愛菜にとって、弟の優しさが胸に染みる。
そのせいか、急に春樹に対して甘えたいような気持ちになってきた。

「ねえ、春樹」
「ん?」
「男の人ってさ、やっぱり女教師みたいな大人の女に惹かれるものなのかな」

1、「…なにかあったのか?」
2、「おいおい、高校生と教師じゃ犯罪じゃん。危ないことには首はつっこまねーよ。」
3、「まーな。俺の初恋は幼稚園の先生だったし。」

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1、「…なにかあったのか?」

春樹は心配そうに私の顔を覗き込む。
その目はどことなく、父に似ていた。

血はつながってないのに、不思議だなと思う。
夫婦はだんだん似てくるというけれど、春樹の場合もそうなのだろうか。

「別に何があったってわけじゃないんだけど…。
そういえば春樹ってモテるのにその手の話全然しないね。好きな子とかいないの?」

さっと春樹の表情が変わる。どうしたんだろう?

1)気になるので追求する
2)興味ないし、放っておく
3)からかってみる

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3)からかってみる

「もしかして、今まで好きになった子いないとか。
まだ春樹には早いのかな」
ムッとした表情になった春樹を見て、
思わず笑ってしまう。
「…ちょっと酷いよ。だって俺は…」
真剣な表情の春樹に戸惑っていると
チャーラーラーチャラーラーラー
私の携帯がなった。

電話の相手は
1)隆
2)宗像一郎
3)長谷川香織

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1)隆

隆からの電話…無視しようかとも思ったが
いつまでも避け続けるわけにいかない。
愛菜は思い切って出ることにした。

「もしもし…」
「俺だけど」
「うん」
「……なあ、お前最近俺のこと避けてない?」

いきなりの問いかけにドキッとする

1.隆の気のせいだよ
2.………
3.私、見ちゃったんだ

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3.私、見ちゃったんだ

思わず声が震えてしまった。言ってしまって良かったのかと今更
ながらに後悔する。でも、このまま隆を避け続けていくのも私の精神上
良ろしくない。気まずいのは、嫌だから。

携帯越しに、隆の息を飲む音が聞こえた気がした。

「……は?見たって、何を?」

何をって…これはとぼけているのだろうか。努めて明るい声で隆は
聞き返してきた。
もしかしたら隆は追求してほしくないのかもしれない。どうしようか…

1.更に追求する(先生と隆が…キスしてるとこ、とハッキリ言う)
2.話を逸らす(いや、隆がこないだ肥だめに落ちたところ見ちゃってさ)
3.言葉につまり泣き出す

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1.更に追求する(先生と隆が…キスしてるとこ、とハッキリ言う)

「ごめん、覗くつもりはなかったんだけど…音楽室にたまたま入った時に、ね…」
「…そうか」

しばしの沈黙。
「そ、そういうことだから…それじゃ、また…」
「待て!切るな!」
重い雰囲気に耐え切れなくなった愛菜が電話を切ろうとした瞬間、隆が叫んだ。
「その事実を否定するつもりはない…でも、あれには理由があるんだ!
 今まで誰にも言えなかったけど、お前には知っていて欲しい…
 なぁ、今からちょっと会えないか?話がしたいんだ…頼む」

「え…」

①「…わかった。近くのファミレスでいいよね?」
②「そんなの、聞きたくないよ…ごめん」
③「…もしかしてそれって、一郎君と何か関係があるの?」

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