「選択肢を選んで1000レス目でED4 ログ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

選択肢を選んで1000レス目でED4 ログ」(2009/04/02 (木) 10:47:57) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

1 :名無しって呼んでいいか?:2008/08/03(日) 18:34:04 ID:cE4MGBDT ・リレー形式で話を作れ ・話の最後には選択肢をつけること ・選択肢は1つのみ選ぶこと(複数選択不可) ・次に進める人は選択肢を選んだ後それにあった話を作り、1000レス目でED ・途中にキャラ追加、話まとめなどO.K. ・話を続けるときは名前欄に通し番号を入れること ・今回はトゥルーEDを目指すこと。主要人物の死亡(モブはOK)、誰かとくっつけるのは無し ・450KBを超えたら気づいた人が注意を促すこと ・新規で書き込みする方はwikiを一読すること ▼前スレ 選択肢を選んで1000レス目でED 3 ttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1197461386/ ▼過去スレ 選択肢を選んで1000スレ目でエンディング ttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1140272497/ 選択肢を選んで1000レス目でED 2 ttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1179654105/ ▼まとめwiki  ttp://www22.atwiki.jp/1000ed/ 2 :登場人物:2008/08/03(日) 18:36:57 ID:cE4MGBDT <<現代>> 大堂愛菜:高校二年の主人公 。予知夢を見る(但し起きると内容は忘れている)         本人に自覚はないが、とても力が強いらしい。3月生まれ。 大堂春樹:愛菜の義理の弟(高1)。好きな人がいるらしい。        愛菜よりしっかりものなので兄にみられがち。旧姓は高村春樹        十種の神宝の内、八握剣の力をもっている。 湯野宮隆:愛菜の幼馴染。ファントム(ミスト)を操る能力がある(事故後能力発祥)。        モノに宿る八百万の神に働きかける能力もある(先天的能力)。愛菜と同じクラス。 武    :隆の裏人格(クローン)。ファントム(ミスト)を隆とは別に操ることができる。        存在を組織に知られていないが、組織の命令には逆らえないらしい。 宗像一郎:放送委員の委員長。水野を利用している。「見える力」がある。鏡の力を持ち前世を覚えている。№702 宗像修二:一郎の双子の弟でテニス部エース。一郎と同じく「見える力」をもっている。        他人を見下しているところがあり不誠実とおもわれているが、愛菜にはなぜか協力的。鏡の力を持つが前世は覚えていない。№711 近藤先生:厳格だが生徒思いの男性教師。春樹の担任で歴史の先生。美波とは同級生。 水野先生:隆とキスしていた音楽教師。組織の一員、主流派。 長谷川香織:愛菜の親友。愛菜と同じクラス。 三種の神器の勾玉の力を持っている。 御門冬馬:感情表現に乏しい。言葉遣いは丁寧。愛菜を守る契約をする。        3年2組に在籍。剣の力を持ち前世の記憶もある。№673 高村周防:高村研究所の反主流に属する。明るいお兄さん的存在の24歳。        能力は高い。変わった能力らしい(修二談)。 チハル :愛奈が隆からもらった熊のぬいぐるみ。隆の力で動くようになる。        力が強くなり、いろいろなものに変身できる。人の強い負の感情に弱い? 大堂志穂:愛菜の実の母。冬馬の名付け親。現在行方不明。        組織に所属していた。 湯野宮美由紀:隆の姉。大学の寮に入っている。 桐原   :春樹のクラスメイトで許婚?彼氏がいる。        お菓子作りが得意でプロ級。 大宮美波:地下通路でであった反主流派の人。能力者で力は強いらしい(修二談)。        周防と同じくらいの年齢、声を聞かなければ女性と間違えそうな容姿。        能力の一つに高い治癒能力がある。 大宮 綾 :美波の妹。コードNo543。16歳で他界。 (こよみ)  弱い治癒能力を持っていた。 熊谷裕也:春樹の精神世界で会った無骨で気さくそうな男だが、組織の一員で主流派。        周防と親戚らしい。愛菜を器と呼ぶ。№535 秋人   :春樹の精神世界で会った眼鏡の男。春樹の義母兄。 高村博信:春樹の実の父。3年前に急に性格が変わり、実権を秋人に譲った。 猫のお兄さん:春樹と係わり合いがある人(現在不明) 3 :登場人物2:2008/08/03(日) 18:37:37 ID:??? <<過去>> 壱与   :三種の神器を奉る巫女で、鬼の一族の姫。愛菜の前世。        鏡を割って力を解放させた。 帝     :大和国の王。壱与が好き。 光輝    :過去で愛菜がであった精霊の少年。隆にそっくり。森を守護する立場にある強い精霊。 守屋   :怪我をしている所を愛菜が助けた石見国の鬼。鬼としての力はとても弱いが、八握剣の抜け殻を所持。 4 :名無しって呼んでいいか?:2008/08/03(日) 18:56:53 ID:??? 簡単に現在の状況 ・愛奈は体が動かない ・治せるのは修二だが決別中 ・愛奈は春樹の感情に恐れている ・過去で守屋に力の封印をするも結果はわからずのまま現代に ・周防来訪 ・春樹と周防、愛奈(チハル)で会話 ・周防が精神攻撃が得意だとわかる ・愛奈、春樹との過去を回想 ・過去で猫のミケを春樹の信頼できる兄さんに託す ・愛奈、目を覚ます←今ココ 5 :873:2008/08/03(日) 18:57:58 ID:??? ③様子を見る 私は春樹の様子を伺う。 すると、いつものやり場のない怒りは抜けて、とても穏やかな表情をしていた。 「ねぇ、姉さん」 「どうしたの? 春樹くん」 「明日、義父さんと話をしてみるよ」 「ええっ!?」 「……そんなに驚くことないじゃないか。あれからちょうど一週間なんだし」 「そ、そうだよね……」 聞く耳すら持たなかった春樹が、なぜだろうと思った。 ミケを見つける前まで、私や父を拒んでいたのは確かだ。 あの数時間で、春樹にどんな心境の変化があったのかは分からない。 親しいお兄さんに言われたからなのか。 それとも単なる気まぐれなのか。 春樹がどう思っているかなんて、どれだけ考えても私には理解できない。 「でも、よかった。春樹くんがそう思ってくれて」 「春樹でいいよ。一応、姉なんだから」 「えっ、だけど……」 「せめて名前の呼び方くらい姉っぽくしてくれなきゃ。らしくないんだし」 「う……」 (否定できない) 「さぁ、早く食べないと冷めてしまうよ」 「うん!」 意識が浮上していくのが分かる。 ああ、また夢を見ていたんだな、とようやく気付いた。 思い出している内に、寝てしまっていたようだ。 (私、すっかり忘れていたんだ……) 夢は忘れた記憶を呼び覚ますというけれど、今回はそんな感じだった。 五年前に私が経験したことばかりだったからだ。 目の前が白み始め、私はゆっくり目を開けていく。 そこに居たのは…… ①春樹 ②周防さん ③隆 ④修二くん ⑤チハル 6 :874:2008/08/03(日) 22:48:43 ID:??? 1乙です!  ④修二くん 息がかかるほど間近に修二くんの顔があった。 私は飛び上がるほど驚いたけれど、動かない体ではもちろん何も出来ない。 「…………」 修二くんは何も言わず、ただ私を見下ろしている。 いつもの明るい表情とは違う修二くんが目の前に居る。 双子のことをよく知らない人が見たら、きっと一郎くんの方だと間違えてしまうかもしれない。 「愛菜ちゃん、目が覚めたんだ」 どちらかというと、投げやりな言い方で名前を呼ばれた。 昨日、残酷だと言われたばかりだし当然なのかもしれない。 (一応、来てくれたんだ……) 隆が強引に連れてきたのだろう。 目の前にいるのは間違いなく協力出来ないと言った修二くんだ。 とりあえずお礼を言いたいけれど、やっぱり指先ひとつ動かない。 「弟くんも湯野宮も精霊もここには居ないよ?」 夕日の落ちる部屋で、修二くんは口だけ歪ませて笑った。 周りに誰の気配も感じられないということは、私と修二くんの二人だけなのだろう。 「逆らうと協力しないって言ったら、みんな簡単に部屋から出て行ってくれたんだ」 見下ろしたまま、修二くんが私の頬を撫でた。 私は叫ぶことも、言い返すことも出来ず、されるがままを受け入れるしかない。 「皮肉だよね。結局、愛菜ちゃんは俺の力を必要とするんだからさ」 自虐的な笑みを絶やさず、一方的に修二くんは言葉を続ける。 「今だったら、愛菜ちゃんに一生消えないような傷をつけることも簡単だよ?」 修二くんは、私が何も出来ないのを判って言っている。 だからこそこの状況を楽しんでいるみたいに、私の耳元でそっと囁くのだろう。 「俺ってさ、遊んだ女の子に言わせると躊躇なく酷いことをするタイプなんだって。 ねぇ、愛菜ちゃん。こんな状況でもはまだ俺を信じてるって言ってくれるのかな?」 私は…… ①(それでも修二くんを信じたい) ②(修二くんは卑怯だよ!) ③(助けて……) 7 :875:2008/08/05(火) 16:02:36 ID:??? ①(それでも修二くんを信じたい) 正直、修二くんが怖い。 目を瞑ってしまいたいけど、ここで視線を外したらいけない気がした。 「その目……まだ諦めてないんだ。 未だに俺を信じたいと思っているんだね。まったく…驚きだよ」 言葉とは裏腹に、修二くんの口調は淡々としている。 修二くんの暗い瞳に私の顔が映っているのが見えた。 「……優しいね」 やっと聞き取れるほどの声で、修二くんは呟く。 まるで独り言のようにも聞こえた。 「愛菜ちゃんはやっぱり優しい。 だからこそ、すごく残酷なんだって昨日も言ったよね?」 昨日、私は修二くんを結果的に利用しようとしてしまった。 利用するつもりなんてなかったけど、誤解されても仕方ない状況だった。 道具として利用されることを誰よりも嫌っているって、知っていたはずなのに。 「優しさってね、真綿で首を絞められてるみたいなんだ。 気付かないほどゆっくり、でも確実に傷つけられている。修復できないほど深く、ね」 そう言うと、修二くんは私からゆっくり体を離していった。 私は深く息を吐き、体の強張りを解く。 信じたいと思っていても、やっぱり緊張していたんだろう。 「俺はね。愛菜ちゃんみたいに優しい奴をもう一人知っているよ。 そいつもね、未だに俺を信じているんだ。馬鹿みたいだよね」 誰なんだろう、と思った。 そう思っても、今の私には尋ねることも出来ない。 「多分、本人もわかってないのかもね。 無意識だから、余計にタチが悪いんだ。本当の道化は俺の方なのにさ」 そう言って、修二くんは私の右手を強く掴んだ。 私は…… ①(さっきから何を言っているの?) ②(それってまさか……) ③(痛い!) 8 :876:2008/08/06(水) 21:04:00 ID:??? ①(さっきから何を言っているの?) そう心で問いかけてみても、修二くんは答えを返してはくれない。 会話とも呼べない、一方的なやりとりは続く。 「この右手……兄貴の刻印だね」 私の右手の甲には契約の印が刻まれている。 これは三種の神器の鏡、修二くんの対である一郎くんのものだ。 「左手は剣、額に勾玉……」 私の右手を掴んだまま、修二くんは視線だけを動かして言った。 「愛菜ちゃんは俺がいないと駄目なんだ。 判るかな。君の中で暴れている陰の力を鎮められるのは俺しかいないって」 修二くんは目を細めて、微笑む。 「振られた時はショックだったよ。でもやっぱり、愛菜ちゃんは俺が 必要なんだもん。仕方ないよね」 私の右手を掴む力がより強くなり、指先が赤く鬱血している。 (い、痛いよ……) 「こうやって実際に右手を見ると、想像以上に妬けるね。 ねぇ、愛菜ちゃん。兄貴にこうやってキスされたんだろ?」 修二くんは一郎くんを真似るように、私の手の甲に口付けを落した。 その後、ゆっくり顔を上げて私を見据える。 「こんなつまらないところに契約するなんて、兄貴らしいな~」 いつもの修二くんのような明るい声だった。 身を乗り出して、食い入るように私を見る。 「兄貴って優しいんだ。たとえば俺より一歩引いて目立たないように振舞ったりしてさ。 きっと俺のことを可哀想だと思っているからだろうね」 そして、フフッと笑う。 「でも、そういう優しさって押し付けがましくてすごく不愉快なんだ。 愛菜ちゃんにも身に覚えがあるんじゃない? 優しさを押し売りした経験とかさ」 私の顎から首筋にかけてを、親指で先で何度も撫で上げる。 その度に私は息を詰めることしか出来なかった。 私は ①修二くんを見る ②考える ③チハルを心の中で呼ぶ 9 :877:2008/08/19(火) 17:30:28 ID:??? ①修二くんを見る せめて視線だけでも修二くんから逃れようとするけれど、上手くいかない。 目を泳がせている内に、修二くんが腕を捲くっていた事に気付いた。 日焼けした腕にはテニスでついた筋肉つき、薄く静脈が浮き上がっている。 女の私とは違う、男の子の鍛えられた腕が目の前にある。 その腕が微かに動いた。 あごを這っていた指がゆっくり移動して、私の下唇に触れたからだ。 「愛菜ちゃんの唇って、マシュマロみたいにすごく柔らかいよね。 でもさ、ここから発する言葉が刃物になることだってあるんだよ」 上唇と下唇を円を描くように弄ぶ。 私はどうしていいのか分からず、ぎゅっと目を閉じた。 「ちゃんと目を開けて俺を見て。でないと協力できないよ?」 修二くんの言葉で、私は再び目を開ける。 目の端で、私の唇の上を滑るように修二くんの指先が動いている。 「この唇の奥って、どんなカンジだろ。 柔らかくて暖かいのかな。それとも、ぬるっとしてて纏わりついてくるのかな。 愛菜ちゃんの中まで、全部欲しいよ」 (本気なの、修二くん……?) 「この俺がお願いしてるんだから、当然、きいてくれるよね」 傲慢で高圧的とも取れる言葉だけど、修二くんが言うとなぜか軽い調子になる。 きっと、修二くんだけが持っている独特の雰囲気のせいだ。 華やかで、自由で、無邪気なワガママさは、こうなってしまった今でも失われていない。 「この前のキスなんて、ただの子供だましなのに愛菜ちゃん真っ赤だったしさ。 今時、そんな子は天然記念物に指定されて見世物にされちゃうよ」 修二くんの軽口で、見世物にされている自分を思わず想像してしまった。 と同時に、修二くんの顔がグッと近づいて唇が触れ合う。 (……!!!) 修二くんは唇を離すと、呆れるような視線を私に向けてくる。 「そんなに驚かなくても、みんな楽しんでることだって。 それに、これだけで終わらせるつもりなんて無いしね。 口の中にも沢山気持ちいい場所があるってこと、教えてあげる約束だしさ」 うなじに右手が添えられると、軽く頭を持ち上げられる。 そのまま修二くんの唇が重なり、私の中に割り入ってきた。 私は…… ①頭がぼうっとして何も考えられなくなった。 ②嫌悪感で背筋が寒くなった。 ③ドキドキして鼓動が早くなっていった。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: