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シェアードワールドで出たアイデアからの派生RPG




【浮界戦記(仮)】


 果てなく広がる白雲の海。
 その上に影を落とす、空に浮かぶ陸地、浮界。
 人はこの浮界に生まれ、育ち、死んでゆく。
 そして天にはいつも“天輪”が弧を描いていた。

 神話に曰く――かつて、浮界はひとつの大地であった。
 また、地の底には異形のものたちが棲む魔界が。
 大地を取り巻く“天輪”には、神々の住まう神界があったという。
 三つの世界が共存した時代、その異種文明は栄華を極めた。

 だが、戦いが大地を砕いた。
 人と魔と神が殺し合った戦争の果て、地上は崩壊し、魔界へと墜ちたのだ。
 いまも雲海の上に残る浮界は、失われた大地の破片。
 魔は雲海の底へ、神は天へと還り、人だけが空に取り残された――

世界観

巨大な浮遊大陸や浮島が無数に点在する空の世界で、それらは
上古に「神」と「魔族」の 戦いによって砕かれた世界の断片である
――という旧い神話が各大陸に共通して残る。それ以外は
一つ一つの大陸には各々違った国家、文化が根ざしている。

各大陸は百年ほど前から飛空艇技術の発展により
交流が持たれるようになったが
異文化との交流は戸惑いが多く
まだまだ国際社会としては発展途上。

大陸の淵から下を見下ろすと、遥か下方には雲の世界が広がる。
「叢雲海」と呼ばれるその領域では、どんなに強靭な飛空艇でも
乱気流や、ときに数千メートルを超す体長を持つ謎の生物
“叢雲海の住人”に襲われ、雲の下へと墜落していく。
そのため、雲の下がどうなっているのかを見て
生きて帰った者はいないとされる。

また、未開の大陸や空図に乗らない浮島が数多く残っている。
叢雲海とその上空に浮かぶ浮界、人々は未だ全容を知らない。

ロケーション

イヴェレス大陸
支配国家:バルゼル連邦 首都シェオルブルク
急速に軍事力を伸ばす工業国。イメージモデルは19世紀ロシア。
古代遺跡の多く残る国土は人間の国家で最大だが、痩せた土地が多く、
一部を除いて農業には適さない。そのため、大陸諸国が連邦として
纏まるまでは、少ない農地を奪い合って戦争が絶えなかった。
雲海に近い低高度の大陸で、通年寒冷。大陸高度の変化によって
雨季と乾季があり、雨季は豪雪になることも。
魔力にも乏しい土地であり、魔法が学問として発展しなかった。
これを補うように、他大陸より科学技術が進んでいる。
遺跡から出土する旧世界の遺物が技術革新を加速させたためである。
最初に飛空艇を発明し、現在も最大の生産・輸出国。
都市部には鉄筋コンクリートによる建造物もある。
都市化に伴い、労働者の割合が大きくなっている。
また主な外貨の獲得手段が空運であるため、飛空艇乗りの需要も多い。
服装は耐久性を重視した厚手のものが多く、
さらに防寒のため外套と帽子が標準装備。
飛空艇乗りの間では飛竜革のジャケットが流行している。
宗教色はきわめて薄く、創世神話が辺境に伝承として残るのみ。
それも今ではおとぎ話程度の扱いになっている。
主な都市:西部空港都市ハーフェンゼル、東部空港都市ハーフェンベル
ミィアン要塞、バールスタッド自治管区、工廠都市ビトファブリクなど

ルティカ大陸
支配国家:ベルゴ共和国 首都バラシェ・ハルディン
魔法国家。イメージモデルは古代ガリア、ブリテン諸島、
ルネサンス期スペイン、イタリアなど。
中高度だが、魔力の豊富な土地であるため温暖。
起伏が激しく、居住可能地域は巨大な国土に比して狭い。
魔法によって発展してきた国で、人間の国家では現在最も教育水準が高い。
修業を積み、国外に活躍の場を求める魔導師も。
高度に訓練を受けた魔導師たちで構成される強力な軍隊を有し、
物量で圧倒的に勝るバルゼルと実質の戦力は互角とも言われる。
近年人口が伸び悩んでおり、外国からの移民を受け入れているが、
文化の違いもあり治安悪化などの問題が起きている。
都市部では魔導技術の象徴として、通常は物理的に不可能な設計の
高層建築や空中建築が多く造られている。
服装は通気性を重視し、ゆったりした薄手のものが好まれる。
魔法の触媒を入れるため、ポケットが多いのも特徴。
国教を持たないが、魔法は精霊の力を借りるものという考え方から
精霊信仰が浸透している。
主な都市:東部空港都市ピュエルト・ペオル
学園都市シャト・エスケラ、自治教区イグレシ・フェゴなど。

ケムド大陸
支配国家:アドラム王国 首都ラス・シャハリム
専制国家。モデルは古代ローマ、中世フランス、日本など。
中高度にあり、周辺空域の気流及び魔力流の関係から四季が存在する。
国土はあまり大きくないが、平地が多いためエクメネは広い。
マキシム王家と直下のアドラム聖剣騎士団が大きな権力を持つ。
国内の各領地を貴族が治める体制は約千年にわたって
維持されていると言われ、歴代国王が内政に長けていたことや、
歴史と伝統を重んじる国風もあり、他大陸との交流が生まれて以降も
民主化の動きはあまり強くなかった。
古代文明の遺物である魔法剣を大量に所有することから
かつては強大な軍事力を誇っていたが、守旧的な対外姿勢ゆえ
近代化の波に乗り遅れ、現在は相対的に弱体化。
軍事国家の化石、斜陽の王国などと揶揄されることも。
騎士団の主な職務は、ドラゴンなどケムド大陸に棲む
強大なモンスターから国民を護ること。
建築物の特徴として、古い街並みの調和を壊さぬよう
新しい建物のデザインも昔のものに近づけられている。
服装は季節によって変わるものの、実用的で動きやすいことが
重視されている。バルゼル人の服に近いが、より洗練されて軽装。
祖霊信仰が根付いており、とくに王族と偉大な騎士は死後神になるとされる。
主な都市:ストナー、ラーティ、レマット、ブラウニング
ブラント、グリボーヴァルなど(領主の家名が地名になっている)

バーシク群島
支配国家:ウェスプ連合王国 首都ハベキ
南アゼル空域諸島連合の実質的盟主。
イメージモデルはハワイ、16世紀東南アジアなど。
ほか連合にはレビ王国、エケド共和国、サーマ国などが加盟している。
立憲君主制国家。また資源産出国にして、大陸間貿易を中継する港市国家。
本島シャハールに内海を持ち、発言力が強い。
低緯度、高高度にあり温暖(亜熱帯気候)。
特に魔力の豊富な島は火山島となっている。
他の連合国含め、世間一般の認識としては
「豊富な資源ゆえに大国に狙われる小国」であり、
大国同士が牽制し合うことで結果的に諸島連合の平和が保たれている。
これはウェスプをはじめとして連合側が意図的に作り出した均衡であり、
際どい綱渡りをこなして見せる経済力と外交努力の勝利と言える。
とはいえ表面上は強固に結束している諸島連合も、内部は必ずしも
一枚岩でなく、ウェスプを引きずり降ろそうと狙う動きも。
都市部にはビルも建ち始めているが、住居など大部分は木造建築。
高温多湿の気候から風通しを良くする必要があり、特殊な生態系ゆえ
害虫や害獣の脅威もあることから、特に高床構造のものが目立つ。
島が密集している空域もあり、飛空艇の発明以前から気船や飛行生物、
ロープウェイなどで空を渡っていた。
服装は清涼性を追求したもので、男女ともに着用するスカート状の腰布や
地竜の放熱皮膜から作ったシャツ(汗を吸収し蒸散させる)などがある。
露出度は総じて高め。島によっては半裸同然の格好も珍しくない。
宗教は統一されておらず、総じて国民は異教徒に慣れている。
主な都市:雲都アサン、バーム連結住居群、鉱山都市ハドムなど

アディエス巨岩
支配国家:アシュ教国 首都サンクアバド
宗教国家。イメージモデルは古代ギリシャ、ユダヤ、
神聖ローマ帝国、近世ヴァチカンなど。
ガムヒ空中岩礁の中央に位置する一個の岩塊を本土とし、
広大な岩礁空域を支配下に置く。きわめて高度が高く、
個人用の飛空艇では出力の問題から辿り着くことが困難なほど。
気候は寒冷で雨が降らず、塩を多く含む岩塊という地質から
農業は不可能に近い。唯一絶対の統治機関たる預言府<ハリフス>の
提供する糧食が、古来国民の主食となっている。換言すれば、
殆ど全国民が食糧供給を国からの配給に依存しているということでもある。
独自の魔法体系とそれを利用した魔導具<アーティファクト>は、
ものによってはベルゴのそれを凌ぐ。
良質の岩塩がほぼ国土全域で採れることから、他国との交流が
生まれて以降は塩の輸出が莫大な富をもたらしている。
また大水圏ハ・アシュという世界最大の水源を持ち、水産国でもある。
地上の建造物は石造りが大多数で、巨岩内部にも街が広がっている。
他国からも高い評価を受ける繊細な宗教彫刻が特徴。
服装は規定があるわけでこそないものの、国民ほぼ全員が
僧服風のものを着ている。気候に合わせ、防寒性は高い。
国教であるオーヴァム教は一神教。アディエス上空に位置する
球状雲“神の卵”が聖域とされる。教義によれば
やがて雲の殻を破って唯一神オーヴァムが誕生し、
この不完全な世界に代わる新たな完全世界を創造するという。
聖職者集団がそのまま預言府として神権政治を行う。
不死の聖者ヒムエルを頂点とし、以下、枢機卿や司教といった位階が並ぶ。
主な都市:第一構造体シェラー、第二構造体ロート、第三構造体ラビトなど

クィムラ列島
かつて崩壊する地上に残った魔族とその子孫が住む、辺境空域の島嶼群。
雲海すれすれの低高度にあり、一年のほとんどは霧が立ち込めている。

忘れられし高み
北の高高度空域に浮かぶ絶空の孤島。かつて地上に残った神族が今も住む。
下降気流と薄い大気を抜けて来る必要があり、
人間でここに辿り着いた者は歴史上ただ一人。

大水圏ハ・アシュ
アディエス巨岩を取り巻くように浮遊する莫大な水の塊。
簡単な浄化で飲料水として利用できる水質に、魚介など豊かな水産資源を
有し、本土の製塩業と合わせてアシュ教国の基幹産業を支える。

シャカーハ大空沙
南半球に浮かぶ大陸。外縁部に僅かながら人間が住むものの、
内陸部の広大な砂漠はほぼ人跡未踏。航空調査によれば、
大陸全域が不毛の地であるとされている。
人と機械とを問わず、砂漠ではあらゆる魔力が失われるという
謎の現象に見舞われる。人は魔法が使えず、一定以下の高度では
魔石は力を失い、魔力駆動の飛空艇も墜落する。
また正体不明のモンスターが棲息し、人を襲うとの報告も。
数々の過酷な環境に加え、居住地域も資源も無きに等しい。
利が乏しいためどの国もあえて手に入れようとはせず、
発見から百年近くが経つ現在も特定国家に属さぬ土地として扱われる。
住人は冒険者や周辺空域を縄張りとする空賊、ほか様々な事情から
国を追われた者など。字義通りの無法地帯だが、
定期的に訪れる商人たちはここの生命線であり
彼らが来なくなれば生活が立ち行かなくなることから、
暗黙の了解として手出しが禁じられている。

アクゼル雲嶺
雲海の一角が隆起し、山のようになっている場所。
その頂点は中高度空域に達する。
ルティカ大陸とガムヒ空中岩礁の間に聳え立つ。
巨大生物の巣窟とされ近づく者はいない。

シェリ浮動氷河
北極空域を漂う氷河。大陸クラスの体積を持ち、
生態系も存在する。しかし人間が定住に成功した例はないという。

機動大陸アイヤト
雲海の中を回遊する幻の大陸。内部では魔族、人間、神族が
黄金時代の暮らしを守って共存している。
公的には外界との接触を一切断っているが、
実質的にはこれを尊重する魔界の消極的庇護下にある。

ダートの柱
かつて三基存在した軌道エレベーターのうち、唯一破壊を免れたもの。
幾層もの結界や光学迷彩によって隠されており、
至近まで寄らなければ視認することは出来ない。
大戦後、いつか三界が再び一つになると信じた者たちが
種族の枠を超え“柱の守護者”を結成。
来たるべき日まで、柱が破壊されたり
悪用されたりすることのないよう守り続けている。

空の移動手段

  • 飛空艇(第一世代)
レシプロ機。速度は低めだが燃費はいい。
後期型は可変エンジンの採用によってホバリングが可能になり、
用途によっては未だに現役の機体もある。また、この技術が
旋翼艇(ヘリコプターのようなもの)にフィードバックされている。

  • 飛空艇(第二世代)
ジェット機。エンジン次第で音速すら超えるという
スピードを誇るものの、燃費が悪く空中で停止できない
(可変エンジン搭載でホバリングを可能にした第二世代機もあるが、
 燃費は極悪である)ため、現在ではあまり使われない。

  • 飛空艇(第三世代)
魔導機関と既存機関のハイブリッド機。
現在最も多く飛んでいるタイプで、飛行に伴うリスクを大幅に軽減した。
魔石をバッテリーとし、機関内部の術式回路に魔力を走らせることで
浮力を発生させる。機体制御にも魔導機関を用いており
従来とは段違いの運動性能を得るほか、燃費に関しても個人用の
小型機ですら余裕を持って大陸間飛行が可能なレベルに達している。
大型機なら理論上は無補給で世界一周も可能。

  • 魔動艇
魔導機関のみで駆動する飛空艇。
ベルゴ共和国で試験的に開発されたもので、全方向に同じ推力を
向けられるため、第三世代機をも遥かに凌ぐ運動性能を有する。
ただ燃費は第二世代機並みかそれ以下で、操縦に特殊な訓練を要する。

  • 気船
空気より軽いガスを封入した気嚢で浮力を得る艇。
気球や飛行船にあたる。燃費は抜群で静止滞空も可能だが、
エンジンパワーがないため速度は出ず、風に流されやすい。
気船で高速気流の存在する大陸間空域を渡るのは危険である。
また操縦には思いのほか高度な技術を要し、現在は
南アゼル空域で少数の熟練者が島間移動に使っている程度。

  • 島間橋
南アゼル空域の島嶼で見られる、浮島を結ぶ橋。
距離がごく近い場合には恒常的な移動手段として有効であり、
現在は技術の進歩から、ある程度の距離を隔てた島でも
橋が架けられるようになった。
亜種としてロープウェイのようなものも存在する。

  • 空棲生物
飛行能力を持った生物は各空域に棲息する。
それらを利用して人が空を飛ぶことも不可能ではない。
南アゼル空域では古来、気嚢を持ち浮遊するクラゲのような生物
“空月”に掴まって宙に浮く遊びがあり、大型の空月に
掴まったまま別の島まで流される子供が稀にいたという。
ここに着想を得て、のちに気船が生まれている。
ケムド大陸にはドラゴンの営巣地があり、アドラム王国では
かつて騎士アンメルがドラゴンと心通わせ合い、
その背に乗って空を翔けたとする竜騎士伝説がある。

登場人物

  • 主人公1
ミシェル・ラグランジュ
14歳、女性。伝説の飛空艇乗りであった父に憧れ、同職を目指す。
「女が飛空艇乗りなんて」という周囲からの嘲笑
――飛空艇乗りは通例男性である――に対する反動からか、言動や外見を
意識して男らしくしている節がある。中性的なファーストネームの
おかげもあり、初対面では男と思われることが殆ど。
叢雲海(浮遊大陸群の下方に広がる広大な雲海)の向こう、
世界の果てを見に行くと旅立ったまま帰ってこなかった父を
探しに行くことを望んでいる。自身も好奇心旺盛で、冒険家としても
父と肩を並べるのが目標。そうして父を敬愛する一方、
自分を捨てたのではないかという不安も心の底では拭い切れていない。
武器は拳銃などの軽火器。連射が効き、跳弾を利用した曲芸的な技も習得する。
格闘戦になっても男女差や体格差が影響しない武器として銃を選んだ。
外見的特長:浅黒いというほどではないものの活発なため焼け気味の肌
ブラウンの瞳(父譲り)、明るい金色の短髪(色は母譲り)、赤基調のTシャツ
ゆったりしたベージュのカーゴパンツ、クラウン部がやや大きいキャップ帽
ホルスターと一体型の小物入れ(弾薬、工具等)

  • 主人公2
カール・ウィンチェスター
24歳、男性。もとはアドラム王国の騎士であり、18の頃までは
聖剣騎士団が掲げる正義に何の疑問も持たず、記憶にない亡父についても
母の「あなたの父親は高潔な騎士だった」という言葉を信じていた。
19の誕生日前、突如現れた黒い鎧の男に母が殺される。男が兜を脱ぐと、
目の前で割れている写真立ての中の男と同じ顔。男は死んだはずの父親だった。
男に挑むが一刀で叩き伏せられ、その後駆け付けた聖剣騎士団によって
母親殺しの廉で誤認逮捕される。死罪を言い渡されるも、間一髪で脱獄。
名誉を失った。誇りを失った。母の命を喪い、父への憧憬を喪った。
すべてを失くし、残ったのは復讐のみ。
父親を殺すための旅に出て5年、ただ黒い鎧を追い続けている。
武器は騎士の魔法剣。変形することでまったく別の機能を得る。
もとは騎士団時代に父が使っていた剣を受け継いだもので、
カールは己の武器に愛憎入り混じった複雑な感情を抱いている。
外見的特徴:浅黒い肌、無精髭、前が目に掛かる程度に伸びた黒髪
三白眼、土色の外套、穴だらけのカーキのズボン、胸や膝のプロテクター
旅の道具を入れる古びた鞄、腰に吊った魔法剣

  • 主人公3
アリス・ルフェーブル
23歳、女性。アシュ教国の司祭であり、国教の説く教えを信じて育った。
そのため義に篤く、困っている人と見れば見過ごせない性格だが
やや多面的な見方に欠け、自己満足的な優しさを押し付けがちでもある。
あるとき預言府にて行われていたおぞましい秘儀<サクラメント>を
見てしまい、国への疑いを抱く。真実を知るべく、職務にかこつけて
諸国を旅しながら、オーヴァム教の秘密を探っている。
生来の気質が理想主義者なため、現実主義的で捻くれ者・理想論を真っ向から
否定するカールとは互いにそりが合わず、しばしば衝突する。
武器は全42巻からなると言われる魔導書『トートの書』。
ストーリーの進行と共に巻数が増え、強力な魔法が使用可能になる。
司祭と言う位階ではあるが、彼女の本来の仕事は古代の魔導書の解読。
表向き、彼女の旅は『トートの書』の欠番巻を探すためとなっている。
外見的特徴:白い肌(ただし旅に出てちょっとは焼けている)、黒い瞳
亜麻色の長髪、白と紺を基調とした法衣、クリーム色の革靴
司祭である証のペンダント(球状の卵殻を破って巨大な翼が広げられる意匠)

  • 主人公4
アシモフ
年齢不明、男性(?)。バルゼル連邦の遺跡で発見されたロボットで、
機能停止しているためガラクタとして売られ、交易品市場を流れ続けていた。
ミシェルの手で修復され、以降は彼女の父親捜しを手伝う。
普段は人間の姿に擬態している。本来は兵士として調整された個体なので
戦闘形態への変形機構を有するが、機能が完全に回復していないせいで
自らの意思では発動できず、感情抑制リミッターに過負荷が掛かると
本人の意思、状況に関わらず勝手に変身する。
後に明らかとなることだが、彼は厳密にはロボットではなく生物である。
その正体は、古の大戦にて機能を停止し、自己調整機能によって現代まで
眠り続けた魔界の住人、魔族の一人。ある神族を殺す任務を帯びていた。
武器は主に重火器。機関銃、レールガン、バズーカ等の実弾兵器から
粒子ビーム、レーザー、反物質、量子干渉兵器まで多種多様。
外見的特徴:頭髪と眉がないのっぺりした顔、無表情(←偽装形態)
全体的にマッシブな人間っぽいシルエット、頭部角錐型キャノピー
濃緑色の装甲、展開してフライトユニットになるバックパック
全体的にロボ、弐瓶メカと新川メカが合わさり最強に見える(←戦闘形態)

ストーリー進行(簡易フローチャート)

【イヴェレス大陸 バルゼル連邦】
元騎士カール・ウィンチェスター(主人公1)、騎士団の追手と戦闘。
(戦闘チュートリアル)
彼らを振り切るため大陸端の崖から飛び降りる。タイトル&OPクレジット。

飛空艇乗りミシェル・ラグランジュ(主人公2)、父親探しの旅に出る。
ただ探すのではなく、まず父と同じように世界各地を冒険し
彼に見せるための記録『航空日誌』を作ろうと考える。

空港にて、大陸脱出の足を探すカールが現れ「俺を乗せて飛べ」と脅迫する。
ミシェルは拒否、両者戦闘に。
結局、二人を共犯者と勘違いした騎士団に追われる形で飛び立つ。

【大陸間空域 アンブロディア航路】
騎士団の飛空艇に追撃を受ける。領空警備隊の介入により(※1)逃げ遂せるも
公空に出た途端、今度は空賊の襲撃に遭い、さらに雲海に棲む巨大生物が
その空賊を叩き落す。初めて出る空の危険と驚異を体験。

騎士団や空賊相手の共闘をきっかけに、カールとミシェル一応の和解。
次の寄港先まで乗せることに。父を探すために旅立ったと言うミシェルに、
カールは自分も父を探しているとだけ答える。

【ルティカ大陸 ベルゴ共和国】
魔法大国ベルゴに到着。約束通りカールは離脱。
ミシェルも旅行記作成と、父の手がかりを探すため上陸。
未来予知の魔法を研究しているという占師の噂を聞き、首都へ向かう。

首都で占師を訪ね、うまく彼の機嫌を取って(お使いイベントなど)
未完成の予知魔法を試させてもらう。わずかに視えた未来には
僧服の女やロボット、カール、黒い鎧の男。そして父ジョセフとの再会も

占師曰く運命は一定ではないとはいえ、父と会える未来のビジョンに
勇気付けられるミシェル。航空日誌を充実させるべく冒険を再開。
かつて父の叙した旅行記をなぞって各国を巡ることに。

【大陸間空域 バラート航路】
アドラム王国へ。騎士団とやりあって艇を覚えられている可能性があるため
定期便を使い渡航。船内で、予知のビジョンに現れた僧服の女、
司祭アリス・ルフェーブル(主人公3)と出会う。

ミシェルの事情を話すと、お人好し&お節介のアリスが半ば強引に同道することに
到着までの船旅、アリスが各国を旅する経緯を聞く(回想イベント)。

【ケムド大陸 アドラム王国】
旅行記を作成しつつ、黒い鎧の男について調べるアリスに付き合う。地下墓所で
謎の巨大モンスター“虚無を視る右眼”と遭遇、騎士団に助けられる。

騎士たちからカールの話を聞く。偉大な騎士であった彼の父が、かつて
“右眼”を封印するために命を落としたことや、カールは自分の母親を殺し
死罪となりながら(※2)脱走した身であることなど。

騎士団がカールを弾劾する激しさに、自分はとんでもない悪党を
助けてしまったのでは? と思い始めるミシェル。
アリスの調べ物も空振りに終わり、二人ベルゴへ戻る。

【ルティカ大陸 ベルゴ共和国】
預けていたミシェルの飛空艇が盗まれている。格納庫で話を聞き、
犯人がカールらしいと突き止める。やはり彼は悪人だったのか?
当の被害者よりも怒り心頭のアリスと共に、艇を取り返すべくカールを追う。

【大陸間空域 ガルゴ航路】
(鎧の男とそれを追うカールが映る)

【バーシク群島 ウェスプ連合王国】
目撃情報を辿ってやってきた交易品市場で古代の機械人形を発見。
予知のビジョンで見たロボットだった。
ミシェルが近づくと突然起動し、襲ってくる。戦闘後再び機能停止。
機械に強いミシェルが譲り受け、修理を試みる。

再起動した機械人形は正気だったが、記憶がなかった。
自分が誰(何)なのかも解っていないが、修理してくれたミシェルには
恩義を感じるということで、機械人形アシモフ(主人公4、名前変更可)が仲間に。

浮島の一つで対峙するカールと黒い鎧の男を発見。カールは単身挑むも
力の差は歴然、逆に窮地に立つ。ミシェルら加勢し、鎧の男と戦闘。

追い込まれたミシェルが謎の魔法を発動、鎧の男撤退。カールは追おうとするが
闘いの傷深く、倒れる。近くの村へ運び、目を覚ましたところで根掘り葉掘り
質問攻め。盗んだ艇の在処と、カールの過去の真実が明らかに(回想イベント)。

アリスが探っていたのも黒い鎧の男、即ちカールの父ジードであったと判明。
死んだはずのジードが蘇って妻を殺し、息子も手に掛けようとした、その秘密は
アリスの故郷アシュ教国にあると推測。

【大陸間空域 ダグダ航路】
カールの頼みとアリスの申し出もあり、アシュへ向かうことに。
ミシェルの艇ではたどり着けないため、巡礼者たちに混じって再び定期便で渡航。

【アディエス巨岩 アシュ教国】
アシュに上陸。アリスは帰国の名目上の目的として、『トートの書』の
新たな解読成果を提出しに行く。その後とある司教の助力を得て、
アリスがかつてジードを見た預言府地下への潜入計画を立てる。

巨岩中枢で厳重に拘束された老人を発見。そこへ教国の首魁・聖者ヒムエルが
ジードを引き連れて登場。彼は老人を指して
「斯界を滅ぼさんとする異界の尖兵」「外なる者」などと呼ぶ。

アシモフが突然戦闘形態になり、ヒムエルに襲い掛かる。
カールも父に向かって行く。しかし両者一蹴され、ヒムエルはミシェルに
親は誰かと尋ねる。母の名を聞いて納得し、父の名を聞くと笑い出す。

圧倒的な力を前に抵抗は不可能だった。全員が拘束、連行される。
まだ利用価値のあるアリスを除く三人は秘所侵入の廉で公開処刑が決定。
決行は一週間後となり、それまで投獄されることに(アリス離脱)。

処刑当日、ミシェルの父ジョセフ・ラグランジュが仲間を引き連れて刑場を襲撃。
これはヒムエルの狙い通りであり、万全の態勢を以て迎え撃つが、
教国内部にも種族混成の仲間を忍ばせていたジョセフの読み勝ちとなる。

【叢雲海 機動大陸アイヤト】
救出された三人、ジョセフの艇で機動大陸へ。道中であらためて父子再会を歓ぶ。
が、この作戦から機動大陸の位置が教国側に捕捉されることとなる。

ミシェルら、アイヤトにて神話の真実とヒムエルの野望を知る。
そこへ教国軍の攻撃作戦が発動、大陸全土で迎撃戦。
三人、中枢部に突入してきたジードの部隊をジョセフとともに迎え撃つ。

ジードと一騎打ちの中、ジョセフが致命傷を負う。ミシェル、ここで初めて
母から受け継いだ能力(※3)に完全覚醒、変身する。雑魚を一掃しジードと戦闘。
これを敗走せしめるも、ジョセフは娘に書きかけの本を託し死亡。

激しい攻撃に、揚力を維持できなくなった大陸が墜落を始める。
カールはジードを追い、アシモフは失意のミシェルとジョセフの亡骸を抱えて
脱出を試みるも、大陸ごと雲海の底、魔界へ(第一部ここまで)

※1…領空警備隊による牽制(あるいは嫌がらせ)。
アドラム王国とバルゼル連邦の関係は良いとは言えず、王国の象徴たる騎士団が
連邦の領空で警備隊を差し置いて戦闘行為に及ぶのは好ましくない。

※2…祖霊崇拝の伝統があるアドラムでは、尊属殺人は極刑となることが多い。
加えて騎士の犯罪は己とその家、また主君の名誉をも汚すものとして
通常より厳しく裁かれる。

※3…第二部冒頭で詳しく明かされることではあるが、ミシェルの母
ティアイエル・ラグランジュは神族だった。人間と神族のハーフは
己の意思で人間態と神態どちらの姿をも取ることができる。
(このあたりはトールキン作品におけるハーフ・エルフがモデル)



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