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*魔法理論 ---- #contents ----- **【魔術と法術】 「魔法」の二文字を分解して「魔術」と「法術」で分ける。 前者は殺傷力のある呪文。 後者は物理現象を発生させる呪文。 回復系は前者に分類。 精神力を対象に送り込むことで傷の治療をする。 逆にその力で相手を殺傷させることも可能。 ちなみに法術は、いわゆるファイアだのブリザドなどの 分かりやすい属性攻撃なので どこから力を借りるかは作り手の自由で。 ----- **【リスクの伴う精霊との契約】 魔法は各地の精霊と契約して魔法が使えるようになる。 ただし契約には精霊ごとにペナルティが付く。 水の精霊なら回復魔法が使えるようになるかわりに、 契約度に応じて自身の傷の治りが悪くなるとか。 火の精霊なら攻撃力の高い呪文が使える代わりに 本人の力がどんどん低下していくとか。 各地にそれぞれ精霊と 限界まで契約しなければならない一族とかが居たりすれば イベントのネタにもなる。 闇の精霊と契約していて 出てくる度にどんどんおぞましい姿になっていく 暗黒騎士とかも良いな。 ---- **【世界の設計図にアクセス】 中世風味の世界。 魔法は神がつくった世界の設計図に手を加えることで、 局地的な温度変化やら重力変化やらを発生させて色々できます。 世界の設計図は3Dモデルのワイヤーフレームみたいなノリで いつも僕らがいる空間の薄皮一枚裏側にあり、 特定の図形(魔方陣)や 言葉(言霊)に魔力を乗せることでアクセスできます。 人間は世界の構造を完全に理解しているわけではないので、 基本的には魔法を使用すると世界に矛盾が生じます。 でも世界には自浄作用があって、 突風や温暖化なんかの現象となって修正されます。 大きな魔法ほど自浄にも大きな力がかけられ、 地震や竜巻、津波なんかになったりもします。 魔法は魔法協会に研究され管理され、 系統ごとに公式化され、店で売られていたりします。 魔法協会の公式魔法は 世界の矛盾の発生を予防する魔方陣が セットになってたりして安全です。 魔法使いとか免許制で 勝手に使ったり作ったりすると犯罪です。 で悪者が禁呪に手を出したり、 自浄作用がモンスターの姿で人間襲ったり 神様が怒って人間粛清しようとしたりと 広がり方はありがち。 ---- **【精霊に祈願】 万物に魂が宿り、多くの精霊がいる世界。 で、たまーにその精霊と意志疎通できる奴がいて、 彼らは精霊達に頼みごとをすることによって 魔法みたいなことができる。 例えば火の攻撃呪文なら 「ちょっとあいつ焼いてきて」とかそんなん。 何で精霊が言うこと聞いてくれるのかってのは人による。 契約してるだとか駄賃として精吸わせてるだとか 単純にもっそい仲がいいとか。 ---- **【可能性の波動に干渉】 「魔法」とは術者の精神力に依存する形で 量子論的な「可能性の波動」に干渉すること。 精神を集中する能力に長けた者ほど 古典物理学から離れた事象を引き起こせる。 例えば、ライター程度の火を起こすのなら 修行中の見習いでも修得できる魔法である。 が、地面に断層を作ったり重力を反転させるなどの「大魔法」は、 それが起きる未来だけを意識内に思い描かねばならない。 雑念があれば失敗するし、理性が戻って来ず廃人と化す危険も。 そうした現象を起こすエネルギーは 「時の流れ」から得られている。 時の速さは即ち不変の光速であり、 この世界では 一秒ごとに全宇宙の質量が秒速30万kmで移動した際の 運動エネルギーに相当する。 エネルギーが蓄積されていく。 そして、その巨大なエネルギーは やがて宇宙の寿命が尽きる時まで 光の速さで宇宙が翔け続けるために 永劫の時の連鎖を循環している。 が、この力を魔法として乱用する事により 時間の流れが遅くなり始める。 やがて時の流れが止まり、 宇宙がその歩みを止めた時、 世界の全ては無に還ってしまう。 主人公はその事を精霊(っぽいもの)から教えられ、 世界から魔法を消し去る旅に出る。 ---- **【世界創造言語ルーン文字】 神は世界を作る時、 ルーン文字という言語を使って世界の法則をプログラムした。 そこで術者は、 この世界を書き留めているソースに精神的に干渉して ルーン文字のプログラムの詠唱して書き換える事により、 一時的に世界の理を歪め、 さまざまな魔術を使用することが出来る。 ---- **【魔法は催眠術】 魔法とは強力な催眠術である。 使用者は自己、あるいは他者、 あるいは世界そのものに虚偽の現実を認識させ、 そのまま虚偽と現実を入れ替える。 詠唱や魔方陣は空間に 「思い込みやすくするためのデバイス」 を敷くためのものでしかなく、 上級者なら一瞬で強制催眠状態に移行できるため 詠唱や魔方陣は必要ない。 催眠とはいえ現実として その場の全ての人物、動物、有機物、無機物が認識している以上、 炎が巻き起こり森が焼失した、 と万象に認識されれば たとえ「現実には」森は顕在でも森は焼け落ちたとされ、 無くなった腕が再生した、と万象に認識されれば 現実には存在しない腕で剣を握る事もできる。 よって、この「思い込み」を剥した世界は どうなっているのか誰にもわからない。 そしてその「思い込み」フィルタを通して 現実を見てしまう眼をもってしまったら… ---- **【エーテル→マナ→魔法】 ***エーテル 世界に満ちる『チカラ』。 無機的。 人間はそのままでは(意図的には)扱えない。 機械などは直接運動エネルギーに変換可能。 ***マナ 生命は酸素を吸収し消費する『呼吸』と同様に 世界に満ちる力、エーテルを吸収し消費することで 『生命』として存在できる。 マナはその代謝の余剰であり、副産物である『チカラ』。 **魔法 マナに変換されたエーテルにより起こされる 様々な事象のこと。 ***魔印 マナエネルギーは一定の回路を通すと、 エーテルを巻き込み増幅する。 その回路を人間の体等に紋様として施したもの。 ***気 マナとは別系統のチカラ。 『オグ』とも呼ばれ、 このチカラこそが意識の構造を解き明かす という魔学者もいる。
*魔法理論 ---- #contents ----- **【魔術と法術】 「魔法」の二文字を分解して「魔術」と「法術」で分ける。 前者は殺傷力のある呪文。 後者は物理現象を発生させる呪文。 回復系は前者に分類。 精神力を対象に送り込むことで傷の治療をする。 逆にその力で相手を殺傷させることも可能。 ちなみに法術は、いわゆるファイアだのブリザドなどの 分かりやすい属性攻撃なので どこから力を借りるかは作り手の自由で。 ----- **【リスクの伴う精霊との契約】 魔法は各地の精霊と契約して魔法が使えるようになる。 ただし契約には精霊ごとにペナルティが付く。 水の精霊なら回復魔法が使えるようになるかわりに、 契約度に応じて自身の傷の治りが悪くなるとか。 火の精霊なら攻撃力の高い呪文が使える代わりに 本人の力がどんどん低下していくとか。 各地にそれぞれ精霊と 限界まで契約しなければならない一族とかが居たりすれば イベントのネタにもなる。 闇の精霊と契約していて 出てくる度にどんどんおぞましい姿になっていく 暗黒騎士とかも良いな。 ---- **【世界の設計図にアクセス】 中世風味の世界。 魔法は神がつくった世界の設計図に手を加えることで、 局地的な温度変化やら重力変化やらを発生させて色々できます。 世界の設計図は3Dモデルのワイヤーフレームみたいなノリで いつも僕らがいる空間の薄皮一枚裏側にあり、 特定の図形(魔方陣)や 言葉(言霊)に魔力を乗せることでアクセスできます。 人間は世界の構造を完全に理解しているわけではないので、 基本的には魔法を使用すると世界に矛盾が生じます。 でも世界には自浄作用があって、 突風や温暖化なんかの現象となって修正されます。 大きな魔法ほど自浄にも大きな力がかけられ、 地震や竜巻、津波なんかになったりもします。 魔法は魔法協会に研究され管理され、 系統ごとに公式化され、店で売られていたりします。 魔法協会の公式魔法は 世界の矛盾の発生を予防する魔方陣が セットになってたりして安全です。 魔法使いとか免許制で 勝手に使ったり作ったりすると犯罪です。 で悪者が禁呪に手を出したり、 自浄作用がモンスターの姿で人間襲ったり 神様が怒って人間粛清しようとしたりと 広がり方はありがち。 ---- **【精霊に祈願】 万物に魂が宿り、多くの精霊がいる世界。 で、たまーにその精霊と意志疎通できる奴がいて、 彼らは精霊達に頼みごとをすることによって 魔法みたいなことができる。 例えば火の攻撃呪文なら 「ちょっとあいつ焼いてきて」とかそんなん。 何で精霊が言うこと聞いてくれるのかってのは人による。 契約してるだとか駄賃として精吸わせてるだとか 単純にもっそい仲がいいとか。 ---- **【可能性の波動に干渉】 「魔法」とは術者の精神力に依存する形で 量子論的な「可能性の波動」に干渉すること。 精神を集中する能力に長けた者ほど 古典物理学から離れた事象を引き起こせる。 例えば、ライター程度の火を起こすのなら 修行中の見習いでも修得できる魔法である。 が、地面に断層を作ったり重力を反転させるなどの「大魔法」は、 それが起きる未来だけを意識内に思い描かねばならない。 雑念があれば失敗するし、理性が戻って来ず廃人と化す危険も。 そうした現象を起こすエネルギーは 「時の流れ」から得られている。 時の速さは即ち不変の光速であり、 この世界では 一秒ごとに全宇宙の質量が秒速30万kmで移動した際の 運動エネルギーに相当する。 エネルギーが蓄積されていく。 そして、その巨大なエネルギーは やがて宇宙の寿命が尽きる時まで 光の速さで宇宙が翔け続けるために 永劫の時の連鎖を循環している。 が、この力を魔法として乱用する事により 時間の流れが遅くなり始める。 やがて時の流れが止まり、 宇宙がその歩みを止めた時、 世界の全ては無に還ってしまう。 主人公はその事を精霊(っぽいもの)から教えられ、 世界から魔法を消し去る旅に出る。 ---- **【世界創造言語ルーン文字】 神は世界を作る時、 ルーン文字という言語を使って世界の法則をプログラムした。 そこで術者は、 この世界を書き留めているソースに精神的に干渉して ルーン文字のプログラムの詠唱して書き換える事により、 一時的に世界の理を歪め、 さまざまな魔術を使用することが出来る。 ---- **【魔法は催眠術】 魔法とは強力な催眠術である。 使用者は自己、あるいは他者、 あるいは世界そのものに虚偽の現実を認識させ、 そのまま虚偽と現実を入れ替える。 詠唱や魔方陣は空間に 「思い込みやすくするためのデバイス」 を敷くためのものでしかなく、 上級者なら一瞬で強制催眠状態に移行できるため 詠唱や魔方陣は必要ない。 催眠とはいえ現実として その場の全ての人物、動物、有機物、無機物が認識している以上、 炎が巻き起こり森が焼失した、 と万象に認識されれば たとえ「現実には」森は顕在でも森は焼け落ちたとされ、 無くなった腕が再生した、と万象に認識されれば 現実には存在しない腕で剣を握る事もできる。 よって、この「思い込み」を剥した世界は どうなっているのか誰にもわからない。 そしてその「思い込み」フィルタを通して 現実を見てしまう眼をもってしまったら… ---- **【エーテル→マナ→魔法】 ***エーテル 世界に満ちる『チカラ』。 無機的。 人間はそのままでは(意図的には)扱えない。 機械などは直接運動エネルギーに変換可能。 ***マナ 生命は酸素を吸収し消費する『呼吸』と同様に 世界に満ちる力、エーテルを吸収し消費することで 『生命』として存在できる。 マナはその代謝の余剰であり、副産物である『チカラ』。 ***魔法 マナに変換されたエーテルにより起こされる 様々な事象のこと。 ***魔印 マナエネルギーは一定の回路を通すと、 エーテルを巻き込み増幅する。 その回路を人間の体等に紋様として施したもの。 ***気 マナとは別系統のチカラ。 『オグ』とも呼ばれ、 このチカラこそが意識の構造を解き明かす という魔学者もいる。

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