スレッドより

以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレから引用

206 :Track No.774:2009/04/20(月) 13:12:57
>>199

如来のいる極楽浄土は、西方にあるともいいますし。
西方には理想郷とか、救いとか、完成した物が存在していると昔の人は
考えたようです。仏教も西から来ましたし。
でもこれだと、忘れられた過去かどうかはわかりませんね…。

>>200

わざわざメシアと書いてあったり、ダーウィンの書(進化論のことか?)と
言っているので、キリスト教的一神教の世界をちくっとしているのだと
理解していました。マリアは処女懐胎なので、矛盾していると。

王道楽土が、本来の意味からかけ離れている歌詞なので、これが
一番悩んでいます。(皮肉っているのか?とも)

207 :Track No.774:2009/04/20(月) 17:32:37
>>206
手っ取り早く理解するにはラストエンペラーを借りて観たらいいよまんまだからね

248 :Track No.774:2009/04/23(木) 01:34:47
>206
王道楽土は「王道楽土というものはこういうものだ、という歌」では無く
「王道楽土を希求する歌」と見た方が分かりやすいかと

「王道楽土」というスローガンこそ>>207の言う満州国関連のものだけど
「王道」(仁に基づく政治)は「覇道」(武力に基づく借り物の仁政)の
反対語として長い長い歴史を持つ言葉

この「王覇」の区別を付けて「王道」の方が「覇道」より優れている
と言い出した言い出しっぺが古代中国、戦国時代の思想家、孟子

彼のいう「王道」は「先王の道」…中国神話に登場する君主である堯・舜
それに夏の禹王、殷の湯王、周の文王or武王が行った政治の事
「先王の道」という言い方から分かるように、それは孟子が生きた
戦国時代にはそれは既に失われていた、もしくは失われかけていたもの

孟子が生きていた時代の中国の様子は平沢の王道楽土の
歌詞内容に近い有様だったと思うよ

250 :Track No.774:2009/04/23(木) 08:27:19
王道楽土というと満洲帝国もだけどクシャナ殿下を思い出すw
あれは覇道の方だわな。

251 :Track No.774:2009/04/23(木) 12:53:33
>>248

おお、丁寧にありがとう。「王道楽土の希求」と聞いて納得。
「点呼する惑星」では、自然が美しくて癒されたり、世相が乱れて
いたり大変なんだな。この世界と一緒だ。

ルーティンに倦まず、世界を見て、ここでしっかり生きなさい
という応援メッセージを含んだアルバムなんだな~と、チト感動。

孟子の方は知ってたんだが、満州国のスローガンだったのを
知らなかったので、>>207の書き込みにぽかーんとしてしまった。
ゴメンヨ207。

252 :Track No.774:2009/04/23(木) 13:18:27
王道楽土は、理想に燃えて、国まで燃やしちまった王、の歌だと解釈。
愚者ではないが、足下見えてない夢見る王様
何がよくなかったのかわからない、だから何度も「何故」を繰り返す

253 :Track No.774:2009/04/23(木) 15:03:09
「王道楽土」の「王道」は英語のRoyal Roadの訳語としての王道、儒教の王道とは正反対だ。

との事

254 :Track No.774:2009/04/23(木) 15:06:03
死の淵で悟る王───というイメージも個人的にはある>王道楽土
ギルガメシュ王の振る舞いを諌める為に仮初めの命を与えられた土人形エンキドゥ
王とエンキドゥの関係がHoとHue、王とハイムン人&会場組にもシンクロして、ライブの後からシュメール文明関係の文献を読んでる
平沢師匠の歌詞はどんどんイメージが膨らんで、終わりが見えない

255 :Track No.774:2009/04/23(木) 15:30:49
>>251
満州国の場合は西洋の「覇道」に対するアジアの「王道」という位置づけだね

…と、見てみるとそれはそれで、これは9.11以後の
世相に嫌気がさしてる平沢らしい微妙な反発の仕方なのかもしれない?
ただし、平沢の「もっとマシな王」は「King」にして「庭師」かつ
トゥジャリットを破壊する存在としてあるわけだけど

インタラのストーリーだと「火」=トゥジャリットの見せる恐怖の幻影か

>>253
どちらかが正解ではなく、日英の意味のズレも含めて考えるべきかと

あの四文字熟語を出しておいて、日本語を母国語にする人達に対して
"Royal Road"の訳語としての意味だけをとれ、とはいくらなんでも乱暴な話

256 :Track No.774:2009/04/23(木) 15:42:23
>>255 
二重の意味を背負う「王道」をネタに何かをしでかそうと言うものでは無く、歌詞は何も考えずに描かれていることをイメージすると良いんだそうな

構造が単純なだけに仕掛けが見えやすいんだって

257 :Track No.774:2009/04/23(木) 17:07:19
>>256
…ああ、情報ソースが何なのかが大体分かった
言っちゃなんだが、フェアな解釈の提示の仕方じゃないな、それは
「どうにかして解読する」というお題から外れてる

そこは、そのお方の言い分から見て「この部分はこう解釈するべきだ」
という「自分の考え」を「自分の言葉」で書いて出してくるべきだ

王道="Royal Road"なら、その意味に沿った解釈を出してきておくれ
>>252のように あるいは>>254のようなイメージを膨らませる手段として
「そこから自分はどう考えたのか」を見せて欲しい

ただの「正解」なんかいらない それじゃ「正解」止まりになってしまう
今監督じゃないけど「誤解・誤用する」事が面白さに繋がる場合だってある
平沢本人の楽器の使い方も、そうでしょう?

258 :Track No.774:2009/04/23(木) 19:11:25
>>254
気になってギルガメシュ叙事詩でググってみたら

>数千年前の物語ながらすでに少年ジャンプ的展開を
>極めていることで知られる(嘘)

とか書かれてて吹いたw
この際だから読んでみるよ…

259 :Track No.774:2009/04/23(木) 19:56:45
ギルガメシュ叙事詩は世界最古の物語と言われてる
それがジャンプ的…
人類は進化していないのかorz

巫女さんが娼婦(聖娼)だったり、ゲームでお馴染みフンババが出てくるSFだと思って読むと楽しめる
ギルガメシュ叙事詩の一部のエピソードはキリスト教の聖書に取り込まれてるから比較するのも面白い

260 :Track No.774:2009/04/23(木) 20:15:47
進化してないよ~。
未だに孔子の思想とか通用しちゃうんだものw
んでもって、人類が進化しているのなら戦争なんかおきようがない。

「トゥジャリット」は、信じ込まされて動かしようがないと
思いこまされている「常識」と、ますます強く思った。

「だれか壊してくれないか?」って言ってたよね。
なにかの予兆かもしれないと、ワクワクする。

以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレ2ループ目から引用

957 :Track No.774:2012/03/06(火) 02:17:52.78
今しがた聞いていて思ったんだけど、
『王道楽土』と『上空初期値』は二つセットではなかろうか。
つまり、地(人の世)の王道と天(自然世界)の王道。

『王道楽土』では栄枯盛衰という変化に
歓喜したり悲嘆に暮れる人の世の姿を映し、
『上空初期値』では常に変化を繰り返しながら、
その一瞬々々が「初期値」である自然を空という対象で描き出している気がする。

両者に共通するのは“無常”ということ。
ただし、『王道楽土』の“無常”は栄枯盛衰の残酷さを前面に打ち出している一方、
『上空初期値』では無情なまでに清々しく変化していくという点において異なる。
両者ともに歌詞冒頭に「泣き供花を踏む王道に」、
「飛べ王道の空初期値」と置いている点に引っかかって考えてみた。

その共通点に着目して『上空初期値』を聞くと、
「天涯の都市はかなげに」~「懐かしく無に還る跡形もなく」のくだりが、
『王道楽土』の「無き国」を歌っているようにも思える。

その他、「飛べ混沌の風を切り」からのくだりや、
「あー勝利さえひれ伏す 止まらぬ雲の無意味の履歴」は、
人の世のいざこざすらも、
無意味に過ぎない自然の前には無力に過ぎないという意味を、
「見よ白き視野を昇り」からのくだりは、
人界のしがらみを解かれた人の意識は、
天に昇って自然界に迎え入れられる意味ではないか、
などとも思ったものの、些か想像が走りすぎか。

ひとつ気がかりなのがトラックナンバーが、
『王道楽土』が05、『上空初期値』が06で、
対応する曲を立て続けに置いてくれるほどに師匠は親切だろうかということ。
『王道楽土』の惨憺たる情景と『上空初期値』の清冽な情景とを対比させるために、
やむを得ず連続させたのか、
あるいは、裏読みを読んだ上であえて連続させたのか。
ん~、わからん……。

960 :Track No.774:2012/03/06(火) 11:04:16.06
LV0 平沢進?どうせ個性派(笑)歌手だろ?どうでもいいよ…
LV1 ふーん…どっちかってーと実力派なのか?この曲はテクノなのか?
LV2 この白虎野の娘とか…ちょっといいかも…
LV3 やっべパレードマジヤッベ
LV4 やべぇTOWN-0 PHASE-5とかロタティオンとかASHURA CLOCKもすげぇいい… PVだけ邪魔だ
LV5 マジタービンPVどうにかなんねぇのか?マジキチ…
LV6 オゾノさま結婚してくれ!
LV7 やべぇLOVE SONG最高!ヒラサワとカスさえあれば生きていける!
LV8 ヒラサワを理解した!俺はヒラサワを理解したぞ!!
LV9 やっぱ平沢進は意味わからんわ

この8と9をうろうろがデフォ。

>>957
対をなす曲なのは確かだと。
ヒラサワは曲を組み立てて物語を作っていいといっているし
アルバムの曲順はあてにしない方がいいんじゃ?
白虎野なんて初期に白虎野あってパレードで終わるしw

自分は上空初期値で「今も現と見まがう空」の「錯視の霧」が晴れたのだと思う
「空に火が!敵が!戦わなくちゃ!」→「空にあるのは雲ばかりじゃないか!!」的な
BOX買ってない人にはネタバレになるからふせるけど、
ブックレットで言う「○○で覆われた状態」が王道楽土、
それを取り去った時が上空初期値に当てはめれると思う
あと、王道楽土で思い浮かぶのはオーウェルの1984年。これは必読

961 :Track No.774:2012/03/06(火) 11:49:06.09
>>960
王道楽土と上空初期値の解釈は
それに加えて点呼インタラ内でも語られてるよな
あっちは王道と庭師での比較だったが

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最終更新:2012年07月27日 02:06