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芝村:
ここは宇宙だ。遙かに地上が見れる

時雨:
Q:衛星軌道上ってところですかね

芝村:
A:ええ

時雨:
「さてと……」

時雨:
エステルはいますか?

芝村:
いるねえ。

芝村:
上機嫌に舵をきってる

時雨:
なるほど。

時雨:
それでは、まずはグループに対する法官騒動の影響を確認したいと思います

時雨:
報告とか入ってきてますよね、さすがに

エステル:
「? 何をしているのですか?」

時雨:
「ちょっと燃料グループのほうの仕事を」

時雨:
「エステルも、意見を聞かせてくれませんか?」

エステル:
「なるほど。今のところは順調そうですが、パイプライン建設が遅れていますね」

時雨:
「電気がない国にどう対処しようか、と悩んでましてね」

エステル:
「? どういうことですか?」

時雨:
「工事には重機が必要になるでしょう。警備システムを作ればその電源が」

時雨:
「管理には技術者が必要になります。ただ、暁の円卓はそのどちらもいないんですよ」

エステル:
「その当たりの人に守って貰えばいいじゃないですか。あの国なら」

時雨:
「ええ、その方針であちらと話してきました」

芝村:
エステルはうなずいた

時雨:
「国は人なり、とはよく言ったものです」

エステル:
「そうですね」

時雨:
「パイプラインができたら、本格稼動で燃料を配分して……その後宇宙開発までいけるといいんですね」

エステル:
「燃料は大量に使うでしょうね」

エステル:
「そう思います」

時雨:
「次の戦争で?」

エステル:
「たぶん。宰相府がお金をだしているということは、そうなんでしょう」

時雨:
「なるほど」

時雨:
「燃料といえば、フラワー級もそういったタイプの船に仕上がりましたね」

エステル:
「あれも、それによって安全性を高めたんでしょう」

エステル:
「たしかに、あれはTLOにもなっていません」

時雨:
「しかるべき理論があれば、TLOは避けられる?」

エステル:
「単純に、効率が悪ければいいんじゃないですか?」

時雨:
「ははは、確かに」

エステル:
「宰相府は以前、そういう内容の資料を配っています」

時雨:
「あの船の運用も考えないといけないんですけどね。なかなか課題が多い」

エステル:
「そうですね。でも、しばらくは宇宙は平気でしょう」

時雨:
「ええ。次の戦争では、FVBも第五世界へ派兵することになるでしょうね」

エステル:
「・・・・輸送、ですね」

時雨:
「FVBトランスポートの使い時かな」

エステル:
「ええ。ますます重要性があがってきましたね。うちの国も」

時雨:
「……ええ」

芝村:
エステルは微笑んでいる

芝村:
あれ。嬉しいようだ

時雨:
「どうしました?」

エステル:
「なんとなく。貴方が活躍するのが嬉しいです」

時雨:
「あ、ありがとう」

芝村:
エステルは貴方の顔を見て、にこっと笑った

時雨:
「でも、これもあなたがずっと隣でいてくれたから……だから、頑張れたんですよ」

時雨:
ちょっと近づいて、肩に手を置きます

芝村:
エステルは微笑んでいる。

時雨:
優しく体を抱いて、キスをします。

芝村:
エステルはキスされた。

芝村:
エステルは笑っている

時雨:
しばらく後ろから抱きしめたままでいます。

芝村:
はい

芝村:
エステルは嬉しそうだ。

時雨:
「ありがとう……僕と一緒にいてくれて」

エステル:
「好きでやっていることです」

時雨:
「僕も、あなたが好きですよ」

芝村:
エステルは嬉しそうにだまっている

時雨:
少し力を込めて、抱き寄せます。

芝村:
エステルはじっとしている

時雨:
抱きしめたまま、二度目のキスを。

芝村:
エステルは目を細めている

時雨:
頭を抱いたまま、耳元で囁きます。

「愛してますよ、エステル……」

芝村:
エステルは貴方の唇を軽くかんだ。

エステル:
「知っています」

時雨:
優しく笑って「ごめんなさい」

エステル:
「知ってるならいいんです」

時雨:
「はい」

時雨:
表情はどんな感じですか?

芝村:
顔を赤くしている

時雨:
ああ、照れてるんですね

芝村:
ええ

時雨:
「知っているから、こうやって確かめたいと思うんです」

時雨:
息を吹きかけるように、耳元で囁きます

エステル:
「くすぐったいです」

時雨:
「嫌ですか?」

首筋の辺りを撫でながら、目をじっと見ます

エステル:
「・・・状況次第です」

時雨:
「今の状況は?」

エステル:
「そう言う質問は嫌いです・・・」

時雨:
「はい……」

時雨:
三度目のキスを、今までより深く。

芝村:
エステルは貴方を抱きしめた

時雨:
抱き返してまたキスをします。

芝村:
エステルは微笑んだ。

時雨:
「ずっと、あなたと一緒に……」

エステル:
「はい」

時雨:
「僕はあなたを、あなたと生きるこの船を、この国を守ります」

エステル:
「信じます」

時雨:
「ありがとう……」

時雨:
また抱きしめて、深くキスをします

芝村:
エステルは照れた

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芝村:
評価は+1+1、秘宝館には1,1で依頼できます
最終更新:2009年09月19日 17:48