歯周○×100問

歯周 ○×問題
1、歯周基本治療後の再評価検査結果、1度の動揺がある場合、歯周外科処置を行わない→× 行う。
2、歯周基本治療後の再評価検査結果、深いポケットがある場合、歯周外科処置を行わない→× 行う。深い歯周ポケットを除去するために歯周外科を行う。
3、歯周基本治療後の再評価検査結果、ポケットからの出血がある場合、歯周外科処置を行わない→× 行う。出血は炎症があることを示し、歯周外科で炎症を除去する。
4、歯周基本治療後の再評価検査結果、ポケットからの排膿がある場合、歯周外科処置を行わない→× 行う。ポケットからの排膿はポケット内の感染源が残存していることを示すので歯周外科でそれを除く。
5、歯周基本治療後の再評価検査結果、顕著のプラークの付着がある場合、歯周外科処置を行わない→○ 口腔清掃状態が悪い患者さんに歯周外科を行っても再発するので意味がない。
6、糖尿病がコントロールされていない場合、歯周外科処置は回避される→○ 糖尿病患者は易感染性なので外科処置は避けるべき。
7、新付着術は歯周組織の再生が目的である→× 4mm程度の歯周ポケットを浅くするのが目的。歯周組織の再生はGTRやエムドゲインなどの再生療法。
8、新付着術は歯肉の上皮性付着の獲得が目的である→○ 結合組織性付着=新付着の獲得はない。
9、新付着術はポケット内壁の切除に替刃メスを用いる→× あと、キュレット型スケーラーも使われる。
10、新付着術とフラップ手術の共通事項は歯肉の縫合である→○ あと、歯肉辺縁に内斜切開を行うのも共通事項。
11、骨縁上ポケットにはフラップ手術を行う→○
12、歯周治療におけるフラップ手術では、ポケット底への外斜切開を行う→× 骨頂部への内斜切開。
13、歯周治療におけるフラップ手術では、ポケット底への内斜切開を行う→× 骨頂部への内斜切開。
14、歯周治療におけるフラップ手術では、歯根膜への外斜切開を行う→× 骨頂部への内斜切開。
15、歯周治療におけるフラップ手術では、骨体部に横切開を行う→× 骨頂部への内斜切開。
16、歯周治療におけるフラップ手術では、骨頂部に内斜切開を行う→○
17、フラップ手術時に縫合糸が軟組織の接合面を通過するのは、単純縫合である→× 8の字縫合である
18、フラップ手術時に縫合糸が軟組織の接合面を通過するのは、懸垂縫合である→× 8の字縫合である
19、フラップ手術時に縫合糸が軟組織の接合面を通過するのは、8の字縫合である→○ 8の字縫合である
20、フラップ手術時に縫合糸が軟組織の接合面を通過するのは、水平マットレス縫合である→× 8の字縫合である
21、フラップ手術時に縫合糸が軟組織の接合面を通過するのは、垂直マットレス縫合である→× 8の字縫合である
22、歯周パックの使用目的は含有薬物の効果にある→× 目的は、創面の保護と止血・患歯の動揺防止・知覚過敏の防止・肉芽組織の異常増殖の抑制
23、歯肉の角化亢進は歯周パックを長期適用するほど良い→×
24、歯周パックは口腔前庭拡張術に適用される→○
25、歯周パックはGTR法には適応しない→○
26、GTR法では結合組織性付着の獲得を目的とする→○
27、GTR法は上皮性付着を目的とする→× 結合組織性付着の獲得が目的。
29、GTR法では、術野への骨細胞の侵入遮断を目的とする→× 上皮細胞の侵入遮断を目的。
30、GTR法では、術野への上皮細胞の侵入遮断を目的とする→○
31、GTR法の適応症は水平性骨吸収である→× 垂直性骨吸収。
32、GTR法は3壁性骨欠損症例に適応できる→○ 3壁性とは、骨欠損部が骨に覆われていて、骨に落とし穴ができてる感じ。
33、GTR法ではスペースメイキングが必要である→○
34、GTR法で使用する遮断膜には吸収性と非吸収性がある→○
35、GTR法の膜の把持にはコーンのプライヤーを用いる→○
36、エナメルマトリックスタンパク質は3型性骨欠損に適応される→○ エナメルマトリックスタンパク質=エムドゲイン。
37、エナメルマトリックスタンパク質の適応は再生療法の1つ→○
38、歯肉増殖には新付着術を適応する→× 歯肉切除術を使う。
39、歯肉整形術は歯肉鋏を用いる→○
40、歯肉切除術は縫合針を用いる→× 縫合は行わないので必要ない。

41、歯周ポケット掻爬術ではポケットマーカーが使用される→× ポケット底を示すために歯肉切除術や新付着術に使われる


42、アはルートプレーニングが適応される→× 正常なので何もしない
43、イでは歯肉切除術が適応される→○ 
44、ウでは新付着術が適応される→× 歯槽骨には垂直性骨吸収が見られ、深いポケットもあるので歯肉弁根尖側移動術が適応。
45、エはフラップ手術が適応される→○
46、オは遊離歯肉移植術が適応される→× 歯肉移植は深いポケットの治療や垂直性骨吸収の治療にはならない。

47、フラップ手術とGTR法とに共通しているのは、ポケット底への内斜切開である→×
48、フラップ手術とGTR法とに共通しているのは、メンブレンによる骨欠損部の被覆である→×
49、フラップ手術とGTR法とに共通しているのは、ルートプレーニングである→×
50、フラップ手術とGTR法とに共通しているのは、歯肉弁の縫合である→○
51、根分岐部病変に限局した下顎大臼歯のLindheⅢの適応はトライセクションである→×
52、根分岐部病変に限局した下顎大臼歯のLindheⅢの適応はGTR法である→×
53、根分岐部病変に限局した下顎大臼歯のLindheⅢの適応はルートセパレーションである→○
54、根分岐部病変に限局した下顎大臼歯のLindheⅢの適応はトンネリングである→○
55、根分岐部病変に限局した下顎大臼歯のLindheⅢの適応はルートリセクションである→×
56、上顎大臼歯LindheⅢの根分岐部はすべてGTR法である→×
57、トンネリングは根面う蝕をおこしやすい→○
58、ヘミセクションは上顎大臼歯に適応され→×
59、ルートリセクションでは上顎大臼歯が適応される→○
60、ファルカプラスティではエナメル突起を除去する→○
61、ヘミセクション後にアンキローシスが起こる可能性がある→×
62、GTR法後にアンキローシスが起こる可能性がある→×
63、歯槽骨整形術ではOchsenbeinチゼルを使用する→○ オーシャンビン チゼルと読む。
64、歯槽骨整形術ではアンキローシスが起こる可能性がある→×
65、歯槽骨切除術後にアンキローシスを生じる可能性がある→×
66、骨移植後にアンキローシスを生じる可能性がある→○
67、骨縁下う蝕の処置を行うにあたって、前処置として歯肉切除術適応される→×
68、骨縁下う蝕の処置を行うにあたって、前処置として歯肉弁根尖側移動術が適応される→○
69、骨縁下う蝕のために生物学的幅径が不足している支台歯に歯冠補綴を行うための、前処置として歯肉切除術が適応される→×
70、口腔前庭拡張術の目的は、露出根面の被覆である→×
71、遊離歯肉弁移植術の目的は、付着歯肉幅の増加である→○
72、歯肉弁根尖側移動術の目的は、付着歯肉幅の増加である→○
73、歯肉結合組織移動術の目的は、露出根面の被覆である→○
74、歯肉弁両側乳頭移動術の目的は、付着歯肉の獲得である→× 目的は根面被覆。
75、歯肉弁歯冠側移動術の目的は、付着歯肉幅の増加である→× 目的は根面被覆。
76、歯肉弁側方移動術の目的は、露出根面の被覆である→○
77、歯肉退縮では歯肉整形術を適応→×
78、根尖側に付着歯肉幅が少ない症例は歯肉弁歯冠側移動術の適応症である→×
79、歯肉結合組織移植術における移植片の採取は口蓋側歯肉から行う→○
80、遊離歯肉弁移動術において移植片は上皮を含む→○
81、小帯異常には歯肉弁歯冠側移動術を用い→×
82、小帯切除術には骨膜剥離子を用いる→×
83、小帯切除術の目的は小帯高位付着による障害を解決すること→○
84、頬小帯は小帯切除術の適応にはならない→×
85、メインテナンスとは歯周治療によって行われ歯周組織の健康を長期維持管理すること→○
86、軽度歯周病患者にはメインテナンスは必要ない→×
87、メインテナンスはすべての症例において同じ感覚で行う→×
88、メインテナンスは患者自身による口腔管理と歯科医師によるリコールからなる→×
89、メインテナンスは歯周ポケットの管理を行う→○
90、メインテナンス時にはO’LearyのPCRを検査する→○
91、メインテナンス時にはプロービング深さを測定する→○
92、メインテナンス時には歯の動揺度を測定する→○
93、3カ月ごとのメインテナンスでは毎回エックス線写真を撮影する→○
94、メインテナンスは開始後1年で終了する→×
95、メインテナンス時にBOP(+)であっても、歯周ポケットが3mm以内の部位は良好と判断する→×
96、メインテナンスでは改めて動機付けが必要となる→○
97、PMTCでは歯肉縁上のプラーク除去を目的とする→○
98、PMTCではプラークの染め出しは必要としない→×
99、PMTCには特別な訓練は必要ない→×
100、PMTCのみの実施によって5mm以上の深い歯周ポケットの長期管理が可能である→×


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最終更新:2011年01月05日 16:54
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