リペイント

改造するときのテクニック、塗装に関する基礎知識など。

塗装剥がし

  • 本体、一部パーツ等硬質部分(ABS)
1.IPA(イソプロピルアルコール)を使用する方法

IPAは薬局、ホームセンター、カー用品店で購入可能。
車の燃料タンクの水抜き剤として販売されている。
購入の際は成分表示を見てIPA99%以上、ガソリン車用の物を買うこと。
なお作業の際は人体に有害な為、ゴム手袋をして換気を十分に行うこと。

使用方法はプラ製容器(タッパ等)に塗装を剥がしたいパーツと、パーツ全体が浸かる程度の量のIPAを入れ、しばらく放置すると塗装が剥離してくる(塗装の剥離時間は皮膜の厚さにより数時間~数日と差があるので、時間がない人やせっかちな人にはお勧めできない。
塗装が剥離したら爪等でひっかくようにこすって剥がす。剥がれない場合は400番の紙やすりでこする。
ちなみにIPAは温かいと効果が上がるので、IPAを入れた容器を湯銭して60度ほどに温めると剥離時間がかなり短縮できる。
なお間違っても鍋に入れて直火で温めない事。火事になります!

2.紙やすりを使う方法
400番程度の紙やすりで塗装部分をこすって落とす。塗装が落ちたら600~800番程度の紙やすりでこすって荒れた表面を整え、最後に削りカスを落とすために古ハブラシで表面をこすりながら水洗いをする。

※本体部分はABS樹脂でできているためシンナー、模型用の薄め液、瞬間接着剤剥がし等を使うと変質、強度低下、割れ、溶けるなどのことがおこるのでつかわないこと。

  • 顔、髪、一部パーツの軟質部分(PVC)
アセトン、瞬間接着剤剥がし、マニキュア落とし(アセトン成分含んでる物)で綿棒、ティッシュなどに付けて落とす。

薬局、100円ショップ等で購入可能。

長時間付着させていたり強くこすると表面が荒れる、溶け出すことがあるので注意。

アセトン自体は毒性はないが浸透性が高く、身体の表面に付いている物質を体内に取り込んでしまう可能性があるので注意。

  • 消しペンのススメ
ABS、PVC問わず、ちょっとした部分の塗装(アイプリント等)を消す場合にはガンダムマーカーの消しペンが効果的。
ただし、消し方が足りないと染みになってしまう場合があるので注意が必要。
なおこれを逆手にとって、頬をピンクで塗ってから消しペンでにじませるなどのテクニックもある。

塗装

模型用塗料で使う場合、人体に有害な成分が含まれているため
良く換気をし、マスク等をしてから塗装しましょう。

まず塗装前には塗料の食いつきをよくするために
油、汚れを落とすのに中性洗剤でパーツをよく洗って乾かしてください(油取り用のウエットティッシュを使うのも手)。

  • 本体、パーツ等素材がABSの場合
神姫は表面つるつるで塗料が食いきにくいので
400-600番ぐらいの紙ヤスリで表面と多少荒らしてから塗装するといいです。
また、下地にサーフェイサー、メタルプライマー、
自分は使ったこと無いのですがミッチャクロンというプライマーがかなりいいようです。

下記はすべて模型用塗料についてです。
安全を期すならアクリル系がいいのですが
塗膜が弱いためあまり触らない方がいいという
アクションフィギュアとしての神姫としては矛盾を持ってしまいます。

ラッカー系は塗膜が強いので神姫向きですがシンナー分があるため
一気に塗る、シンナー分を多くして塗るなどした場合割れてしまう可能性がある為、
軽く何度も塗るようにしましょう。

ガンダムマーカーは手軽に使えるのがいいのですが
元々広い面積を塗るのには向いていないため
広い面積を綺麗に塗るのは難しいです。

塗装後は水性のコート剤で表面を保護すると剥げにくくなります。
尚、リペイントしなくて元々神姫に塗装されてる部分に使用すると剥がれ防止になります。

☆エナメル系はABSに浸透して割れの元になるので使わないでください。
☆ソフビ用はシンナー分が強いため溶ける、割れの元になるので使わないでください。

顔、髪、一部パーツの軟質部分(PVC)

基本的にラッカー系で大丈夫なのですがラッカー系は乾くと柔軟性が無くなるので
パーツが曲げた際に剥がれるおそれがあります。
そこでVカラーというソフビ用塗料をオススメします。
Vカラーは乾いても柔軟性があるので多少パーツを曲げても塗装が剥がれません。
ただし販売ルートが限られています(大型の模型店辺りにおいてある)ので、
近くで手に入れられない方は通販などを利用するといいでしょう。

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最終更新:2009年02月06日 19:19