同人病
同人誌を描き続けることにより上達し、うまくなったと思いこんでしまう。
同人業界、パロディと創作の方は基本的に仲が悪いというか、お互いを認め合わない傾向が強いですね。
双方、一緒にされたくないという思いが、根底にあるようです。
一時期、両方で同時活動をしていた自分の感想としては、「同じ脳みそを使っていないぐらい、違いすぎる」と思いました。
同人病-パロディ型
技術的にはうまくなっているのだけど、パロディなど二次創作では自分らしさを磨くことができず絵柄が「量産型ザク」化する危険性、要するに誰の絵だがわからない個性のない絵、悪い言い方として言う「同人絵」を描いてしまう。
もちろん、同人絵でもよい絵はありますがここで言っている事は、あくまで特徴のないと言う意味合いで使われる「同人絵」です。
「薄い絵」自分の同人誌を委託書店に見つけに行って見つからない…見つけるのに時間がかかる。自分の絵なのに、個性がなさすぎてとけ込んでいる。
オリジナル作品を描かなくなる。
その人のオリジナルキャラより、パロディーキャラの方が明らかに魅力、評価が高い。パロディ元のキャラクターの魅力を「再現」「増幅」することはできるが、生み出す事はできない。
表現力は育つのだけど、表現するという能力が育たない。
と…日本の技術、研究者に多いとよく聞きますね「再現」と「増幅」。
もちろんそれでよい、そういう生き方もあるので悪いとは言いませんが。
同人病-創作型
創作同人などにも大きな落とし穴がありそうです。
どうこう言っても、同人というのは比較的多くの人から、特に編集さんあたりから「逃げた場所」と、思われるだけの何かがありそうな気がします。
創作同人は、かなり狭い読者層、小さいニーズでも好んで買ってくれる人がいるようです。
変にはまると商業向けではない、作家になってしまいそうです。
それで良いというならそれで良いとは思います。
それに何か一つに突き抜けて、商業的に成功する可能性を否定することはできない。
ただ、周りの理解が得られない、たたかれる対象となる事は覚悟の上となるのでしょう。
逃げた場所と思われる要素といえば…同人、アシスタントの仕事、エロなどなど多々ありますね…。
「とはいえ、その道で生きるなら病気と言われるぐらいでちょうど良いのかも…」
最終更新:2006年11月07日 19:29