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台詞職人さんGJ #contents() #areaedit() *第1話 「危なかったわね。でももう大丈夫」 「あら、キュゥべえを助けてくれたのね。ありがとう」 「その子は私の大切な友達なの」 「ふぅん…なるほどね」 「その制服、あなたたちも見滝原の生徒みたいね。2年生?」 「そうそう、自己紹介しないとね」 「でも、その前に」 「ちょっと一仕事、片付けちゃっていいかしら」 「ハッ!」 「魔女は逃げたわ。仕留めたいならすぐに追いかけなさい」 「今回はあなたに譲ってあげる」 「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」 「お互い、余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」 「お礼はこの子たちに。私は通りかかっただけだから」 *第2話 「私は巴マミ」 「あなたたちと同じ、見滝原中の3年生」 「そして」 「キュゥべえと契約した、魔法少女よ」 「独り暮らしだから遠慮しないで。ろくにおもてなしの準備もないんだけど」 「ありがとう」 「キュゥべえに選ばれた以上、あなたたちにとっても他人事じゃないものね」 「ある程度の説明は必要かと思って」 「これがソウルジェム。キュゥべえに選ばれた女の子が、契約によって生み出す宝石よ」 「魔力の源であり、魔法少女であることの証でもあるの」 「理由のはっきりしない自殺や殺人事件は、かなりの確率で魔女の呪いが原因なのよ」 「形のない悪意となって、人間を内側から蝕んでゆくの」 「結構、危ないところだったのよ」 「あれに飲み込まれた人間は、普通は生きて帰れないから」 「そう、命懸けよ」 「だからあなたたちも、慎重に選んだ方がいい」 「キュゥべえに選ばれたあなたたちには、どんな願いでも叶えられるチャンスがある」 「でもそれは、死と隣り合わせなの」 「そこで提案なんだけど、二人ともしばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」 「魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめてみればいいわ」 「そのうえで、危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか、じっくり考えてみるべきだと思うの」 「ご心配なく。話はちゃんと聞こえているわ」 「ちゃんと見守ってるから安心して」 「それにあの子だって、人前で襲ってくるようなマネはしないはずよ」 「そうね。間違いないわ。かなり強い力を持ってるみたい」 「それが、そうでもないの。むしろ競争になることの方が多いのよね」 「魔女を倒せば、それなりの見返りがあるの」 「だから、時と場合によっては手柄の取り合いになって、ぶつかることもあるのよね」 「たぶん、そういうことでしょうね」 「そうよ。美樹さんはともかくとして、私が付いているんだから大丈夫。安心して」 「大丈夫」 「さて、それじゃ魔法少女体験コース第一弾、張り切っていってみましょうか」 「準備はいい?」 「まあ、そういう覚悟でいてくれるのは助かるわ」 「うん、意気込みとしては十分ね」 「これが昨日の魔女が残していった魔力の痕跡」 「基本的に、魔女探しは足頼みよ」 「こうしてソウルジェムが捉える魔女の気配を辿ってゆくわけ」 「取り逃がしてから、一晩経っちゃったからね」 「足跡も薄くなってるわ」 「仕留められたかもしれないけど、あなたたちを放っておいてまで優先することじゃなかったわ」 「いいのよ」 「魔女の呪いの影響で割と多いのは、交通事故や傷害事件よね」 「だから大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街は、優先的にチェックしないと」 「あとは、自殺に向いてそうな人気のない場所」 「それから、病院とかに取り憑かれると最悪よ」 「ただでさえ弱っている人たちから生命力が吸い上げられるから、目も当てられないことになる」 「かなり強い魔力の波動だわ」 「近いかも」 「間違いない。ここよ」 「ハッ!」 「魔女の口づけ…やっぱりね」 「大丈夫。気を失っているだけ。行くわよ」 「今日こそ逃がさないわよ」 「気休めだけど。これで身を守る程度の役には立つわ」 「絶対に私の傍を離れないでね」 「どう?怖い?二人とも」 「見て。あれが魔女よ」 「大丈夫。負けるもんですか」 「下がってて」 「大丈夫。未来の後輩に、あんまり格好悪いところ見せられないものね」 「惜しかったわね」 「ティロ・フィナーレ!!」 「これがグリーフシード。魔女の卵よ」 「運がよければ、時々魔女が持ち歩いてることがあるの」 「私のソウルジェム、ゆうべよりちょっと色が濁ってるでしょう?」 「でも、グリーフシードを使えば、ほら」 「ね。これで消耗した私の魔力も元通り。前に話した魔女退治の見返りっていうのが、これ」 「あと一度くらいは使えるはずよ」 「あなたにあげるわ」 「暁美ほむらさん」 「それとも、人と分け合うんじゃ不服かしら?」 「そう。それがあなたの答えね」 「お互いにそう思えれば、ね」 「大丈夫。もう大丈夫です。ちょっと、悪い夢を見てただけですよ」 *第3話 「ティロ・フィナーレ!!」 「もう、見世物じゃないのよ。危ないことしてるって意識は、忘れないでいてほしいわ」 「使い魔だって放っておけないのよ。成長すれば分裂元と同じ魔女になるから」 「さぁ、行きましょう」 「二人とも何か願いごとは見つかった?」 「まあ、そういうものよね。いざ考えろって言われたら」 「私の場合は……」 「考えている余裕さえなかったってだけ」 「後悔しているわけじゃないのよ。今の生き方も、あそこで死んじゃうよりはよほどよかったと思ってる」 「でもね。ちゃんと選択の余地のある子には、キチンと考えたうえで決めてほしいの」 「私にできなかったことだからこそ、ね」 「え?」 「でもあまり感心できた話じゃないわ。他人の願いを叶えるのなら、なおのこと自分の望みをはっきりさせておかないと」 「美樹さん、あなたは彼に夢を叶えてほしいの?それとも彼の夢を叶えた恩人になりたいの?」 「同じようでも全然違うことよ。これ」 「ごめんね。でも今のうちに言っておかないと。そこを履き違えたまま先に進んだら、あなたきっと後悔するから」 「やっぱり、難しい事柄よね。焦って決めるべきではないわ」 「ダメよ。女の子を急かす男子は嫌われるぞ」 「彼女たちはキュゥべえに選ばれたのよ。もう無関係じゃないわ」 「それが面白くないわけ?」 「ふぅん…。そう、あなたも気づいてたのね。あの子の素質に」 「自分より強い相手は邪魔者ってわけ?いじめられっ子の発想ね」 「なら二度と会うことのないよう努力して。話し合いで事が済むのは、きっと今夜で最後だろうから」 「ここね」 「キュゥべえ、状況は?」 「わかったわ」 「無茶し過ぎ…って怒りたいところだけど、今回に限っては冴えた手だったわ。これなら魔女を取り逃がす心配も……」 「言ったはずよね。二度と会いたくないって」 「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えに行かないと」 「信用すると思って?」 「もちろん怪我させるつもりはないけど、あんまり暴れたら保障しかねるわ」 「おとなしくしていれば帰りにちゃんと解放してあげる」 「行きましょう、鹿目さん」 「なあに?」 「決まりそうなの?」 「どんな夢を叶えるつもり?」 「大変だよ。怪我もするし、恋したり遊んだりしてる暇もなくなっちゃうよ」 「憧れるほどのものじゃないわよ、私……」 「無理してカッコつけてるだけで、怖くても辛くても、誰にも相談できないし、一人ぼっちで泣いてばかり」 「いいものじゃないわよ。魔法少女なんて」 「…そうね。そうなんだよね」 「本当に、これから私と一緒に戦ってくれるの?傍にいてくれるの?」 「参ったなぁ。まだまだちゃんと先輩ぶってなきゃいけないのになぁ。やっぱり私ダメな子だ」 「でもさ。せっかくなんだし、願いごとは何か考えておきなさい」 「契約は契約なんだから、ものはついでと思っておこうよ。億万長者とか、素敵な彼氏とか。何だっていいじゃない」 「じゃあ、こうしましょう。この魔女をやっつけるまでに願いごとが決まらなかったら、その時はキュゥべえにご馳走とケーキを頼みましょう」 「そう。最高におっきくて贅沢なお祝いのケーキ」 「それで、みんなでパーティするの。私と鹿目さんの、魔法少女コンビ結成記念よ」 「嫌ならちゃんと自分で考える」 「オッケー、わかったわ。今日という今日は速攻で片付けるわよ」 「体が軽い…。こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて」 「もう何も怖くない」 「私、一人ぼっちじゃないもの」 「お待たせ」 「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて…もらうわよ!」 「ティロ・フィナーレ!!」 *第10話 「間一髪、ってところね」 「でも今日の戦い方、以前よりずっとうまかったわよ、鹿目さん」 「鹿目さんには、ワルプルギスの夜が来る前に、がんばって一人前になっておいてもらわないとね」 「うーん、時間停止ねぇ。確かにすごいけれど、使い方が問題よね」 「オッケー」 「オッ!」 「暁美さん、おねがい」 「お見事ね」 「暁美さんには、爆弾以外の武器ってないのかしら?」 「ソウルジェムが魔女を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!」 「あなたも、私も…!」 *第12話 「鹿目さん。それがどんなに恐ろしい願いかわかっているの?」 「未来と過去と、全ての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ」 「そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる」 「死ぬなんて生易しいものじゃない。未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぼす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ」 「じゃあ、預かっていた物を返さないとね」 「はいコレ」 「あなたは希望を叶えるんじゃない。あなた自身が希望になるのよ。私達、全ての希望に」 「行ってしまったわ…円環の理に導かれて」 「美樹さん…さっきのあの一撃に、全ての力を使ってしまったのね」 「それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れた時からわかっていたはずでしょう」 「希望を求めた因果が、この世に呪いをもたらす前に、私達はああやって、消え去るしかないのよ」 「暁美さん…?まどかって…」 *叛逆の物語 「ごめんなさいね」 「でも、ついつい、みんなをビックリさせてみたくなっちゃって」 「ええ、暁美さんにも手伝ってもらったの」 「すごいのよ、彼女の魔法」 「コンビネーションで、攻撃力を何倍にも圧縮できるんだから」 「ベベ、そのヘアピンをちょうだい」 「ん?」 「ええっ、またなの?」 「はぁ…」 「まったくもう…」 「夜更かしは、美容の天敵なんだけどなぁ…」 「2人とも、ふざけてないで真面目にやらないと危ないのよ」 「さぁ、いくわよ、みんな!」 「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!」 「オッケー!」 「ティロ・デュエット!」 「お見事!さあ、みんな仕上げよ」 「ケーキ、ケーキ、丸いケーキ」 「丸いケーキは、だあれ?」 「違う」 「私はチーズ」 「丸いケーキは転がる」 「ケーキは、暁美さん?」 「今夜のお夢は苦い夢」 「お皿の上には猫の夢」 「まるまる太って、召し上がれ~!」 「こらこら、油断は禁物よ」 「今日だって、ちょっとヒヤッとさせられたわ」 「しかたないわね」 「みんな、うちに寄っていく?」 「そうそう、この前のカモミール・ティー。あと1回分くらいは残ってるわよ」 「あと、新しく封を切ったエキセアもあるけど…」 「はいはい、ベべにもご褒美がいるものね」 「フフ…。もうベベったら」 「あんまりお行儀が悪いと、チーズになっちゃうわよ」 「ええ、ベベは昔からの友達だもの」 「出会ったのは、もうずいぶん前」 「鹿目さんや美樹さんよりも、つきあいは長いのよ」 「うん?」 「何だか、もう、ずいぶん昔のことみたいに思えるわ」 「あの頃はね」 「この見滝原には、私1人しか魔法少女がいなかったの」 「独りぼっちの私を支えて、励ましてくれたのはベベだけだった」 「この子がいなかったら、私はとっくにダメになってたと思うわ」 「ありがとう」 「確かに、そうやって頼りがいのある先輩ぶってた時期もあったわね」 「でもね。鹿目さんや美樹さんが一人前になって、佐倉さんや暁美さんも、味方についてくれて…」 「今は、こんなに頼れる仲間に囲まれてるんですもの」 「もう昔みたいに、背伸びして頑張る必要もなくなったの」 「あっ…」 「こらっ」 「もう、ナイトメア退治は遊びじゃないのよ。鹿目さん」 「でも、そうね…。今にして思えば」 「これって昔の私が夢に見ていた毎日なのかもね」 「魔法少女としての運命を受け入れた生き方が、こんなに幸せで充実したものになるなんて」 「あの頃は思ってもみなかったわ」 「あら」 「ちょっと待ってね。今、お湯を沸かしてくるから」 「事情が分かるまで、話を聞いていたかったけれど」 「これ以上、べべがいじめられるのを黙って見ているわけにもいかないわ」 「どういうことか説明してくれる?その子が何をしたっていうの?」 「ちょっ…、暁美さん?いったい、どうしちゃったの?」 「ベベ、逃げて」 「追いかけようなんて思わないで。さもないと私と、戦うはめになるわよ」 「お互いに動きの読み合いね。でも、同じ条件で私に勝てる?」 「ああっ…」 「ハァ…、ハァ…」 「ほら、らちが明かないわよ」 「ダメよ!」 「暁美さん!」 「あなたの魔法は確かにすごいけど、いつだって相手より優位な立場にいると思い込むのは禁物よ」 「急所を撃とうとしなかったあたり、まだ私の身を案じてくれるだけの気持ちはあるようね」 「でも、どうしてベベを襲ったりしたの?」 「魔女なんて知らないわ。私たちの敵は…」 「魔獣でしょ」 「そう、私はずっと魔獣たちと戦ってきた…」 「じゃあ、ナイトメアっていったい…」 「どういうこと?いったい…」 「えっ、あなたは…」 「ベベ?」 「昔の私が、夢に見ていた毎日なのかもね」 「あれが…魔女?」 「残念だわ、キュゥべえ。これでもう、ベベの話を信じるしかないみたいね」 「鹿目さん、私たちもいくわよ!」 「ティロ・フィナーレ!」 「いいえ」 「今ようやく、彼女を連れていくところよ」 「ええ」 「いつか私たちを導く、“円環の理”」 「な、何よ、これ…。暁美さん?」 「うっ…」 「うっ…」 *マギアレコード(アニメ) **第3話 「貴方が神浜市に入れないって、本当なの?」 「で?私にその原因を調べろって?」 「もう、調子いいんだから。でも魔女はいいとして、現地の魔法少女とトラブルになるのは御免よ?」 「確かに、見滝原の魔女も減っているし、もしそれが事実なら放っておけない」 「いいわ。今の神浜の異変が魔女のせいなのか、それとも魔法少女によるものなのか、調べてきてあげる」 **第5話 「ティロ・フィナーレ!」 「おかしな魔力を追ってみたら、まさか人に紛れた魔女がいるなんてね」 「どいてもらえます?」 「私は巴マミ。見滝原の魔法少女です」 「私のことより、早くその魔女を始末しないと」 「確かに、さっきまでの禍々しい魔力とは違うみたいですけど、それならあれは一体…?」 「貴女、その子が人間に化けた魔女でないと証明できますか?まさか魔女に操られてるんじゃ…」 「最近神浜の魔法少女が、グリーフシードを独占する為に魔女を集めてるって噂になってるんです。貴女はご存知かしら?」 「神浜に各地から魔女が集まってるのは、事実として知っていますよね?そのせいで周辺地域の魔女が減ってしまっている事も…」 「余計なお世話かもしれませんが、あの人は何かを隠している。信用しすぎないように。貴女達に嘘をついています」 **第9話 「そこまでよ」 「好き放題やってくれたわね。芸術とやらはもう済んだかしら?」 「月夜さん、月咲さん」 「キューブの予備はあるわね?魔女の回収を」 「今の魔女、随分育っていたようだけど、何かしてはいないわよね?」 「どこに行くつもり?」 「この間はごめんなさいね。私もよく事情を知らなくて」 「全ては救済の為よ。私達も、犠牲の出ない方法を模索しているわ。魔女やウワサの暴走は、私達の方では食い止めるようにしている。」 「貴女達にもいずれ分かるわ。私は全員救ってみせる。魔法少女も、それ以外の人達も、私には、私が導いてしまった人達への責任があるのよ」 「七海さん達に討たれたウワサは、これで四つ目。これ以上数が減るのは避けたいわね」 **第13話 「貴女達には福音がもたらされたのね」 「マギウスの翼として、魔法少女解放の為に尽くす事が、比類なき栄誉になるという福音よ」 「どうして悲しみと向き合おうとしないの?そこに、悲しみを乗り越える道があるというのに!」 「マギウスの導きのままに…うっふふふふ」 「美樹、さん…?」 「美樹さん…美樹さんなの?私を責めにきたのね?貴女達にも、償っても償いきれない事を、私は…」 「私の事はいくら責めてくれても構わないわ。けどね、もう大丈夫なの。最悪の事態は回避できるの。方法を見つけたのよ」 「ねえ、鹿目さんは?近くに来てるの?そうよ、鹿目さんも呼ばなくちゃ、神浜市に。神浜市に来れば、魔法少女は救われる。」 「掴んだ希望の先には何も無かった。私達騙されていたの!このままじゃみんな、絶望を振りまく魔女になってしまう!みんなが救われるの。その権利があるの。私が、絶対になんとか…してみせる!」 **第二期1話 「憧れる程のものじゃないわよ、私。無理してかっこつけてるだけで、怖くても辛くても、誰にも相談できないし。一人ぼっちで泣いてばかり。いいものじゃないわよ、魔法少女なんて」 **第二期7話 「魔法少女は、救われなくてはいけない」 「ティロ・フィナーレ ホーリーナイト」 **第二期8話 「大丈夫よ。みんな、私が救ってみせる」 「全部、私のせいなの。だから救ってあげなきゃ」 「ごめんなさい、私…」
台詞職人さんGJ #contents() #areaedit() *第1話 「危なかったわね。でももう大丈夫」 「あら、キュゥべえを助けてくれたのね。ありがとう」 「その子は私の大切な友達なの」 「ふぅん…なるほどね」 「その制服、あなたたちも見滝原の生徒みたいね。2年生?」 「そうそう、自己紹介しないとね」 「でも、その前に」 「ちょっと一仕事、片付けちゃっていいかしら」 「ハッ!」 「魔女は逃げたわ。仕留めたいならすぐに追いかけなさい」 「今回はあなたに譲ってあげる」 「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」 「お互い、余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」 「お礼はこの子たちに。私は通りかかっただけだから」 *第2話 「私は巴マミ」 「あなたたちと同じ、見滝原中の3年生」 「そして」 「キュゥべえと契約した、魔法少女よ」 「独り暮らしだから遠慮しないで。ろくにおもてなしの準備もないんだけど」 「ありがとう」 「キュゥべえに選ばれた以上、あなたたちにとっても他人事じゃないものね」 「ある程度の説明は必要かと思って」 「これがソウルジェム。キュゥべえに選ばれた女の子が、契約によって生み出す宝石よ」 「魔力の源であり、魔法少女であることの証でもあるの」 「理由のはっきりしない自殺や殺人事件は、かなりの確率で魔女の呪いが原因なのよ」 「形のない悪意となって、人間を内側から蝕んでゆくの」 「結構、危ないところだったのよ」 「あれに飲み込まれた人間は、普通は生きて帰れないから」 「そう、命懸けよ」 「だからあなたたちも、慎重に選んだ方がいい」 「キュゥべえに選ばれたあなたたちには、どんな願いでも叶えられるチャンスがある」 「でもそれは、死と隣り合わせなの」 「そこで提案なんだけど、二人ともしばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」 「魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめてみればいいわ」 「そのうえで、危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか、じっくり考えてみるべきだと思うの」 「ご心配なく。話はちゃんと聞こえているわ」 「ちゃんと見守ってるから安心して」 「それにあの子だって、人前で襲ってくるようなマネはしないはずよ」 「そうね。間違いないわ。かなり強い力を持ってるみたい」 「それが、そうでもないの。むしろ競争になることの方が多いのよね」 「魔女を倒せば、それなりの見返りがあるの」 「だから、時と場合によっては手柄の取り合いになって、ぶつかることもあるのよね」 「たぶん、そういうことでしょうね」 「そうよ。美樹さんはともかくとして、私が付いているんだから大丈夫。安心して」 「大丈夫」 「さて、それじゃ魔法少女体験コース第一弾、張り切っていってみましょうか」 「準備はいい?」 「まあ、そういう覚悟でいてくれるのは助かるわ」 「うん、意気込みとしては十分ね」 「これが昨日の魔女が残していった魔力の痕跡」 「基本的に、魔女探しは足頼みよ」 「こうしてソウルジェムが捉える魔女の気配を辿ってゆくわけ」 「取り逃がしてから、一晩経っちゃったからね」 「足跡も薄くなってるわ」 「仕留められたかもしれないけど、あなたたちを放っておいてまで優先することじゃなかったわ」 「いいのよ」 「魔女の呪いの影響で割と多いのは、交通事故や傷害事件よね」 「だから大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街は、優先的にチェックしないと」 「あとは、自殺に向いてそうな人気のない場所」 「それから、病院とかに取り憑かれると最悪よ」 「ただでさえ弱っている人たちから生命力が吸い上げられるから、目も当てられないことになる」 「かなり強い魔力の波動だわ」 「近いかも」 「間違いない。ここよ」 「ハッ!」 「魔女の口づけ…やっぱりね」 「大丈夫。気を失っているだけ。行くわよ」 「今日こそ逃がさないわよ」 「気休めだけど。これで身を守る程度の役には立つわ」 「絶対に私の傍を離れないでね」 「どう?怖い?二人とも」 「見て。あれが魔女よ」 「大丈夫。負けるもんですか」 「下がってて」 「大丈夫。未来の後輩に、あんまり格好悪いところ見せられないものね」 「惜しかったわね」 「ティロ・フィナーレ!!」 「これがグリーフシード。魔女の卵よ」 「運がよければ、時々魔女が持ち歩いてることがあるの」 「私のソウルジェム、ゆうべよりちょっと色が濁ってるでしょう?」 「でも、グリーフシードを使えば、ほら」 「ね。これで消耗した私の魔力も元通り。前に話した魔女退治の見返りっていうのが、これ」 「あと一度くらいは使えるはずよ」 「あなたにあげるわ」 「暁美ほむらさん」 「それとも、人と分け合うんじゃ不服かしら?」 「そう。それがあなたの答えね」 「お互いにそう思えれば、ね」 「大丈夫。もう大丈夫です。ちょっと、悪い夢を見てただけですよ」 *第3話 「ティロ・フィナーレ!!」 「もう、見世物じゃないのよ。危ないことしてるって意識は、忘れないでいてほしいわ」 「使い魔だって放っておけないのよ。成長すれば分裂元と同じ魔女になるから」 「さぁ、行きましょう」 「二人とも何か願いごとは見つかった?」 「まあ、そういうものよね。いざ考えろって言われたら」 「私の場合は……」 「考えている余裕さえなかったってだけ」 「後悔しているわけじゃないのよ。今の生き方も、あそこで死んじゃうよりはよほどよかったと思ってる」 「でもね。ちゃんと選択の余地のある子には、キチンと考えたうえで決めてほしいの」 「私にできなかったことだからこそ、ね」 「え?」 「でもあまり感心できた話じゃないわ。他人の願いを叶えるのなら、なおのこと自分の望みをはっきりさせておかないと」 「美樹さん、あなたは彼に夢を叶えてほしいの?それとも彼の夢を叶えた恩人になりたいの?」 「同じようでも全然違うことよ。これ」 「ごめんね。でも今のうちに言っておかないと。そこを履き違えたまま先に進んだら、あなたきっと後悔するから」 「やっぱり、難しい事柄よね。焦って決めるべきではないわ」 「ダメよ。女の子を急かす男子は嫌われるぞ」 「彼女たちはキュゥべえに選ばれたのよ。もう無関係じゃないわ」 「それが面白くないわけ?」 「ふぅん…。そう、あなたも気づいてたのね。あの子の素質に」 「自分より強い相手は邪魔者ってわけ?いじめられっ子の発想ね」 「なら二度と会うことのないよう努力して。話し合いで事が済むのは、きっと今夜で最後だろうから」 「ここね」 「キュゥべえ、状況は?」 「わかったわ」 「無茶し過ぎ…って怒りたいところだけど、今回に限っては冴えた手だったわ。これなら魔女を取り逃がす心配も……」 「言ったはずよね。二度と会いたくないって」 「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えに行かないと」 「信用すると思って?」 「もちろん怪我させるつもりはないけど、あんまり暴れたら保障しかねるわ」 「おとなしくしていれば帰りにちゃんと解放してあげる」 「行きましょう、鹿目さん」 「なあに?」 「決まりそうなの?」 「どんな夢を叶えるつもり?」 「大変だよ。怪我もするし、恋したり遊んだりしてる暇もなくなっちゃうよ」 「憧れるほどのものじゃないわよ、私……」 「無理してカッコつけてるだけで、怖くても辛くても、誰にも相談できないし、一人ぼっちで泣いてばかり」 「いいものじゃないわよ。魔法少女なんて」 「…そうね。そうなんだよね」 「本当に、これから私と一緒に戦ってくれるの?傍にいてくれるの?」 「参ったなぁ。まだまだちゃんと先輩ぶってなきゃいけないのになぁ。やっぱり私ダメな子だ」 「でもさ。せっかくなんだし、願いごとは何か考えておきなさい」 「契約は契約なんだから、ものはついでと思っておこうよ。億万長者とか、素敵な彼氏とか。何だっていいじゃない」 「じゃあ、こうしましょう。この魔女をやっつけるまでに願いごとが決まらなかったら、その時はキュゥべえにご馳走とケーキを頼みましょう」 「そう。最高におっきくて贅沢なお祝いのケーキ」 「それで、みんなでパーティするの。私と鹿目さんの、魔法少女コンビ結成記念よ」 「嫌ならちゃんと自分で考える」 「オッケー、わかったわ。今日という今日は速攻で片付けるわよ」 「体が軽い…。こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて」 「もう何も怖くない」 「私、一人ぼっちじゃないもの」 「お待たせ」 「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて…もらうわよ!」 「ティロ・フィナーレ!!」 *第10話 「間一髪、ってところね」 「でも今日の戦い方、以前よりずっとうまかったわよ、鹿目さん」 「鹿目さんには、ワルプルギスの夜が来る前に、がんばって一人前になっておいてもらわないとね」 「うーん、時間停止ねぇ。確かにすごいけれど、使い方が問題よね」 「オッケー」 「オッ!」 「暁美さん、おねがい」 「お見事ね」 「暁美さんには、爆弾以外の武器ってないのかしら?」 「ソウルジェムが魔女を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!」 「あなたも、私も…!」 *第12話 「鹿目さん。それがどんなに恐ろしい願いかわかっているの?」 「未来と過去と、全ての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ」 「そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる」 「死ぬなんて生易しいものじゃない。未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぼす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ」 「じゃあ、預かっていた物を返さないとね」 「はいコレ」 「あなたは希望を叶えるんじゃない。あなた自身が希望になるのよ。私達、全ての希望に」 「行ってしまったわ…円環の理に導かれて」 「美樹さん…さっきのあの一撃に、全ての力を使ってしまったのね」 「それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れた時からわかっていたはずでしょう」 「希望を求めた因果が、この世に呪いをもたらす前に、私達はああやって、消え去るしかないのよ」 「暁美さん…?まどかって…」 *叛逆の物語 「ごめんなさいね」 「でも、ついつい、みんなをビックリさせてみたくなっちゃって」 「ええ、暁美さんにも手伝ってもらったの」 「すごいのよ、彼女の魔法」 「コンビネーションで、攻撃力を何倍にも圧縮できるんだから」 「ベベ、そのヘアピンをちょうだい」 「ん?」 「ええっ、またなの?」 「はぁ…」 「まったくもう…」 「夜更かしは、美容の天敵なんだけどなぁ…」 「2人とも、ふざけてないで真面目にやらないと危ないのよ」 「さぁ、いくわよ、みんな!」 「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!」 「オッケー!」 「ティロ・デュエット!」 「お見事!さあ、みんな仕上げよ」 「ケーキ、ケーキ、丸いケーキ」 「丸いケーキは、だあれ?」 「違う」 「私はチーズ」 「丸いケーキは転がる」 「ケーキは、暁美さん?」 「今夜のお夢は苦い夢」 「お皿の上には猫の夢」 「まるまる太って、召し上がれ~!」 「こらこら、油断は禁物よ」 「今日だって、ちょっとヒヤッとさせられたわ」 「しかたないわね」 「みんな、うちに寄っていく?」 「そうそう、この前のカモミール・ティー。あと1回分くらいは残ってるわよ」 「あと、新しく封を切ったエキセアもあるけど…」 「はいはい、ベべにもご褒美がいるものね」 「フフ…。もうベベったら」 「あんまりお行儀が悪いと、チーズになっちゃうわよ」 「ええ、ベベは昔からの友達だもの」 「出会ったのは、もうずいぶん前」 「鹿目さんや美樹さんよりも、つきあいは長いのよ」 「うん?」 「何だか、もう、ずいぶん昔のことみたいに思えるわ」 「あの頃はね」 「この見滝原には、私1人しか魔法少女がいなかったの」 「独りぼっちの私を支えて、励ましてくれたのはベベだけだった」 「この子がいなかったら、私はとっくにダメになってたと思うわ」 「ありがとう」 「確かに、そうやって頼りがいのある先輩ぶってた時期もあったわね」 「でもね。鹿目さんや美樹さんが一人前になって、佐倉さんや暁美さんも、味方についてくれて…」 「今は、こんなに頼れる仲間に囲まれてるんですもの」 「もう昔みたいに、背伸びして頑張る必要もなくなったの」 「あっ…」 「こらっ」 「もう、ナイトメア退治は遊びじゃないのよ。鹿目さん」 「でも、そうね…。今にして思えば」 「これって昔の私が夢に見ていた毎日なのかもね」 「魔法少女としての運命を受け入れた生き方が、こんなに幸せで充実したものになるなんて」 「あの頃は思ってもみなかったわ」 「あら」 「ちょっと待ってね。今、お湯を沸かしてくるから」 「事情が分かるまで、話を聞いていたかったけれど」 「これ以上、べべがいじめられるのを黙って見ているわけにもいかないわ」 「どういうことか説明してくれる?その子が何をしたっていうの?」 「ちょっ…、暁美さん?いったい、どうしちゃったの?」 「ベベ、逃げて」 「追いかけようなんて思わないで。さもないと私と、戦うはめになるわよ」 「お互いに動きの読み合いね。でも、同じ条件で私に勝てる?」 「ああっ…」 「ハァ…、ハァ…」 「ほら、らちが明かないわよ」 「ダメよ!」 「暁美さん!」 「あなたの魔法は確かにすごいけど、いつだって相手より優位な立場にいると思い込むのは禁物よ」 「急所を撃とうとしなかったあたり、まだ私の身を案じてくれるだけの気持ちはあるようね」 「でも、どうしてベベを襲ったりしたの?」 「魔女なんて知らないわ。私たちの敵は…」 「魔獣でしょ」 「そう、私はずっと魔獣たちと戦ってきた…」 「じゃあ、ナイトメアっていったい…」 「どういうこと?いったい…」 「えっ、あなたは…」 「ベベ?」 「昔の私が、夢に見ていた毎日なのかもね」 「あれが…魔女?」 「残念だわ、キュゥべえ。これでもう、ベベの話を信じるしかないみたいね」 「鹿目さん、私たちもいくわよ!」 「ティロ・フィナーレ!」 「いいえ」 「今ようやく、彼女を連れていくところよ」 「ええ」 「いつか私たちを導く、“円環の理”」 「な、何よ、これ…。暁美さん?」 「うっ…」 「うっ…」

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