遊戯王の歴史

カードプール歴史の変化



  このページには、各時代での流行したデッキモンスターについて書いていきます。


各時代についての解説





第1期

 墓地モンスターを送って《死者蘇生》するデッキから除去しては殴って!!バトル大好き!!といったデッキへと徐々に環境変化。~

 途中から効果モンスターカウンター罠が加わり、ゲームの幅が戦略的・加速幅も広くなっていった。

  • ちなみに、この頃は「エキスパートルール」と「公式ルール」の2種類が存在していて自分にあわせた環境にあわせることができた。~

現在のルールとの主な相違点は、以下の通り。

昔のルールでは・・・

エキスパートルール






公式ルール

      • 「エキスパートルール」の相違点に加えて




―主なカード




―主力モンスター攻撃力の推移
限定の《深淵の冥王》《アクア・マドール》などが主力。
その後は新パックや新ブースターが登場するたびに、下級モンスター攻撃力は上昇していった。
最終的には《ヂェミナイ・エルフ》の1900が最大の数値になった。

始めは《アサシン》《マキャノン》といった、1700の通常モンスターですら優秀だった。(いやマジで..)
その中では《カース・オブ・ドラゴン》がとんでもない強さだった。(信じられないだろうがこれが大変だったんだよ)
その後Vol.4に登場した《デーモンの召喚》上級の基本となり、トップとして君臨。(現在でもデッキに入れている人もいるくらいだ)






第2期


 開始直後にチェーンの概念が制定され、ルールが整えられた。その前まではその時のジャッジが判定を下せた
 さらに速攻魔法が生まれて他にも魔法・罠にアイコンが採用され、永続魔法などの区別もより分かりやすくなった。
 トゥーンスピリットといった一定の共通テキストを持つ特殊な効果モンスター群も登場。

 デッキジャンルは【スタンダード】【トマハン】といった、強力な制限カードを駆使したデッキほぼ一色。~
 さらに終盤にはそれらに《八汰烏》《悪夢の蜃気楼》が加わり、その立場はゆるぎないものとなった。~
 特に《八汰烏》は遊戯界に多くの禍根を残した、暗黒時代の始まりを宣言したカードと言えるだろう。(相手をロックするやり方で面 白くないコンボが出てしまったからだ)

 そんな中で《生還の宝札》を用いたいくつかの1ターンキルも目立った。

 また、この時期には4種のストラクチャーデッキが登場しており、《サンダー・ボルト》《天使の施し》等の必須カー  ドが入手しやすくなった。

 -チェーンの概念が定まったことで、この時代に今の「新エキスパートルール」のほとんどが成立した。~
 なお、当時はもう一つ「ジュニアルール」というルールが存在していた。



ジュニアルールの特徴




―主なカード

  • ……等

―主なデッキ

―主力モンスター攻撃力の推移
前者は《キラー・トマト》を代表とする各種リクルーター。~
《黒き森のウィッチ》《クリッター》の規制も緩く、《キラー・トマト》からそれらに繋ぐのが基本とされた。~
《強制転移》《八汰烏》の登場も、その流れに拍車をかけたといえる。
後者は《ヂェミナイ・エルフ》《ブラッド・ヴォルス》の黄金時代を指す。

《デーモンの召喚》《サイバティック・ワイバーン》の時代。
《人造人間-サイコ・ショッカー》が登場してからは《デーモンの召喚》は現役を退き、彼の1トップという時代が長く続いた。~
後期には《冥界の魔王 ハ・デス》《ヴァンパイア・ロード》《天空騎士パーシアス》《守護者スフィンクス》といった優秀な上級モンスターが多数登場。
この頃からようやく上級に選択する楽しみが生まれ始めた。
お金のない人は《半魚獣・フィッシャービースト》《ソードハンター》で頑張っていた。





第3期

 カードのデザインが世界統一フォーマットに変更された。
 ただのハンデスから「《第六感》+【カオス】」を交えたデッキに流行が変化。
 そして時代が進むにつれて、最凶の【サイエンカタパ】を筆頭に【デッキ破壊1キル】【現世と冥界の逆転】【デビル・ フランケン】【ラストバトル!】が成長し猛威を振るい始めたいう超暗黒時代。
 大会では1ターンキル【カオス】、強力ハンデスデッキが列をなして襲ってきた。

 その影で、上記のような主流デッキを徹底的に対策した【ジャマキャン】が誕生。
 今や常識となったバーンロックの考え方の基本となる理論も固められていった。

 《魔導戦士 ブレイカー》《異次元の女戦士》《同族感染ウィルス》《魂を削る死霊》等の強力なカードがこの時代に 登場。
 これらのカードは、後の第4期~第5期でもほとんどは主力カードとして使用され続けた。

 原作キャラたちの恐らく最後のストラクチャーデッキは、この時代に登場。
 第4期以降は『種族』『属性』をテーマとしている。

―主なカード

  • ……等

―主なデッキ

―主力モンスター攻撃力の推移
引き続き《キラー・トマト》らのリクルーターが主力だった。
カオス登場後は属性的な相性や《死のデッキ破壊ウイルス》の流行もあってその人気はさらに上昇。
また《魔導戦士 ブレイカー》《同族感染ウィルス》《ブレイドナイト》など、流行する優秀なモンスターを持つモンスター攻撃力が揃って1600で、少しずつ攻撃力よりも効果を重視する時代がはじまっていった。
効果を持たないアタッカー攻撃力は、《ニュート》《怒れる類人猿》など、ややインフレした攻撃力がなければついていけなかった。
《ヂェミナイ・エルフ》らは上記の事情に加え、《デーモン・ソルジャー》といった完全上位互換の登場もあり、淘汰されていった…。

カオス」登場までは第2期同様《天空騎士パーシアス》《ヴァンパイア・ロード》《人造人間-サイコ・ショッカー》など、攻撃力が多少低くとも効果が優秀な上級が採用され、2~3枚といった一般的な採用枠の中で鎬を削った。~
カオス」登場後は3000が基本とされ、生け贄召喚する上級のほとんどが姿を消した。
以上のような荒波に完全に飲まれ、《デーモンの召喚》らはほぼ完全に姿を消した。





第4期

 まだまだ第3期の迷走が続いていた中で第4期は始まったが、《混沌帝龍 -終焉の使者-》が禁止されたことで、一応の沈静がなされた。~
 その後、前期は強力なドローコンボを搭載した【やりくりターボ】が、中期には《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を切り札とする、【カオス】全盛期最後の姿である【変異カオス】がそれぞれ猛威を振るった。~
 どちらも必要な魔法・罠が多かったためにモンスターを少なめにする構築が基本とされていた。~

 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》が禁止された後期には、一転して《サイバー・ドラゴン》《死霊騎士デスカリバー・ナイト》ガジェットなどを主とした、「モンスター効果に注目したデッキ」が良く見られた。~
 その傾向は【除去ガジェット】【雑貨貪欲ターボ】【黄泉帝】【獅子黄泉帝】など、今までのデッキ構築常識を覆すデッキが多数考案されていることによく現れている。~

 制限改訂では、第2期~第3期に登場した超強力カードが次々と禁止制定され、環境が整えられた。~
 それに伴い【スタンダード】汎用性を失い形骸化していき、デッキの多様化が始まった。~
 一方で残ったカードや新カードにより強力なロックコンボも多く生み出されたが、いずれもすぐに対策された。~
 →【トランス】【MCV】

 また原作が終了し、パックから原作の主人公である武藤遊戯の姿が消えたのは第4期から。~
 その後はアニメ「GX」からのカードが主なパック収録カードとして変遷していく。~

 他には、「ストラクチャーデッキを最も多くリリースした時代である」という特徴もある。~
 第3期までの「原作キャラクター」をテーマとしたものではなく、種族属性をテーマにしたデッキが多数登場。~
 その関係でノーマル仕様ながら強力カードを入手しやすくなり、新規参入を容易にし、物資格差の埋め合わせにひとまず成功した。

―主なカード

―主なデッキ

―主力モンスター攻撃力の推移
完全に攻撃力の高さよりも効果を重視する時代に。
中期までは攻撃を完全に「カオス」に依存し、下級平均攻撃力が3桁のデッキもよく見られた。
また守備力1000以下のモンスター《月読命》の関係でかなり評価を下げた。
《黒き森のウィッチ》の禁止もあり、守備力はとりあえず高い方がいいという環境へ変化した。

元々《人造人間-サイコ・ショッカー》の数値であった2400に「」が加わったことで、完全にひとつの基準となった。~
攻撃力の高さよりも便利さ、使いやすさを重視する傾向。





第5期  06/05/18~06/09/01


 POWER OF THE DUELISTから《未来融合-フューチャー・フュージョン》《オーバーロード・フュージョン》《キメラ テック・オーバー・ドラゴン》の3枚による【未来オーバー】の登場という衝撃的な幕開けで第5期は始まった。
 2006年度日本代表最終選考会では【除去ガジェット】が上位を埋め尽くすという事態に。

 注目された制限改訂では《カオス・ソーサラー》禁止化《森の番人グリーン・バブーン》制限化されたこ とにより【カオス】が完全消滅し【バブーン】も大幅に弱体化した。
 その一方でガジェットはまさかのノータッチであった。
 これによりデュエルシーンはますます【除去ガジェット】の独壇場となることが強く懸念された。~
 さらに制限改訂発表と同じ月に入手困難だったガジェット一式をまとめて収録したストラクチャーデッキ-機械の叛乱-が 発売。
 この時ばかりは多くの人がその無理矢理な商法に遺憾の意を表した。


 しかし予想外にも【除去ガジェット】の天下は長くは続かなかった。~
 新たな戦力として《E・HERO エアーマン》《冥府の使者ゴーズ》といった強力なカードが書籍付属カードとして登  場。
 これにより【ダークゴーズ】【エアブレード】といった、爆発力と安定感を備えた強力なデッキが生み出され た。
 さらに同時期に登場した《ネクロフェイス》《封印の黄金櫃》を軸とした凶悪な除外デッキ【ネクロフェイス】 が誕生。
 他にも速攻で相手のライフを削りきる【チェーンバーン】という革命的なバーンデッキも生まれた。~
 また【ダークゴーズ】【エアブレード】等の対抗策として《ダスト・シュート》《マインドクラッシュ》 といったこれまで全く注目されることのなかったカードがほとんどのデッキに積まれるようになりハンデスが猛威を振るうこと に。

 しかし猛威を振るった多くのデッキ制限改訂により弱体化は免れなかった。~
 デッキの中枢カードの多くが規制され【ダークゴーズ】【エアブレード】【チェーンバーン】【未来オ ー バー】等の制限改訂前の代表的なデッキはそろって大幅に弱体化した。~
 特に【ダークゴーズ】【エアブレード】は事実上消滅した。~

 07/03/01

 制限改訂後は大方の予想通り規制を免れた【除去ガジェット】が再び猛威を振るう。
 しかしその対抗馬として《光と闇の竜》をフィニッシャーとした【光と闇の竜】が急速に台頭し始める。
 これにより環境は【除去ガジェット】【光と闇の竜】の2大勢力という構図に変化していく。


 まだ先の長い第5期。~
 今後のデュエルシーンがどうなっていくのかは、誰にも予測不能である。

―主なカード

―主なデッキ


―主力モンスター攻撃力の推移
第4期終盤~2006年度選考会まではリクルーターガジェット攻撃力に勝てるかが重要視され1600がライン。~
《E・HERO エアーマン》の登場以降は、これが制限化されるまで1800以上がラインとされた。~
もうひとつ、下級感覚で使える《サイバー・ドラゴン》に勝てるかという2100が分水嶺として存在している。~
しかし、それを超越可能な下級が一部のデメリットアタッカーのみと少なすぎるためにこちらの基準はあってないようなものである。

2100は《サイバー・ドラゴン》の数値。《天空騎士パーシアス》などの攻撃力が2100に満たない上級は非常に苦しくなった。~
2400は「」シリーズと《人造人間-サイコ・ショッカー》が基準となっている。~
2700は多くのデッキに搭載される《冥府の使者ゴーズ》である。~
尚、《月読命》禁止化に伴い下級モンスター上級モンスター共に守備力の低いモンスターも格段に扱いやすくなった。

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最終更新:2007年06月01日 17:34
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