オーブントースターの強弱切替スイッチを外部に付ける


オーブントースターというのは便利なもんだ。いろいろできる。
1000Wのオーブントースターがあるけど、数年前から上のヒーターの石英管が折れて、中のニクロム線がだらりと垂れ下がる状態。長く使っているのにほとんど掃除しないから中はとんでもない状態。

安いのがあれば買い替えようと思っていたが、これの良いところは強弱の切替があるということ。1000Wと500Wだ。弱はフライを温め直すときに重宝する。ものすごくうまい具合に揚げ立てみたいにカリッとできる。しかし、このスイッチが付いていると最低でも3000円ぐらい。付いてないと2000円であるのに…。
ところが、コーナンで1980円で900W、550W、350Wと、3段階に調整できるオーブントースターが売っていた。これは買いだろ!

きれいだ。3段階切替で1980円は値打ちもんだと思いきや、

確かにそうなんだが、550Wは上だけ点いて350Wは下だけ点いて、900Wは上下とも点く。
ウーーーン。ちょっと、いや、ちょっと違うんだよ。
上下とも点いて弱になるって設定は無いの?つまり、450Wになるのは。
残念ながら無い。やられた。それなら、前のオーブントースターのその良いところの機能を付け加えればいい。

これ、前のオーブントースターの中身。
ブリッジダイオードみたいなのはただのダイオードだな。20Aぐらいいけるやつだろ。これで半端整流して弱にしていたんだな。3段階の切替スイッチをつけるぐらいだったら、この方式を採用して欲しいところだったぜ。製造原価としては、そんなに変わらないようにも思うけどね。

せっかく分解したのでスイッチ、サーモスタット、タイマー、ダイオードを収集。ダイオードを使うよ。これは捨てるのは勿体ないね。

半田ごて過熱防止器と同じ回路です。上がスイッチ下がコンセント。ACのホット側をスイッチに入れるが、そのスイッチには並列にダイオードが繋がっているのだ。スイッチONで普通につながるが、OFFにするとOFFになるのではなく、ダイオードを通してつながる。

お菓子の空き箱に取り付け。蓋は簡単に開かないように透明の梱包テープで貼り付け。

スイッチONで900W状態。

スイッチOFFでダイオードを通した接続となり、半波カットで450W。
もちろんですが、550W、350Wも半分になりますから、6通りの切替ができるようになったというわけです。まあ、それは使わないだろな。
最終更新:2013年01月03日 01:08