新生デジタルのオートロック電子錠Shinsei21をS17に交換

2011年1月10日(月)
僕は、マンションの管理もしています。マンションと言っても小さくて新しいとは言えない。
2000年当時の話。
その頃からセキュリティーが重要視されはじめて、オートロックでないと嫌だという人が多くなってきた。
それが、マンション選びの一つの条件になってきたと言ってもいい。
しかし、新たにオートロックを付けるとなると百万円以上かかったりする。そんなことしたら家賃上げないとやっていけない。新しくないのに家賃なんて上げるのは良くない。
工務店の人にも相談していたけど、ガラスサッシの親子ドアに付けられるようなオートロックなんて見たことないし、いい方法はない。あきらめかけていたがネットで新生デジタルという会社を発見した。後付のテンキーオートロック補助錠だ。これを自分で付ければ何とかなる。と思ってShinsei21という電子錠を取り寄せた。
一応こんな感じで綺麗に付いているように見えます。しかし、この幅のサッシに付けるにはかなり無理がありました。でもまあ根性で付けて、10年ぐらいトラブルなしに頑張ってくれました。

室内側から見るとこんな感じです。室内ユニットの幅はサッシを大きくはみ出しています。それでも特に問題はなかったのですが1年ほど前からやや気になる症状が出てきました。これは閉まった状態ですが、なぜか閉まった状態になった後、サムターンが40度ほど開く方向に回ってしまうのです。鍵はかかっているので致命的な問題ではありませんが気になるし、もう10年も使っているんだからそろそろ取り替えようと思いました。

室内ユニットをはずしたところ。サッシの幅が狭いのでボルトは左側の2本しか貫通できませんでした。右側の2本は鉄板を固定しているだけのタッピングビスです。

サッシにあけた穴。右側は、ガラスがあるので貫通穴があけられない。

この度新しく購入したのはS-17という後継機種。これが2000年当時にあったならこのような狭い幅のサッシにも何の問題もなく取り付けられた。室外ユニットを室内の鉄板から3本の貫通ボルトで固定する。一番上のボルトは新たに8mmΦの穴を開けて取り付けました。

室外から見たところ。カバーが付いています。残念ながら下の方に2つのShinsei21の取り付け穴が開いていてそれが隠れません。仕方ないね。

アルミのテープを張って、目立たなくしよっと。

室内ユニットも取り付けました。もう日が暮れた。

これ、ストライクと言うらしいですが、室内ユニットの鉄の棒が、ガシャッとはまる金具。これの高さが付属のスペーサだけでは足りなくて5mmのベニヤでもう1枚スペーサを作りました。3枚合わせれば大丈夫。しかし、それに伴って付属のタッピングビスでは短かすぎるので長いタッピングビスを用意してそれで固定する必要がありました。

完成状態を室内側から。閉まったかどうかを磁気で判断するところが新しい。前のモデルは機械的なスイッチでした。
ストライク全体を覆うようなカバーがあれば見栄えはよくなると思うけどね。機能的には無関係ですけど。

室外ユニットのカバーを開けると照明がオシャレ。
S-17は、こういうガラスサッシの親子ドアにも何の問題もなく付けられますよ。しかも安い。

ここまでは1月10日の話。
ここから、2月1日(火)の話
Shinsei21の穴が隠れないので仕方なしにアルミのテープを張っていたのだが、この記事をご覧になった新生デジタルの人から先日電話があった。穴を隠す板があるということであった。見るに見かねて連絡をくださったのだと思う。早速その板を送ってもらった。厚さ2mmほどもあろうかと思われるしっかりしたステンレスの板である。重厚感があり、ヘアライン加工がきれい。

加工の必要はなく、室外側ユニットの下に挟むだけなので、10分程度で取り付け完了。本体と同じ幅なのだが、サッシの幅がそれより狭いのがよくわかってしまうかな。上の方はShinsei21の穴が開いていたわけではないので、はみ出さなくてもいいような気がするが、下とのバランスを考えて敢えてス上下にはみ出すように作られているものと思う。テンレス板が非常に立派なので古ぼけたアルミサッシには若干違和感があるかも。しかし、もちろんデザインも、保安上のことも含めて、アルミテープで穴を隠しているよりはよほど良い。

とにかく、Shinsei21を使っている人は、何の問題もなくS-17に交換できると思います。細かいパーツも含めてサポートは新生デジタルさんに相談すればOK。

交換でなくても、古いマンションでオートロックにしたいと思っている家主さんがこれをご覧になっていたら、S-17を取り付けてみてはどうでしょう。自分でやるとしてもそれほど難しくはないです。電動ドリル程度の工具と、日曜大工程度の経験があればできると思います。サッシの幅などの寸法などを測ったり写真を撮るなどして新生デジタルさんに問い合わせれば、取り付け可能かどうかなどのアドバイスがもらえると思います。
最終更新:2011年02月15日 22:32