コーヒー生豆焙煎機 ダイニチ カフェプロ CAFEPRO MR-101 のメンテナンス(掃除)

これは、商売道具。ダイニチのカフェプロMR-101。プロ用としては非常に小型。1度に100gほどしか焙煎できない。うちの店に2台ある。お世辞にもはやっている店ではないので1日にせいぜい400g~500g程度の焙煎。それを2台のMR-101でやっている。実は1台でも十分。2001年から9年間使っているが故障なし。丈夫に作られているということもあるが、数ヶ月に一度後ろのシロッコファンを中心に掃除しているのが結構良いのではないかと思う。逆に、掃除しなかったら壊れると思う。ただし、このページで紹介する方法は、メーカー(ダイニチ)公認ではなく、あくまで僕の我流なのでやってみようと思う人は、自己責任でお願いします。
正面。操作パネル。焙煎の深さを12段階で調節。できる。

右側面。上はチャフ?がたまる引き出し。チャフというより、豆の薄皮がたまるようにしてあるらしいがあんまりたまらない。下の引き出しから焙煎された豆が取り出せる。上の引き出しの周りが糠のようなもので汚れてきたらそろそろそうじすべし。

背面。ここにシロッコファンが付いていて、本体内部の煙などを排出するのだが、このファンが汚れやすい。。何年も掃除せずに放っとけば回らなくなって、絶対つぶれると思う。

ちょっとさぼってたので、半年ぐらい掃除してなかったように思うが背面を開けると案の定ひどい汚れ。焙煎で発生する煙のタールやら何か糠のようなものやらがファンの周りを中心に内部全体に堆積している。

ひどいね。これがファン堆積した汚れ。もう、このくらい堆積するとファンの機能を果たさないので、内部は加速度的に汚れてもう、壊れる一歩手前。

基盤の周りやコネクタにも糠状の汚れが付いている。赤色のコネクタがファンの電源で、これを抜く。

上蓋の触媒部分。ここも相当汚れている。

ねじ3本でファンのユニットがはずせるが、背面の板に引っ掛けるように取り付けられているので、無理やり引き剥がさないこと。少し上に持上げてひっかかりをはずすこと。

シロッコファンを取り出し、さらにファンの側面にある3箇所の爪を精密ドライバーなどで慎重にはずしてファンを分解する。

さらに、モーターにはめられている羽を外す。羽ははまっているだけ。少しきついが慎重に力を加えていくとやがて外れる。それにしてもこの汚れはきついね。もう少し早い時期に掃除すべき。

モーターの部分は水で洗えないけど、他の部分やチャフ取りケースや焙煎豆ケースなど、水洗い可能なものを流しに持っていってクレンザーや中性洗剤を付けて、たわしでごしごし洗う。油分はそれほどしつこくない。煙のヤニというのか、タールのような汚れなので見た目より落ちやすい。

まあ、10分でこのぐらいきれいになる。1時間かければピカピカになるだろうけどそこまでやる気がしない。最低限故障が避けられるだろうと思える程度きれいにすればいいじゃないか。

ファンは3つの部品に分けて掃除すれば、結構きれいになる。

この程度の分解では本体内部までそうじするのは苦しいが、最低限やるとすれば、まずチャフ取りケースのところから指を突っ込んでその上の辺の炭みたいなものやら石綿みたいに結晶化したようなふわふわのごみをできるだけ落とす。

豆の排出口にも同様に手を突っ込んでごみを落とす。ただし、あまり突っ込みすぎるとひっかかって手が抜けなくなる。やみくもにやるとエライ目にあう。

僕の掃除機は業務用というか、空気排出口にもホースを付けられるようになっている。そうすると、ブロワーになる。それで、本体内部の埃やゴミを吹き飛ばす。これは屋外でやる。もちろんコンプレッサーなどがあればそれに越したことはない。何もなければ刷毛や筆を動かしつつ掃除機で吸い取る。

こういう、炭のような、石綿のようなふわふわのゴミがたくさん入っている。

数ヶ月でも結構掃除のやりがいがあるほどにゴミが付く。だから、面倒がらずにまめに掃除しないと、壊れてとんでもない出費になる。転ばぬ先の杖。ごめんなさい、ダイニチさん。僕はこのようにしてほぼ10年間1度も故障なしで、買い替えの予定もありません。

最終更新:2013年04月16日 18:28