2010年12月28日頃?記入
実は、5、6年前から電気スタンドのスイッチが故障していた。押しボタンスイッチの接触不良。深く押さえた時に接点の金具が変形したようで常に押さえていないと点かない。いつも、鉄アレーをボタンの上に置いて点けている。5、6年間も。DIYが趣味のはずなのに情けない。そんなちょっとした修理を先延ばしにしてきた。取るに足らないほど簡単な事なのにやらないという、まことによろしくない傾向がここ10年ぐらい続いていた。
この、チャッチいスイッチ。見るからに壊れそう。

この、リン青銅板の接点金具が変形しているのだが、変形を直しても、ちょっとスイッチを強く押さえるとまた同じようになる。ちゃんとしたスイッチに交換するべき。

6Aまで切れるガッチリしたスイッチがパーツケースにあった。この日のために何十年眠らせていたのだろう。何のためにパーツをストックしているのか。僕は収集家ではない。使うために残しているはずなのにそれができていなかった。

元のスイッチのボタンの穴が大きすぎたので不細工ではあるがワッシャーをかましてスイッチを取り付けた。何と無骨な。せめて黒に塗って欲しいところだが、そういうことを考えるからなかなかできないというのもある。とりあえずやっつけでも鉄アレーを置くよりはましというもの。

裏の配線。両端の端子はボタンの中に仕組まれたパイロットランプの電源だろうと思う。そんなの使わない。

30分ぐらいでできる作業。どうしてそれがこの10年間できなかったか。それは、スタンドの後ろに見えるパーツケースがこういう状態になっていなかったからです。

パーツケースは牛乳パックで作った引き出しを、たくさん入れた棚です。スイッチだけで5つの引き出しにいろんなのが入っている。

ネジとかいろんな部品をたくさんの引き出しに整理して入れてありますが、実はこういう状態にできたのがほんの1ヶ月ぐらい前のこと。

10年ほど前に引っ越してきてから1ヶ月ぐらい前までこの屋根裏部屋は未整理の様々なもので足の踏み場もない状態になっていました。本当に文字通り歩くのにさえ苦労した。部品や道具がある事は記憶として残っているのだが、それを探し出すよりも新たに買った方が早い。ネジ1本でさえ、探し出すのに一苦労する。今年の春ごろ、どうしてもある種のネジを探し出そうとしていたら、手が滑ってネジ箱を落としてしまって、足の踏み場もない床にさらに無数のネジがぶちまけられて、「ああ、もう限界だ。」と思いました。それで夏ごろから片付けを始めました。今は何があって何がないか全部把握できています。そして、あるものはすぐに取り出せる。その当たり前の状態にするのに引っ越してから10年かかってしまった。今年いちばん労力をさいた事はこの屋根裏部屋の整理でした。

30分でできる修理も以前の状態なら、おそらくスイッチやワッシャやちょっとした工具を探すのに1日がかりになっていたと思う。これからはそういうこともない。これまで先送りにしてきた修理やちょっとした製作は、取るに足らないほどのことが多いのだが、塵も積もれば山となって未完了の感覚がどんどん膨らんできていた。これらを1つ1つ完了させていこうと思う。ハイ、完了!ハイ、完了!と完了のはんこをポンポン押すみたいに片付けていきたい。そうする事は、精神衛生上まことによろしい。
最終更新:2011年01月29日 00:20