業務用冷蔵庫の故障防止にサーキュレータを付ける

業務用冷蔵庫の故障の原因は多くがコンプレッサーのオーバーヒートによるロックやガス抜け。コンプレッサーというのはエアコンで言えば室外機。これの小さいやつが業務用冷蔵庫の場合は上に載っかっている。車のラジエターみたいにファンが付いていて放熱する部分のことを何故かコンデンサー(凝縮器)というがこれがコンプレッサーの近くにある。そこのフィルタに埃がたまっていたり、油で汚れていたりすると、放熱が悪くなり、オーバーヒートが起こる。だから、フィルターはこまめに掃除するのが鉄則。しかーし、フィルターをちゃんときれいにしていても壊れることがある。これは設置場所の問題。だいたい厨房というのは暑い。冷蔵庫が置いてあるところが隅だったりすると、そこに熱がこもる。おまけにコンデンサの位置は冷蔵庫の上だから暑いことが多いのでどんなにフィルタをきれいにしていても冷えが悪かったり、下手をするとオーバーヒートする。これを解決するのがサーキュレータ。

これは、2000円ほどの安物の扇風機のモーターの部分を取り出してコンデンサの上の天井に取り付けたってこと。こんなもん、すぐできる。

つけっぱなしでも大して電気代はかからないと思うし、冷蔵庫の負担が減る分かえって電気代が安くなると思うけど、休みの時や寒い時まで回したくない。それで、温度スイッチというものがあったので25℃ぐらいに合わせてそれ以上で回るようにした。埃が見苦しい。すみません。冷蔵庫の上なんてめったに掃除しないもんで。

まあ、こんな感じで回っているだけだが、おそろしく効果的。コンプレッサーが動いている時間が明らかに少なくなった。冷蔵庫の冷えが良くなった。業務用冷蔵庫の冷えがよくなくて困っている人、もし熱がこもりそうなところに設置しているなら、これはお勧めです。簡単です。修理屋さんごめんなさい。長持ちすると思います。実はこの方法、僕の近くの飲食店で結構流行っていて、ラーメン屋さんとか定食屋さんとか知っているだけで3店やってる。
最終更新:2011年01月13日 21:27