これ、気泡式のレベルメータ(水準器)を作っているところです。
何に使う?⇒電動ドリルの後ろに貼り付ける⇒垂直(鉛直)に穴が開けられる
というわけです。これはすごい発想。VICという人の考案。感心した。
VIC’s D.I.Y.
ところがこの水準器、しょうもないものなのに、割と高い(近所のホームセンターで700円ほど)ので腹立ったから作りました。
しかし、結構手間でした。
塩ビの管を切って、両端に硬質塩ビ板(1mm)を貼ります。
塩ビ管用の接着剤で。
但し!ここが大事。片方の板だけ、お玉の上に載せてドライヤーで熱して中央が少し膨らむ形の曲面にしておく必要があります。それをしないと、気泡が止まることがない。感度が良すぎて使えなくなります。

よく乾かしたら、(少なくとも1日。これをあせると白くにごる。)周りを金切鋏で切り取って、横の塩ビ管の部分に1mmぐらいの小さな穴を開ける。ここから注射器みたいなスポイドで液体を入れる。この液体は水はダメ!表面張力か粘性か何か知らんが気泡が動かない。僕はメタノール(燃料用アルコール)でうまくいきました。穴は塩ビ管用の接着剤を1滴たらしておけばふさがる。
それで、使用感ですが、僕はインパクトドライバの後ろに貼りましたが、慣れるまであまりうまくいきませんがだんだんうまく使えるようになってくる。初めは水準器を合わせる方に集中力が取られてなかなか穴が開けられないけど、そのうちコツみたいなのがわかってくるとこれはすごいもんです。今までどうしても斜めに開いてしまっていた長い穴が真っ直ぐ開きます。感動します。

後日談ですがこれを作って1ヶ月ほどになりますが、気泡が大きくなりました。つまり、アルコールが漏れているものと思われます。アルコールが塩ビの接着剤を溶かしているのかもしれません。いずれにせよアルコールを別の液体にするか、接着剤を変えないと実用には耐えないようです。(2011年1月14日)
最終更新:2011年01月14日 22:33