ロシア連邦の安全領域における国家統制の完全化に関する措置に関するロシア連邦大統領令
2003年3月11日付第308号
１．2003年7月1日から以下のことを行うこと。
- а）ロシア連邦連邦国境庁及びロシア連邦大統領附属連邦政府通信・情報局を廃止すること。
- б）廃止されるロシア連邦連邦国境庁の機能をロシア連邦連邦保安庁に移管すること。廃止されるロシア連邦連邦国境庁の国境軍、国境庁機関及び組織を連邦保安庁の構成に移管すること。
上記軍、機関及び組織の維持に割り当てられた財政資金、建物、施設、物的・技術機関その他の財産をロシア連邦連邦保安庁に移管すること。
ロシア連邦国境の防護及び警備を実施する国境軍及び連邦保安庁機関の統制の組織の目的において、国境庁長官たるロシア連邦連邦保安庁第一次官が指揮する国境庁をロシア連邦連邦保安庁に創設すること。
２．ロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁を創設すること。
ロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁が、その権限内において国家機関のための特殊情報システムの運営、安全、発展及び完全化の組織及び保障を実施する連邦国家機関であることを定めること。
３．廃止されるロシア連邦大統領附属連邦政府通信・情報局の機能をロシア連邦連邦保安庁、ロシア連邦対外情報庁及びロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁に移管すること。
廃止されるロシア連邦国境庁の国境軍、国境庁機関及び組織、連邦政府通信・情報機関、ロシア連邦大統領附属連邦政府通信・情報局軍の軍人及び文官は、しかるべき組織・定員措置の実施まで、再評定及び再任命なく、就任する部隊職務（職務）において、連邦保安庁の構成に入る国境軍及び機関、ロシア連邦対外情報庁及びロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁で軍務を行う（勤務を行う）ことを定めること。
しかるべき組織・定員措置の実施まで、上記軍人、文官及びその家族の一員に対しては、物的保障、特典、保証及び補償の現行の秩序が保持される。
４．ロシア連邦連邦保安庁、ロシア連邦対外情報庁及びロシア連邦連邦警護庁に、廃止されるロシア連邦大統領附属連邦政府通信・情報局の機能の再配分に関する提案を提出させること。
５．ロシア連邦政府に、以下のことを行わせること。
- а）本命令に従い、国境軍、連邦保安庁機関、ロシア連邦対外情報庁及びロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁の文官の定数を定めること。
- б）本命令に従い、廃止手続の実施を保障すること。
- в）ロシア連邦連邦保安庁、ロシア連邦対外情報庁及びロシア連邦連邦警護庁の提示により、2003年7月1日現在で、以下の組織及び財産の一覧表を編成すること。
- 廃止され、ロシア連邦連邦保安庁の管轄下に移管されるロシア連邦国境庁
- 廃止され、ロシア連邦連邦保安庁、ロシア連邦対外情報庁及びロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁の管轄下に移管される連邦政府通信・情報機関
- г）その規範法令を本命令に一致させること。
- д）定められた秩序において、本命例の実現と関連した会計、物的・技術その他の問題を解決すること。
６．2003年6月1日までに以下のことを行うこと。
- а）ロシア連邦連邦保安庁長官に、以下のものを提出させること。
- б）ロシア連邦対外情報庁長官に、以下の提案を提出させること。
- ロシア連邦対外情報庁に関する規程への修正及び補足
- ロシア連邦対外情報庁の軍人の定数の増加
- в）ロシア連邦大統領府及びロシア連邦連邦警護庁に、以下のものを提出させること。
- ロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁に関する規程の草案、並びにその機構に関する提案
- ロシア連邦連邦警護庁附属特殊通信・情報庁の軍人の定数に関する提案
７．ロシア連邦連邦保安庁、ロシア連邦対外情報庁及びロシア連邦連邦警護庁に、2003年5月1日までに、本命令へのロシア連邦大統領の規範法令の一致に関する提案を提出させること。
８．ロシア連邦政府に、2003年5月1日までに、ロシア連邦国境庁、ロシア連邦大統領附属連邦政府通信・情報局の連邦政府通信・情報機関及び軍の廃止と関連した連邦法案をロシア連邦連邦議会国家院に提出させること。
９．本命令は、その公布日から施行する。
ロシア連邦大統領
V.プーチン
モスクワ、クレムリン
2003年3月11日
最終更新：2008年02月16日 22:04
