アイテムの基礎知識
武器、防具、消耗品などのアイテムに関する基本情報。
アイテム共通のステータス
AC (アーマークラス)
アイテムの装甲を表す。
そのアイテムがダメージを受けた場合、まず装甲がダメージを受け止めてACが減少する。
DP (ダメージポイント)
アイテムのダメージへの耐久力を表す。
そのアイテムが壊れてしまうまでにどれだけのダメージに耐えられるかを示している。
重量
アイテムの重さ。
運搬能力を超えるアイテムを持っているとキャラクターの速度が低下するので注意。
さらにメックの場合は飛行できなくなったり命中率や回避率に悪影響を与える。
SF (スケールファクター)
キャラクターやマップの大きさの基準。
マップのマスで比較すると 2 の累乗で表される。
SF |
マップの比較 |
備考 |
0 |
2^0 = 1倍 |
人間のサイズ。 |
1 |
2^1 = 2倍 |
車やパワードスーツなどの小型メック。 |
2 |
2^2 = 4倍 |
一般的なメックのサイズ。 |
3 |
2^3 = 8倍 |
使用されない。 |
4 |
2^4 = 16倍 |
使用されない。 |
5 |
2^5 = 32倍 |
ワールドマップで使われるサイズ。 |
スケールが異なる敵と戦う機会はほとんどないが、もしそうなった場合には以下のような影響が出る。
- 攻撃の対象よりもスケールの大きい武器で攻撃した場合
- ダメージが増加し、命中率が減少する。
- 盾や受け流し、迎撃といった防御行動の多くを無視できる。
- 攻撃の対象よりもスケールの小さい武器で攻撃した場合
- ダメージが減少し、命中率が増加する。
- 追加効果による状態異常の多くが無効化されてしまう。
※スケールの大きな物に取り付けして使用した場合でもSF差は効果がある。
例えばSF2メックにSF1の武器や人間用の武器を取り付け(装備)してSF2メックを攻撃した場合でも命中率増加等の効果がある。
※人間用の武器をメックに取り付けた際にはスキルはメック用のものを使う点に注意。
$ (ドル)
アイテムの値段。
武器
DC (ダメージクラス)
武器のダメージの大きさ。この値が高いほど武器が与えるダメージは大きくなる。
武器の種類
その武器の種類。使用に当たって適用される武器スキルや対応可能な防御行動を決定する。
種類 |
説明 |
対応可能な防御行動 |
ECM |
迎撃 |
受け流し |
Gun (Ballistic) |
一般的な銃器。 |
可 |
|
|
Beam Gun |
弾薬を消費しないエネルギー銃器。メックの場合はオーバーロードに注意。 |
可 |
|
|
Missile Launcher |
ミサイル兵器。RNGが大きく、複数の敵をまとめて攻撃できるものが多い。 |
可 |
可 |
|
Melee Weapon |
白兵戦用の武器。 |
|
|
可 |
Energy Weapon (Energy Melee Weapon, EMW) |
白兵戦用のエネルギー武器。メックの場合はオーバーロードに注意。 |
|
|
可 |
RNG (Range)
武器の射程距離。射程距離は"RNG:3-6-9"などのように近 - 中 - 遠という形で範囲が設定されている。
"RNG:T"と表示されている場合、投擲武器であることを示している。
範囲 |
説明 |
近距離 |
最も当てやすい。長射程の武器ではこの値の半分より近づくと命中率にペナルティを受ける。 |
中距離 |
近距離よりもやや当てにくい。 |
遠距離 |
最も当てにくい。この値を超える距離には攻撃できない。 |
ACC (Accuracy)
武器の正確さ。正の値なら敵に当てやすく、負の値なら当てにくい。
大抵の武器のACCは 0 に設定されている。
SPD (Speed)
武器の装填時間。1ラウンド(60秒)あたりに何発撃てるかを示す。大きい値ほど次の攻撃までの時間が短い。
SPD 1 なら再使用までに60秒かかり、SPD 2 なら30秒、SPD 3 なら20秒で使用可能になる。
BV表記のあるBeam Gunの場合、連射すると装填には2倍の時間がかかる。
自分が撃てるより早く武器を装填しても意味がないので、俊敏スキルを高めておきたい。
BV (Burst Value)
武器の発射量。1回の射撃で発射できる最大の弾数を表す。
大量発射すればより当てやすく、より大きなダメージを与えられるが弾切れも早くなる。
***/***a
装弾数 / 最大装弾数を表す。
"5/10a"などと表記されている場合、10発入りの弾倉に5発装填されていることを示している。
属性
防具
キャラクターやメックがモジュールに追加で装備する装甲。
防具
キャラクターが装備する装甲。
性別で装備の制限がかかっているものもある。
追加装甲
メックが装備する装甲。
装甲が一層増えるため貫通に対して一段階強くなる。
追加装甲にはメック工学スキルで武器・移動装置・電子機器を内蔵することが可能。
メックのタイプで装備の制限がかかっているものもある。
盾
腕と尾に装備可能な防御用のアイテム。
キャラクター用の盾は白兵戦スキル、メック用の盾はメック格闘技スキルを利用して敵の攻撃をブロックする。
種類 |
説明 |
Shield |
物理盾。どの攻撃を受け止めてもACが減る。 重いが武器のインストールができる。 |
EShield |
エネルギー盾。エネルギー武器による攻撃でのみACが減る。 格闘・白兵攻撃をブロックすると攻撃した武器やモジュールにダメージを与える。 |
防御力
盾にだけ表示されている数値。この値が
- 盾ブロックの成功率にボーナス
- 盾を装備したモジュールに搭載された武器の命中率にペナルティ
として加えられるので、盾の防御性能が高いと武器の命中率が低下することになる。
ただし物理盾にインストールされた武器はペナルティを受けない。
※盾によるペナルティが胴にも影響すると長年思われていたがソースから確認できなかったため記事も削除とする。
移動システム
→
移動システムを参照。
各移動モードの速度を上げるためのアイテム。
ほとんどはメック用だが、一部のモンスターやキャラクター用防具に内蔵されていることがある。
モジュールに取り付けるか砲架に装備することで効果を発揮する。
ZoanoidやArachnoidは歩行とジャンプしかできないため、移動速度の向上は推力増幅システムが頼みになる。
名称 |
説明 |
効果 |
滑空 |
飛行 |
ホイール |
走行に影響。 |
|
|
キャタピラ |
走行に影響。タイヤよりも重たいが頑丈。 |
|
|
ホバージェット |
滑空に影響大。飛行にもわずかに影響。 |
75 |
10 |
飛行ジェット |
飛行に影響特大。滑空には影響しない。 |
0 |
90 |
アークジェット |
滑空・飛行ともに影響大。ただし値段が張る。 |
80 |
80 |
推力増幅システム |
滑空・飛行ともにわずかに影響。 全ての移動モードの全速運転時にボーナスがつく。 |
7 |
7 |
センサー
→
センサーを参照。
メック用のセンサーやジャミング装置の類。
スケールファクターは考慮されないため、RoverのC9センサーなどをSF2メックに換装しても問題ない。
極端な話、パイロットがセンサーを抱えてメックに乗り込んでも使えてしまう。
盾と同様に電子機器はメックの構成で最も上に位置するものが使用される。
複数積んでも加算されず、壊れたときのスペアにしかならないので注意。
メインセンサー
メックのセンサーレベルを上昇させる。
アクティブなメインセンサーがひとつもない場合、MV -1・TR -5・SE -8のペナルティを受ける。
照準コンピュータ
メックのターゲッティング能力を上昇させる。
電子対抗システム (ECM Suite)
敵の射撃武器(Gun・Beam Gun・Missile Launcher)を回避するための電子機器。
判定にはこれに加えて電子戦スキルが使用される。
電子対抗システムはスケール差による無効化を受けないので、もしもSF1メックに乗るのであれば必須のパーツといえる。
サイバーウェア